1.世界の貧しい子供たちの悲惨さを映像で伝えるという観点でみれば、間違いなく成功している。
だけど、私はドキュメンタリー映画にそういったことは求めていない。
私は、娯楽性重視のフィクション映画はあまり好きではないが、ドキュメンタリー映画だけは例外で、娯楽性重視のドキュメンタリー映画が好きである。
そういう個人的な好みからみて、本作は少し真面目すぎる。
ドキュメンタリー映画『ゆきゆきて、神軍』を大好きな人は、本作を観ても楽しめないだろうし、逆に、本作を傑作ドキュメンタリーと感じた人は、『ゆきゆきて、神軍』にヘドが出るに違いない。