5.シャーリーズ・セロンがダメ夫から逃げて、働き始めた実家近くの鉱山でのセクハラ訴訟モノです。私の鉱山の男とは「保守的な反面仲間のために命を賭すことも厭わない義理堅い男たち」というイメージが『わが谷は緑なりき』で培われていたのですが、そんな祖先の墓に泥を塗りまくりの野郎共が女鉱夫にセクハラの限りを尽くします。そんな糞野郎共のなかで尋常ではないほど際立つ美貌のシャーリーズ・セロンが訴訟を起こし奮闘するのですが、『エリン・ブロコビッチ』のように訴訟にまつわるドラマの描きこみが薄く、物足りない鑑賞感でした。シャーリーズ・セロンの演技に+1で6点献上。 【さめがい】さん [地上波(字幕)] 6点(2011-03-14 21:01:55) (良:1票) |
4.多少の脚色はあるのかもしれませんが、これは作品の性質上過剰な脚色は控えられるべきだと思います。しかし中盤までに描かれる鉱山や町での出来事の全てが事実だとは信じられないほど酷い話でした。シャーリーズの演技と彼女と親、そして子ども達とのシーンはどれも素晴らしかったし家族の物語としても印象に残る作品でした。法廷劇としては随所に挿入される法廷シーンの一つ一つがあまりにも短く切られてしまっているのが残念ではありましたが最後の法廷シーンは素晴らしかった。スタンドアップ・・・いい邦題です。 【とらや】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-22 23:46:26) |
3.単に映画としてどうだったというよりも、この実在する出来事を知り得たことは自分にとってプラスであると思う。 【PINGU】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-12-20 05:19:58) |
2.以下、箇条書きです。法廷の部分がメインなところではないので、そもそもスタンドアップという邦題は誤解を招く。法廷がご都合主義に流れていっている感は否めないが、メインなところではないので、とくに気にはならなかった。残念なのは、シャーライズ・セロンの演技があまり見所がなかったこと。それを期待していたのに。Unionの集会も、「感動」場面はお父さんに持って行かれたし、法廷も弁護士にもっていかれてしまっていた。教師によるレイプの場面も別の若い役者によるものだし、Domestic violenceもあまり主張されてこない。シャーライズは、ストーリーテラーくらいの意味しかないような感じだ。もったいない。 【あまね】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-02-28 03:44:25) (良:1票) |
1.男女雇用機会均等の進んだ末の「セクシャル・ハラスメント」という概念の草創期に、男性社会の「慣習」改善に「立ち上がった」働く女性達の物語。カタルシス満点のサクセス・ストーリーや大袈裟に演出された感動大作ではなく、派手なのは出演者の顔触れだけという、非常に地味な社会派作品になってます。概念や理想がいくら素晴らしくても、無学で粗野な田舎者揃いの男性肉体労働者の巣窟に、何の対策も打たないで「現実に」女を放り込むというのは土台無理な話。この辺は極端なアメリカらしさが表れてます。極端であるが故に問題も極端に表れて、今日の世界的社会合意形成のきっかけになったと思えば、アメリカナイズも悪いことばかりではありません。そんな訳で、中々巧みにまとめられた脚本構成に、6点献上。 【sayzin】さん [試写会(字幕)] 6点(2006-01-14 00:06:00) |