7.臓器移植とは人一人の臓器を、次の人に繋ぐこと。まさに命と命のリレーです。重たい題材ではありましたが、堤真一演じる当麻を筆頭に登場人物たちのキャラが面白くて、どこかコミカルなタッチの映画に仕上がっています。生瀬氏の悪漢ぶりなどは典型すぎて逆に笑ってしまうほど。 この物語で言う「孤高」とは、当麻の外科医師としての手腕ともう一つ、地位や金に惑わされず決して権力に屈しない、医師としての志の高さを言っていると思います。 でもこれにはちょっと物申したい。我々も大きな病気になれば、健康を取り戻すためには全てを賭けるし、執刀医にはまさに命を託すわけです。野本のような男が執刀医では大変です。(と言うか、彼は執刀医以前に人間としてクズすぎて論外でしょう) 患者の本音として言わせていただくなら、当麻の志の高さは決して孤高ではなく、これが医師たち全ての「標準」であってほしいと切に願うのだ。だから、私は彼の志の高さを孤高とは言いたくない。もちろん、彼の外科医師としての技術はまぎれもなく孤高でした、それは認めます。 そして、、その天然ボケもまぎれもなく孤高でした、それも認めます。 【タケノコ】さん [DVD(邦画)] 6点(2015-10-21 00:45:05) (良:1票) |
6.映画にするほどではないように思えるが,良いドラマを観たなという感じはしました.今更ですが,堤真一っていい役者ですね. 【マー君】さん [DVD(邦画)] 6点(2013-10-20 01:08:59) |
5.医療ドラマ風に見させてもらったけど、退屈はさせない作りではあったけど、それでもエンターテイメントに富んでいるわけではない。全般的にちょっとデフォルメも過ぎている。立派過ぎる医師、生瀬役の人は少し悪意に過ぎる存在にしてしまって逆にリアル感を削いでいる。 堤真一はとても上手く表現している。さすが。個人的に印象に残ったというか考えさせられるシーンは、余が息子をお別れして手術室に送り出すシーン。 【タッチッチ】さん [地上波(邦画)] 6点(2012-03-27 18:14:50) |
4.リアルの手術のシーンが多くて目をそらしてしまうことがおおかった。利権、名医、倫理、ロマンスのテーマの映画って多いですね。もうひとつはいりこめなかった。 【ホットチョコレート】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-09-25 12:27:23) |
3. いい話ですが、ちょっとスケールが小さいという印象です。当麻鉄彦がなぜあのオペを行ったのか、描き切れていない感じがしました。 【海牛大夫】さん [地上波(邦画)] 6点(2011-09-19 12:18:53) |
2.真っ直ぐ!久しぶりのド直球映画。 ベタで話はありきたりだが、夏川の日記ナレーションによる静かな語りが、堤演じるまさに孤高の医師そして医療現場での矛盾や不条理を上手く表現できている。 中盤以降の話はちょっと都合が良すぎるが、各人抑え気味だがしっかりした演技により、当麻医師の患者に対する姿勢に胸を打たれる。 奇をてらったり新しいことはほぼ無いが、それでも十分見応えがある良作。 【カーヴ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-02-13 13:43:12) (良:1票) |
1.こういうのは、作品の出来不出来というのはあんまり関係なく、ひとのために、ある明確で重要な目標に向かって、全力で事にあたる、個人、もしくは集団をまのあたりにするこということ、ましてや医療に携わるひとびと、なんかを見せられたひにゃー、ガゼン!燃えざるを得んね!また、題名でもある”孤高”というのはダメね!こういう人たち、こういう行いが”孤高”ではダメじゃん!こんなのあたりまえにならないと!大勢のひとたち、みんながこういう高次元な行動をとる、確固たる志を持って生きていく、というもんじゃないのか?”孤高”では困るし。すべての医療者が堤真一であって“普通”です。ましてや、コレの慶応大医の悪役は、これもう、医者以前の問題で、単なる”犯罪者”でしょうに。人間はこういう単純なモンではない。ということは観客みんなが解ってるので(あたりまえだ)、こういう、”ものがたりてき紋切り型”は非常に幼いでしょう。これで扱ってるすばらしい題材に反比例するように。 【男ザンパノ】さん [DVD(邦画)] 6点(2011-01-03 10:22:14) |