16.前作が道徳倫理をテーマにしていたのに比べると多少政治色が強くなった印象。国家権力や警察組織が正当性を持てるのは民衆の支持があるからであって、それがなくなれば「革命」が起きる。その意味では「正義」は常に相対的である。中国の警察が「正義」なのか否かを考えてみればわかりやすい。本作ではある種の「正義」の行き過ぎから生じた過渡的状況が描かれてはいるものの、どうも市民軍よりは警察隊の方が「正義」として描かれている印象がある。これは革命やクーデターはあってはならないという制作サイドの意思の表れなのだろうか。結局は、カオス的な状況は力業でエイヤとキレイに片付けられてしまって、メデタシメデタシになってしまい、ちょっと拍子抜けな部分はあるが、前作よりはマシな終わり方だったし、娯楽作品としては悪くはない。尚、TV版で40~50分程度はカットされたものを視聴したので冗長さは感じなかった。 |
15.迫力の映像とともにゆったり観ていると置いていかれそうになる慌ただしい展開、 徹底した抑圧やまさかの裏切りからの一発逆転の解放感には浸れます。 ただ、創り過ぎのようなストーリーからはエンタメ感は十分も響くものが… 【ProPace】さん [インターネット(吹替)] 6点(2021-10-23 16:38:57) |
14.前作は、深いテーマだったと思いますが、本作は薄っぺらいストーリですね・・・ まぁ、一連のシリーズが終わったことは良かったです。 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(字幕)] 6点(2020-05-04 22:50:46) |
13.前作の完成度が高過ぎて、どうしても見劣りしてしまう。スケールは壮大なんだけど、悪役に魅力を感じないのは致命的。ただ、前作以上に窮地に追い込まれるストーリー展開は目が離せません! もし、ヒース・レジャー演じるジョーカーが相手だったら、今作どんな映画になっていただろう。そんなifを想像するとゾクゾクします! 【たけたん】さん [インターネット(字幕)] 6点(2019-10-21 21:34:09) |
12.ノーランのバットマンは気楽に見れないから苦手。 とにかく長いので疲れるし・・・。 凄い迫力あるアクションも見所ではあるのだが、そこにカタルシスはなく、ただ「おおー!」って言いながら茫然と見ている感じ。 ラストは完結編に相応しい見事な終わり方だった。 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2017-09-07 21:05:33) (良:2票) |
11.C・ベールはオスカーを獲ったボクサーものの直後だったのかな。こっちは激ヤセだし、T・ハーディは「ウォーリアー」(あやっぱり格闘技ものだ)の後撮りなのかしら。筋肉ダルマみたいで、顔もはっきり出さないしトムとはわかんなかった。 ヒースのジョーカーという強烈なキャラクターが引っ張った前作には及ばないのですが、今作でやっと女優枠にキレイどころを持ってきたのが良かった。だってアメコミですやん。シリアスな心理ドラマじゃあるまいし、やっぱり”いかにもヒロイン顔”な女子の方が画的にすとんと落ちるというものです。ハサウェイのキャット・ウーマンぶりはM・ファイファーに劣らぬシャープな美しさでした。 【tottoko】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2017-03-24 18:27:20) |
10.バットマン3部作のフィナーレ。 今作も一辺倒な安物ストーリーではなくよく練られておりヒロインがキャットウーマンに代わり、さらにjoker不在の中、ダークナイトは今夜も健闘しておりました。 最後はヒーローモノらしい終わり方で。漫画のダイの大冒険を思い出しましたw クオリティを落とさずここまで3部作を作り上げたのはなかなかと言えるでしょ。全部長いけど。 |
9.このシリーズは全ていい出来だと思う。 ただし、今回はちょっと長めの印象が強い。内容も盛り沢山だし面白いと思うが、ちょっと子供向けに戻りつつあるような感じもある。また、前作が凄すぎたので、その期待値まではさすがに届かないか、という作品だった。 終わり方は良かった。妥当だと思う。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2016-01-09 21:16:37) |
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8.期待値が高すぎたのか、それほど入り込めなかった。後半にかけて盛り上がるものの、それまでが少々、退屈。 【Junker】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-06-21 16:08:51) |
7.中盤は死ぬほどつまらないです。町中の警官全員が地下に閉じ込められるってシチュエーションもムチャクチャっすね(笑)。「学校の屋上でサボって昼寝していたら、テロリストが校舎を占拠してしまった!難を逃れたのは自分だけ。さあどうする!?」ってな中学生の妄想と大差ありません。シリーズ通してほとんど「流血」シーンが無かったのも印象的です。マシンガンで蜂の巣にされても、血はもちろん服さえ乱れない(笑)。。単にレイティング対策かもしれませんが。 クライマックスの怒濤のアクションと、アン・ハサウェイ扮するキャットウーマンがこの映画の見所であり魅力。とくにキャットウーマンの活躍はもっと見たいですね。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 6点(2013-04-12 03:02:25) |
【miso】さん [DVD(字幕)] 6点(2012-12-06 20:31:30) |
5.最近、HNを「映画を女優で見る男」に変えようかなって思ってます。で、事前の選択ではスカヨハのあっちか、アンハサのこちらかと言えば、文句なしにこちらだったんだけれど、うーん、彼女みたいな眼が大きな顔ってあまりスリムになるとちょっと。もちろん、「ああ綺麗だ!」ってカットはないわけじゃないんだけれど少し期待外れでした。 後は、全くの門外漢、部外者としていくつか。 ・夢のエネルギー源って核融合炉を都市の地下に作るのがそもそも。お前ら東電か?w ・やっと地下から解放された警官隊、待ち構える刑務所から解放された囚人たち。さ、激しい銃撃戦かっ!と思ったらいきなり殴り合い(大爆笑)全編通して、アメリカ人ってつくづく殴り合いが好きだなって感じさせてくれる映画でした。 ・本部長さん、終始善人ぶってるけど、若いころはものすごく凶悪な麻薬捜査官だったんだよ。錠剤ぼりぼりくってくれないかなと思ったのは自分だけ? ・比較するのがそもそも根本的に間違ってると思うんだけれど、最近「シンドラーのリスト」見直したばっかなんですよ。で、この映画の悪人の街での暴れぶりを、あちらのゲットーや収容所での虐殺シーンと比較するとまるで迫力不足。史実の悪にまけちゃうフィクションの悪というのも。とほほ。つか、そういう比較なくてもほとんど「絶対悪」的な行動が描写されてないんだけど。w ・なんか足りないなってずっと見てたら、あの警官がロビンなんね。だったら素直にマスクかぶってよw 多分、アンハサが出てるんでDVD買うと思うけど、相当優先順位低いな 【rhforever】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-22 14:45:09) |
4.ついでに話題の作品鑑賞。前作でも感じたけど、やっぱりアメコミヒーローってのは「特別な存在」であってほしいな。スーパーマンは完璧。スパイダーマンはぎりぎり。本作のように苦悩しすぎのバットマンは・・もともと「超人」ではないだけにNGかな。 ★法にしばられずに自分の思う正義を貫くダークヒーローっていうノーラン監督なりのバットマンのテーマを追求した3部作だが、前作はヒース・レジャーのぶっ飛びジョーカーとの対決はそれなりに面白かった。今回の悪役はちょっと深みや凄みに欠けるかな。バットマンの悪役って結構キッチュな魅力が重要だと思うんだけど、あのクチのマスク以外は結構普通っぽいし。第一悪役の悪役たる所以がよくわからんストーリーだったし(結局何したかったんだ?)。 ★それとあのラストはちょっと卑怯じゃないかなあ。盛り上がるけど力技で無理やり終わらせたって感じ。 ★あ、そうそうどなたか指摘してたけど、そのへんにちょこちょこっと持ち出せる核融合炉とか、海の沖で爆発させればとりあえず陸地は大丈夫とか、そいう描写はもう勘弁してよ。 ★で、え、これで完結ですか?せっかくキャットウーマンもロビンも出てきてるのに。なんだかんだいいながら、期待しちゃうんですよね。この監督の作品。 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-14 23:36:42) |
3.編集が突飛すぎて笑えてしまった。明らかに繋がっていないシーン同士を“観客の想像におまかせ”とばかりに無理やり繋げまくる。諸々の問題もなんのその、派手なアクションと豪華俳優陣、最強の劇伴をぶっこみまくって成立させてやる! というノーランなりの美学を感じる。凡作というわけではないが、どうしてもダークナイトの遺産のおかげでもっている感は否めない。それだけ自分にとって前作は偉大だった。アンハサウェイの役どころとは何だったのか?ほぼ説明が皆無なので訳がわかりません。とはいえ、ラスト15分はさすがに圧巻。興奮した。 【j-hitch】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-05 20:55:37) |
2.どうしても面白いと思えない。なぜかは分からないけど、アン・ハサウェイの魅力だけではこの映画は持たないのではないだろうか。まとめに入ろうとする平凡さを感じてしまった。 【Balrog】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-05 12:23:32) (良:1票) |
1.空撮アングルですっかり平和になったゴッサムシティの全景が映される。 執事「ご主人様(バットマン)、なぜずっと屋敷に引きこもっているのです? ふたたび来る巨大な悪を待っているのですか?」 ゴッサムシティのいたるところで爆発が起き、火柱が上がる。 バットマンは、ゴッサムシティーが平和である限りは、活躍できないヒーロー(どころか英雄デント殺しの犯人)というのが皮肉だ。 混乱と秩序の対比、悪と善の対比は、本作品のひとつのテーマだが、 混乱=悪、秩序=善、あるいは、混乱=善、秩序=悪というシンプルな対応ではないのが面白い。 ゴッサムシティが荒廃しているときは、ヒーローが待望され、デント死後の平和な時代では、秩序が憎まれている。 ベインは悪役ではあるが、市民にも支持者がいる。 ベイン「権力者と金持ちをストリートへ引きずり出そう。われわれが味わってきた冷酷な世界へ」 というセリフに、市民が熱狂するのも納得できる。 たぶん、ゴッサムシティーとニューヨークを重ねてみるならなおさら。 2011年秋、ニューヨークのウォール街で「権力者や金持ち」の不当さに対する怒りを持つ市民たちによるデモが行われた。 2012年の映画なのだから、そのことを思い出さざるを得ないし、ベインのセリフ「シティは本当は市民のものなんだ」はなかなか魅力があると感じる。 【ことり式】さん [映画館(字幕)] 6点(2012-08-01 01:30:15) |