1.前作が大好きだったので、2もかなり期待して観にいきました。結論から言うと、全体的にちょっと弱体化してる印象でした。前作は、マックイーンの心の成長や古びた街の再生という大テーマがあったので、大きな筋の上に乗っかって、笑ったり、泣いたりできたのですが、今回共感できたテーマはマックイーンとメーターの友情くらい。もちろん、エンターテインメントとしては間違いなく、カーズならではのスピード感、映像のハラハラ感は前作以上のすばらしさです。子供と一緒に楽しめる映画を見たい人には心からおすすめできます。でも、ピクサーの本当の良さは、すごくレベルの高い人間心理を描写しつつ、映像力やセンスで楽しませてくれる、ってとこにあると思うので、個人的にはすこし残念でした。笑いのレベルも、同時上映のトイストーリー短編のほうが高かった気がしてしまって…。