7.イーストウッドが「硫黄島二部作」として2本の映画を作ったところを、リドリー・スコットは、どうしても一本の映画に収めたかったらしい。それならそれで、もう少しやり方がありそうな気がするのだけど・・・。ギャング側と刑事側の両側からその対決を描いた作品で、両者をことさらに対照的に描いて多層性を出そうとしているのかも知れないけど、もうひとつ噛合っておらず、いつになったら両者が絡むのやら、と少々待たされ過ぎの印象。両者がついに対峙した時に感じるべきカタルシスが、ちと弱いかな(エクステンディッド・エディションの方のラスト、劇場版ではカットされてるんだから本来どうでもいいのかも知れないし、ちょっと甘過ぎる気もするんだけど、それでもなお、本作の弱点を何となく補っているような気がしないでもなく)。クライマックスの銃撃戦は確かに凄かった、だけど、映画全体を通じてデンゼル・ワシントン自身にもう少し凄みが欲しかったですかね。終わりの方で、彼とラッセル・クロウがふと笑みを漏らすシーンは、ちょっとホロリと来たのですけれど、でも、そこに至るまでの過程がもっとしっかりしていれば、もっと感動できたんじゃないか、と。 【鱗歌】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2010-05-30 15:54:29) |
6.出来は良かったが、実話を映画で伝えるという感じで面白さや感動はあまりない。あと長いので少し疲れる。 いい人っぽい一面もありながら凶悪な部分もあるフランクのほうと正義を貫くわりに破天荒なリッチーの二人のシーンが交互に続いていくが、この主演二人の演技がとても良く、2時間半以上あるのになかなか飽きない。ただギャングスターと刑事の二人の姿のみを忠実に描いてて、盛り上がりには欠けてしまう。まあ下手に盛り上げようとすれば失敗すると思うけど。 個人的に思ったのは、フランクよりも汚職警官達のほうが悪だなって感じた事。悪が正義に、正義が悪になるような世の中にはなって欲しくない 【ラスウェル】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-02-23 00:02:41) |
5.長さの割には退屈しなかった.2大スター競演の大作にこの程度の印象,それも褒め言葉として使用しなければならない,これがハリウッドの現状なのかな.実話だからしょうがないのですが,どうせなら最後は豪快に蜂の巣になったほうがハリウッドっぽくてよかったんじゃないかな.それにしても,懲役70年の刑をくらっても15年で出てこれるんですね. 【マー君】さん [DVD(吹替)] 6点(2009-01-17 17:17:29) |
4.わかってるんです。非常にクオリティの高い映画だってことは。でも期待しすぎて見たことと、自分の感性が最後までついていけなかったことが残念です。この映画が分かるようなナイスガイになったらまた見たいです。 とりあえずデンゼルワシントンがカッコよすぎました。リッチーよりもフランク応援しっぱなしでした。 【赤紫】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-11-28 21:57:46) |
3.二時間半の長尺ですが、場面やカメラの切り替えでコロコロ変わる画面と、硬派な完成度の高さもあって、それほど退屈させられることはありませんでした。よくあるギャングモノほど血なまぐさくなく、ビジネスライクにドラッグを流通させていくギャングと言えないようなスマートなやり方には感心。 ただ、主演・脇役陣含め、人物像にはスポットが当たらず、キャラクターが薄く面白味がありませんでした。特に敵役のデンゼル・ワシントンには大物のオーラや手ごわさが感じられなかったのが残念(ラッセルと役どころが逆の方がしっくりきそうな…)。後半の展開はなかなか熱かったですが、個人的には全体的に渋すぎたかなと。 【すべから】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-10-12 01:01:15) |
2.対決という感じはあまりないのだけど、リアリティのある作品だった。2人の性格などが良くわかる演出も良かったが、全体的に盛り上がりに欠ける。 【ラグ】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-09-01 20:32:17) |
1.作りはいいと思うし、出演者はすごく豪華なんですけど、すごく地味なんですよね。アッと驚く展開がないのがいけないんでしょうか。デンゼル・ワシントンなんか、すごく良かったと思うんですけどね。主人公2人があまり交わらないのも、盛り上がりに欠ける原因かもしれません。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-02-20 23:43:20) |