7.それぞれの年代の一見なんの関係もないバラバラのエピソードが一つにつながっていくというのはとても面白いし、時系列の組み換えや演出のミスリードも映画的で良く、最後にストンと落とす終わり方もこの監督、原作コンビの映画らしくてすっきりしていていい。それぞれのエピソードはどれも面白く、中でも多部未華子と森山未來のエピソードは特に印象に残り、ここから一気に引き込まれた。物語のキーとなる「フィッシュストーリー」をうたう逆鱗のパートも普通にバンド音楽ものとしてよく出来ていて面白い。録音シーンを最初から最後まで見せているところなどこだわりを感じる部分も多く、B級臭さも確かにあるものの、全体的によく出来た映画で、佳作と言っていいものになっている。しかし、個人的には「ゴールデンスランバー」や「ポテチ」に比べて少し物足りないと思う部分もあったのも事実。ラストは確かにさっきも書いたようにうまいのだけど、そこへの入り方がやや唐突に思えたのも少し残念だったかな。見て数日経つのだが「フィッシュストーリー」のメロディが今も耳に残ってる。 【イニシャルK】さん [DVD(邦画)] 6点(2017-06-03 17:31:36) (良:1票) |
6.分かりにくい部分も多いが、最後にはまあ納得。B級っぽい映画ではあるが、そこそこ面白い。 音楽に絡めているのがいい。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2016-06-25 14:28:33) |
【マンデーサイレンス】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2015-11-02 22:45:35) |
4.原作の良い部分はそのまま生きていると思います。正義の味方のイメージは違いましたが・・複線があって繋がるタイプではないので驚きはないですが悪くないですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(邦画)] 6点(2012-12-12 17:07:41) |
3.原作はもっとおもしろいんでしょうか?この原作者の映画はどれも発想勝負で中身が軽いです。まぁそれでもそこそこに面白いんで観てしまいます。 【アフロ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-06-23 01:05:14) |
2.『フィッシュストーリー』って曲が世界をいや地球を救うそうだが、あんまり関係ないような。彗星が落下してきた時、逆鱗のメンバーはどこで何してんだか気になった。 |
1.伊坂幸太郎はもともと『パルプ・フィクション』のようなことを小説でやってきた人なので、彼の作品は非常に映画的だし、実際、原作小説よりも映画化の方が面白いことも少なくない。今回は『アヒルと鴨のコインロッカー』の監督ということで安心して観られた。オチは予想を裏切るほど凄いものではないが、「次はどうなるのか?」という興味を引き立てるには充分に機能している。「フィッシュストーリー(ほら話)」という名の売れないレコードが、いかにして世界を滅亡の危機から救うのか。いくつもの時代と複数の登場人物が交錯し、奇跡の結末へと収束していく様は何とも心地よい。 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-10-17 07:12:28) (良:1票) |