【TERU】さん [DVD(字幕)] 5点(2023-11-22 21:24:48) |
23.「これはアメリカ人が認めようとしない事実である」とのナレーションに続き、インドシナ戦争からはじまる冒頭には大変に期待しました。ベトナム戦争の歴史的経緯を踏まえた、硬派で鋭利なドラマ作品になるのだろうかと。しかし、蓋を開けるといつもの戦争映画でした。冒頭のインドシナ戦争などは後の話にまったく絡んで来ず、あれを入れることで一体何を言いたかったのかがサッパリわかりません。本作はすべてがこの調子で、感動しそうな要素や思慮深い要素をとりあえず挿入してはいるものの、そのどれもが中途半端。「ベトナムさんも大変でした」という場面も本当に申し訳程度で、文句言われないように表面上はいろんな配慮をしているものの、本質的にはいつものアメリカ映画です。娘から「どうして戦争は起こるの?」と聞かれたメル中佐が、「ある国の人達がよその国の人達を殺そうとする時に、パパ達軍人がそれを止めにいくんだよ」と説明する場面にはガックリ。私はアメリカ万歳映画というものをジャンルとして認めているので、そのような作品でアメリカ万歳発言が飛び出しても特に気にはならないのですが、本作のように一応は中立的な立場を装っている映画でこのような発言が堂々と出て来ることには驚きです。アメリカさんというのは相変わらずなんだなぁと。軍人の家族の視点を設けたことも面白い試みでしたが、こちらも付け足し程度で特に感動はありません。奥さん達の場面は丸々いらないのではないかと、老けてマイケル・ジャクソンみたいな顔になったマデリーン・ストウのどアップを見る度に思いました。一方で戦闘シーンはド迫力でなかなか見ごたえがあり、メル・ギブソンも生まれながらのリーダー、生まれながらの軍人という感じでバシっと決まっています(銃弾飛び交う戦場で立ち話は男らしすぎますが)。後にキルゴア中佐が率いる部隊だけあって「ブロークン・アロー!」には血が燃えたし、気がつけばベトナム兵が鼻先まで迫って来ている場面も印象的でした。要らん配慮で作品のバランスを崩すくらいなら、戦闘に特化した方がよかったように思います。。。鑑賞後、冒頭のインドシナ戦争の意味について考えてみたのですが、インドシナ戦争でフランスを倒すという成功体験を積んだことで、ベトナムはアメリカと闘う腹を決めたとでも言いたかったのでしょうか? 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 5点(2010-01-21 20:48:33) |
【センブリーヌ】さん [DVD(吹替)] 5点(2008-08-29 14:54:56) |
21.この映画は金が掛かってるように見えました。戦闘シーンの迫力はすごいです。けれども、訴えかけるものがありません。戦闘の悲惨さと、アメリカ軍の英雄振りが、どっちつかずになってます。母国で兵士の帰りを待つ家族の描き方も中途半端。戦争映画にギャラの高い俳優は使っちゃいけませんね。 【shoukan】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-09-29 18:43:52) |
20.空からの爆撃頼みのシーンは面白かったけど、あまり感動しなかった。 【山椒の実】さん [地上波(吹替)] 5点(2006-11-26 16:04:29) |
19.皆さんの評価も結構厳しいみたいですね。 確かに、心に残る映画では無いと思います。やはり、テーマだとか手法などに新たな切り口がないからだと思います。 アメリカ人にとってベトナム戦争は国家としての大義みたいな物が感じられないから、「戦友のために戦った・・・」と言うことになってしまうんでしょうか? 4点としたいところですが、M.ギブソンに免じて5点にします。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 5点(2006-10-05 00:26:31) |
18.レビューを書く気は全くなかったのですが・・・。ベトナム戦争はアメリカにとって歓迎されない苦い思い出なんでしょう。始めは様々な兵士が「国や家族のため」(共産主義からの解放のため)と言われ戦地に赴き傷ついて帰ってくれば反戦ムードの中、冷たい仕打ちが帰って来た。では、戦場で死んでいった兵士たちはいったい何のために死に、何のために来たベトナムの人々を殺していったのか。戦場で一緒に戦っていた戦友のため以外、答えが無いのでは。仮に戦争自体を批判してしまえば自分たちがやった事は但の殺人行為である。その重荷を背負って一生過ごしていかなくては行けないほど彼らは重要な決定権を持ち得たのか。そして、それを経験していな私たちがとやかく言える事なのだろうか。前線の兵士たちと作戦本部にいる上司たちの描き方。ヘリコプターの操縦士が上司に拳銃を向けたエピソード。北ベトナム兵たちの描き方。アメリカ人が少しは何かを考え作ったものだろうと思える。決して「アメリカ万歳な映画」とは断言出来ないのではないだろうか。(とはいっても、かっこ良く死んでいくのは白人で炎に包まれたりするのは、黒人や黄色人種だったが・・・) 【蝉丸】さん [地上波(吹替)] 5点(2005-09-27 20:21:13) |
17.ベトナム戦争の映画は、アメリカ人以外には訴えかけるものは何もないと思いますね。これだけ戦争後に時間がたっているのにいまだにアメリカ万歳の映画があるっていうことは理解に苦しみます。もっとベトナムの本質に迫る作品を作って欲しいです。 【たかちゃん】さん [地上波(吹替)] 5点(2005-09-27 11:41:56) |
16.アメリカ軍は量より質のステーキ重。北ベトナム軍は質より量の牛丼といったところか。本作ではステーキ重が辛くも勝利したが歴史的に見ると最後には牛丼が勝利することになる。そしてその牛丼もソ連崩壊により廃れていくこととなる。ウム・・・・・今夜は久しぶりにステーキ重でも食べに行こうかな・・・クリス・クラインが出演しているからかデザートにはアメリカンパイが食べたくなってきたよ。 【膝小僧】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-06-10 23:12:48) |
15.とりあえず戦闘シーンの迫力は抜群。 相当金かけたなって感じ。それだけでも見る価値はある。 ただ最後は窮地を援軍が救うというパターン。 アメリカの戦争映画ね、結局。 アメリカやられっぱなしも可哀想だから前半大勝利で後半、というか最後でいいからベトナムの反撃にあってめちゃめちゃにやられるみたいな映画見てみたいなぁ。 なんか最後には勝利して見てるアメリカ人はそれなりに気分良く映画館から帰れますよみたいな感じの映画。 ってほとんどアメリカの戦争映画なんてそうだけどね。 まぁそれでも中身が良ければいいんだけどこの映画にはスト-リーなんて・・・。 ただ先にも言ったけど非常に戦闘シーンは凄いです。 ドンパチ好きは見てみましょう。 ただこれだけは言いたい。「山焼くなよ」 【たけぞう】さん 5点(2004-06-17 16:58:29) |
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14.そもそも戦争ってのは外交の失敗によって生ずる事象であって、戦闘に行く軍人やその家族は、任務とはいえ皆その失敗の犠牲者なわけです。娯楽系の戦争映画でなければ、何らかの「やるせなさや無常観(時には狂気)」みたいなモノがあって然るべきですが、本作ではそれがお得意の「家族愛」みたいなモノで包まれてしまって、中途半端になっている。じゃあ戦闘状態におけるリーダシップについてはどうか?現場監督のメルギブソンと会議室に閉じこもった敵方のスタイルの対比はあるものの、記者の登場や映像的なインパクト等の介入により中途半端な感じは否めない。皆さんが言うようにいろんな要素を詰め込み過ぎてメッセージがボケたような気がする。個人的には戦闘状態におけるリーダシップに絞って描くべきであったと思う。 |
13.なんかいろいろ欲張りすぎたかなぁ…って感じ。夫婦愛、家族愛、友情、戦争そのもの、ましては相手の家族愛まで…。それぞれ身にしみるものはあって良かったと思うけどね。ただ、ベトナム戦争の真実を伝えたかったんだろうけど、そんなものは色あせてしまうような詰め込みっぷりだった感は否めない。 【銀次郎】さん 5点(2004-01-21 03:13:38) |
12.無駄に戦闘シーン長過ぎない?あと奥さんがらみのシーンもいらないような気が。迫力あるけどちょいとテンポが悪いね。 【miso】さん 5点(2004-01-15 08:14:40) |
11.メルギブソン好きなので、かなり期待してしまったため、少なからず裏切られた気分。そこまでつまらなくはないが、最近の優れた戦争映画と比べると、どうしてもお粗末な感じ。見所はメルギブの「ブロークンアロー!」 |
10.やっぱ、「家族」の描写が中途半端ですよね。〔オオカミ〕さんと同じで、4時間5時間かけてでもちゃんと細かい描写があればいい映画になると思いました。ま、そんな長い映画観たくないですけど…。全身大火傷してヘリで運ばれた兵士がスゲー痛々しかった。 【きりまんじゃろ】さん 5点(2003-06-18 09:34:48) |
9.残って家を守ってる女達のほうが良かった。他の戦争映画とちょっと重なるとこありますよね。 【こゆ】さん 5点(2003-05-12 01:30:50) |
8.うーん・・・・映画の宣伝で「敵も愛のために戦った」って言ってる割には、そういう部分を描いているのはほんの少しだけ。結局、アメリカ万歳映画になっているような気がしました。 |
7.戦争映画はいやだなぁ・・・ベトナムもアメリカもみんな同じだなと思った。ここにもバリーペッパーでてるんかい!でもこの人って土埃で汚くなった姿にあうよなぁ・・・。 【お抹茶プリン】さん 5点(2003-03-02 19:53:16) |
6.ウインドトーカーズよりは良かった。国策映画っぽくなってるのはしょうがないと思うがその辺はさっ引いてみれば良い映画だと思う。欲を言えばもっとベトナム介入前の状況を政治的に説明して欲しかった。 【名無し】さん 5点(2003-03-02 16:01:50) |
5.映画としての出来は「ウインドトーカーズ」なんかよりも遙かに良いと思いましたが、映画から読みとれるテーマは最悪。皆さんの言葉を借りれば、これこそ「米軍万歳映画(徴兵推進映画)」でしょう。感傷的な音楽の垂れ流しや、おまけ程度のベトナム人描写で誤魔化そうったって、そうはいかない。悲惨さを追求した単なる戦場描写にも驚かない。大体、もうこーゆー中途半端な戦争映画を作ってる時代じゃない。「パール・ハーバー」の様に脳天気な大作映画にするか、「エネミー・ライン」の様に娯楽アクションに徹するか、「ブラックホーク・ダウン」の様に第三者的視点を堅持するかしなければ、映画として成立しない時代になってると思う。時代が違えば名作だったかもしれません、5点献上。 【sayzin】さん 5点(2002-12-22 00:24:10) (良:2票) |