2.「自由」な「男」の映画ですね。話的には主人公がこれだけ町をかき回しておいて、何事もなく帰っていく結末は良くないんでしょうけど、この映画はそういう「話」の要素はそんなに比重を置いてなく、ただ後半のカーチェイスを描く為に「話」を創った、という感じ。追跡のシーンも色んな人のカーライフエピソードが挿入されてて、一瞬あれ?って思う場面がある。でもそれは重要な場面でなく、公道であれだけの運転すれば起きるだろう、色んな危険な場面を挿入している。面白かったのが、ヤクをやっている黒人6人組。ノー天気な彼らがカーチェイスの緊張感を緩めてくれます。この監督ハリッキー、生きてたら永遠の不良青年だったろうに。残念です。