20.2点不満が。 1つ目は、エイズが治らなかった(発症を遅らせることができなかった)時代の話ということで、現代との乖離が感じられるところ。 2つ目は、アメリカの映画全般に言えることだが、黒人を描く際の欺瞞が気になった。 普段の映画では申し訳程度にしか出てこないのに(一定の年代より以前は、作品に登場すらさせてもらえない)黒人の存在を主要なテーマにおいた作品では、至る所に黒人が登場する。黒人が申し訳程度にしか出てこない作品と、黒人を主要な位置に置く作品では、作り手側の黒人に対する意識の違いもあるのかもしれないが、アメリカ全体として見るとそれはすごく歪であり、欺瞞である。 この、「普段は脇に追いやられているが、力がある側の都合で前面に押し出された場合には、不自然なほど登用される」というのは、アメリカにおける黒人だけではなく日本における女性の扱いにも共通する。この力がある側とは、言うまでもなく白人・日本人男性である。 力がある側はその社会において不自由していないので、ごく少数の人しか、不当な扱いを受けている側のことを考えないが、白人にしろ日本人男性にしろ、ここには挙げていないが不当な扱いを受ける者の傍で不自由していないが故に目をつぶっているような大勢の人たちが、少しでも自分が生きる社会の「弱者」について考えてくれれば、と思う。(自戒の念も込めて) |
19.差別と偏見がテーマのヒューマンドラマ。 弁護士役のトム・ハンクスとデンゼル・ワシントンが安定した演技を見せ、 終始落ち着いて鑑賞できたものの、ストーリーはもう序盤から誰もが予想できる流れ。 予定調和をこなすようにお話が進み、かなり優等生的な作りの作品だった。 取り立ててシナリオの粗はない代わりに、その分インパクトに欠ける部分はあるのかなと。 二人の役者さんはもちろん、内容もいい映画の部類に入ることは間違いないんだけど・・・。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 5点(2011-07-26 09:15:45) |
18.撮影時よりも格段にエイズに対する理解は進んでいると思うので、設定は少し古臭く感じます。アントニア・バンデラスが地味に脇役で出演していましたが、ホンモノのゲイに見えたりして。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-10-17 09:57:24) |
17.「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ監督ではないですか。トム・ハンクスの熱演は素晴らしいです。偏見は本当に恐ろしいものです。しかし「アカデミー作品賞を取っていない主演賞受賞作品は名作ならず」の法則で、まじめな良い作品だけれど、心に残るものというか、全体の印象がちょっと希薄なのが残念です。 【ジャッカルの目】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2010-08-14 09:14:24) |
16.再見です。もう少しメリハリの利いた内容かと記憶していたけど、案外そうでもありませんね。法廷のシーンがあまり見ごたえなかったのが残念。 【noji】さん [地上波(吹替)] 5点(2010-08-03 23:18:32) |
15.自分が持っている偏見を、残らず消すために、どのくらいの努力が必要なのでしょうか。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 5点(2008-09-05 18:54:54) |
14.音楽がよかった。ゲイ、エイズについて少し分かった。 【ホットチョコレート】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-06-04 12:52:07) |
13.ゲイ、エイズといったテーマなのでいろいろ考えながらの鑑賞になったわけですが、特にこれといってありません。トム・ハンクスの主演男優賞にも納得いきません。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 5点(2005-11-17 14:20:43) |
12.テーマは確かに重いんだけど、なんだかなぁ。アカデミー主演男優賞って、髪の毛切ったり、病的に痩せてみたり、青白い表情していれば取れるのかなぁ…。トムの演技より、バンデラスのあの愛する眼差しの方が、表彰ものだったんだけどね。 【銀次郎】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-09-23 22:28:07) |
11.よくまとまってはいるが、それ以上に心に訴えてくるものはない。つまり、その素材によって何を表現したいのかが不明確ということ。トム・ハンクスは、序盤はなかなか見せたものの、途中からはデンゼルばかりに大活躍を許しており、明らかに存在感が薄れている(バンデラスとの関係も、バンデラスの真摯で一途な演技に比べ、まったく同性愛の表現を行っていない)。そもそも、ラストがあのようになるのならしかるべき医学的描写を行っておくべきだと思うが、それもなされていない。法廷シーンも緊迫感なし。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-05-01 03:14:25) |
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10.見ながらイライラしちゃったんです(スミマセン、スミマセン)。これ、ぬるくないですか? 裁判も。なんでみんなあんなとろとろしゃべるんじゃ? カメラも練って練って狙って回りすぎ。そんなことばかり気になっちゃって・・・いや、響くところもけっこうあったので、残念なんです。 【ジマイマ】さん 5点(2005-03-11 23:50:51) |
9.エイズという病気に罹るとシミができるということを始めて知った。 【はりマン】さん 5点(2004-08-17 23:11:14) |
8.93年にエイズ(AIDS)と同性愛の二つの問題を扱った社会派ヒューマンドラマ。衰弱していく主人公が真に迫っていて見ていてつらいものがある。弁護士役にデンゼル・ワシントンが扮していたが、割り切って仕事してる印象が何とも冷たい。アントニオ・バンデラスがホモの役を熱演している印象が強くて、ちょっと怖かったな。これ、マジ入ってない?って感じで。興味深い作品なんだけど、人に薦めるには抵抗があるかもしれない。人には誰だって偏見がある。それを試されてる感じもしたから。ラストのホームビデオ風の回想シーンは映像がヤバイです!あのシーンだけ見ても胸が張り裂けそうになる。すごく映像の力を感じたシーンだった。中盤にあったオペラのシーンは個人的にはちょっと…引いてしまったクチです。 【yuua】さん 5点(2004-03-19 22:24:35) |
【ボバン】さん 5点(2004-03-02 01:52:59) |
6.うーん、やっぱりこの映画はイヤ。何もかも。HIVとエイズに対する偏見をテーマにしたこのヒューマンドラマも、制作に入る前、難航したらしいですね。そんなエピソードや役者たちの演技のうまさなどを考えると、ゲイやHIVへの偏見を減らすことに貢献した社会性の高さだとか意義は感じます。だけど、映画としてどうしても好きになれない。もっているメッセージには120%共感できるのですが、偽善性を感じてしまうのです。演出が情緒的過ぎる。だからかえって心に響いてこないんです。万人を感動させるのはもちろん無理ってもんでしょうが、差別を描いた映画でここまで感動できなかった映画は、個人的にはありませんでした。うーん、フクザツな気持です。トムは私にとり永遠のアイドルですが、そもそもこの役、彼に似合わなーい。全然、ゲイという設定にリアリティがないし、バンデラスと愛し合ってるようにはちっとも見えない。現在あれだけフェロモンむんむん発してるバンちゃんなんですよ、「愛」に真実味がほしいよ。差別を描くことに熱心でパーソナリティーをちゃんと描くことを忘れると、こうなっちゃうんじゃないだろうか? 点数の全ては、知性のほとばしっていたデンゼルへの点数です。 【おばちゃん】さん [映画館(字幕)] 5点(2003-08-31 22:42:40) |
5.エイズより同性愛に対する偏見のほうを強く訴えてるように思う。自分自身は同性愛者に対する偏見はないが世間からすればまだ残ってるししょうがないことだと思う。 【キット】さん 5点(2003-05-01 14:08:06) |
4.この作品が名作とも駄作とも云いませんが、同性愛が気持ち悪い、というコメントの書き込まれた日付けを見て驚きを禁じ得ません。今だにこんなことどうどうと云える人がいるなんて…確かにどう思おうと勝手ですけど、この作品のとおりあなたのすぐ側にも同性愛の人間は存在してるんですよ。言い出せないことの辛さを抱えている人が身近にいる可能性も、ちょっとの想像力があれば判りそうなもんですけどね。 【雑種天国】さん 5点(2003-03-27 21:57:20) |
3.遠い昔に見たんであんまり覚えてなかったんですが、えっ、もしかして、ハンクスの恋人のミゲール君って、バンデラスだったの?私には、「下睫バリバリの男はゲイ!」っていう確固たる偏見があって、絶対この人ホンモノだなって思ってたんですが...! 【ラッシー】さん 5点(2002-11-21 22:52:41) |
2.二人(トム/デンゼル)の演技は確かに素晴らしかった。でも、なぜかそれだけっだたような気が・・・。法廷のシーンもなんかいまいち緊張感がなかったような・・・。なんだろうな~。 【バケラッタ】さん 5点(2002-02-03 10:22:23) |
1.いやー、勇気がいっただろうなぁ、これを撮るの。エイズって薬害だとかで市民権を得た感があるけど、いまだ同性愛での感染は市民権を得ていない。当時ならエイズ自体、「忌むべき存在」だったんではないだろうか。そこを、きっちりと「同性愛」で描いたところがスゴイ。裁判で、「原因は違っても、同じ病で苦しむ気持ちは同じ」という証言台での言葉にうたれました。 【ちっちゃいこ】さん 5点(2000-08-08 22:52:05) |