2.哲学に触れる際に避けて通れないのが自分の存在。
最終的にユングとフロイトを分かつのも自分の存在。
一人、「破壊的なぶつかりが創造する」という女性こそが
二人を破壊したのが痛快といえば痛快。
ただ、写実的な映像は無駄を省いた美しさをつかの間、くれるも
どうも人間的な魅力に乏しい。
実際の哲学者がどのようだったか分からないが、
哲学者だからこそ性欲なり学術的な抑圧なりに素直なのではないか。
その素直さを映画から感じることはできず。
ただ、言葉でやりとりして相手の深層とやりとりした(風)の後に
訣別する流れは好きです。