5.この映画はいったい何をやりたかったんだろう。「信じる事が大切」ということがテーマのようだが、それなら妖精を実写化せず、妖精が存在したかは観客の想像に任せるのが普通だろう(「34丁目の奇蹟」を見習え)。テーマがないにしてもこれは1種の伝記物なのか、本当に「フェアリー・テイル」なのかそれ自体も曖昧。素直におとぎ話にするならば、記者のエピソードは蛇足だろう。妖精というよりは新種の動物を見つけた子どもたちを取り巻く事件という見方もできると思うのだが、それではあのラストをどう解釈すればよいのか。美しい風景とアール・ヌーボーのガラス細工を思わせるような妖精はとても気に入ったのだが、ストーリーがどうにも中途半端。登場人物の行動は結構筋が通っている。母親が妖精を信じたがるのはなくなった息子の亡霊のようなものを信じているからだろう。フーディーニはこの時代の風潮を示す役割も果たしているのだろうが(ハーヴェイ・カイテルの存在感がすごい)、テーマが曖昧なのでイマイチキャラが活きていないのが残念。脚本だけでなく演出にも問題があるだろう。童話のように幼い子どもにもわかりやすいメルヘンチックな作風にすればもっといい作品になったと思う。 【マイカルシネマ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-04-06 02:53:15) |
4.この映画を製作した「アイコン」は、とあるスターさんの作った会社。そのスターさんが気に入った企画や小説を映画化しているのだが、いかんせん題材が地味になると、配給会社も配給を拒むケースがある。そんなときは、配給会社に電話してこう言うんだってさ。「わかったよ。僕も出るよ。」 【ジョーボブ】さん 6点(2003-05-31 21:33:58) |
3.フェアリーテイルの題名の次に大きくTrueStoryと書かれていましたけど、はっきりいってこんな話ほんとに実話なわけ?妖精はこの世にいたんですか?、、、、。なんだかあのラストはいまいちよくわかりませんでした。妖精は子供にしかみえないんじゃ、、、。 【あろえりーな】さん 6点(2003-05-09 22:39:57) |
2.<ネタバレアリ>少女にしか見えないと言う矛盾。しかし最後に妖精が登場するって言うなら話は分かるんだけど、何だか作りに不満でしたね。女の子がムチャ可愛いから許せる気もしますが。☆☆☆何処にでもいるもんです。特ダネが欲しくて人の家や心に土足で踏みにじる記者。しかしそのゴシップを取りだたし少女たちを矢面に立たせるシーンはなく、全編少女たちとその周りの“良い大人”たちの優しさに溢れた作品に仕上がっています。しかしそのことが一方で物足りなさを感じる要因にもなっている気が。もう一つの不満は、ラスト、死んだはずの息子が登場するんだけど、もし息子が現われるのであれば、それは母親の前に現われるべきではないのだろうか? その辺は実話と言うことで抑え気味の演出なのかもしれないけど。で、妖精って結局いたの? 【☆】さん 6点(2001-12-16 02:24:16) |
1.英国の田舎街には妖精が存在してもおかしくない程の自然が溢れているんですね♪卒論の題材に、シェイクスピア&妖精を選択した私なら必見の映画!と思って観たんですが、「知ってるつもり!?」の「コティングリー妖精事件」の回を見ていなければ、もっと純粋に楽しめたかもしれません…。 【トルーデ】さん 6点(2001-10-15 11:15:30) |