1.華やかなタイトルとは裏腹に、けっこう残酷な愛の物語。時代性を考えると凄い作品なのでしょうが、最近の映画に見慣れてしまっているせいか、ただ普通のラブロマンスという感じでいまいちしっくり来ませんでした。チャップリン本人が出ていないシリアスドラマという点では、凄く新鮮な感じがして「観て良かった!」と思えます。それにしてもあのアドルフ・マンジューという人のほんわかとした顔は、役柄上嫌なヤツだとは分かっていてもどこか憎めない感じがしますね。それどころか彼が画面上に現れると妙に場が和んだような気さえするから不思議です。