24.ベトナム戦争に従軍した1兵士の視点から、戦争の実態がリアルに描かれる。ジャングルでの過酷な行軍、疑心暗鬼、服従、裏切り、狂気・・・。さらに、村人の虐殺、焼き討ち、部隊内での殺人、誤爆などこれでもかというほど暗部を暴く。麻薬汚染はいかにもアメリカ的ではある。 製作当時のアメリカ映画としては異色の力作だが、過酷な戦場を描いたら(作品名を挙げるまでもなく)太平洋戦争を題材にした日本映画の方がはるかに説得力があるのではないか。本作と決定的に違うのは、日本映画の場合、物資の補給不足による悲惨な飢えが加わること。時には人食いさえも描かれる。その点は所詮アメリカ映画。エリアス軍曹が最後に両手を上げるシーンは神への祈りなのか戦争への怒りなのか?印象的な場面だが、このポーズでさえ「カッコつけ」に思えてしまうほどヒロイズムを感じる。 【風小僧】さん [CS・衛星(吹替)] 6点(2015-12-20 14:09:11) |
23.映像は戦争モノとしては傑出していると思うが、「エリアスとバーンズはいつの時代にも要る」というようなあまりに単純化しすぎた図式は逆にこの作品を浅いものにしてしまう。それよりは、インテリで富裕層のクリスが気が狂ったように殺人マシーンになり、バーンズを射殺するようになるその過程をより強調すべきだった。あれだけ豹変した彼が、帰還するときには人間に戻って「エリアスとバーンズは……」なんて落ち着いた表情で思索するのはどうも違和感がある。ベトナム戦争を忠実に描いたという点でのみ評価されるべき作品のような気がする。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 6点(2011-11-14 00:22:19) |
22.上映時間が短いですが、無駄がなく、過剰な演出を省いているところがいいと思います。そっちの方が本質が見えるような気がしました。 【色鉛筆】さん [DVD(字幕)] 6点(2010-10-03 15:53:35) |
21.歴史を後世に伝えていく手段として、映画はとても有効だと思いますし、実際勉強になりました。でも、それだけでしたね。いや、それだけでも十分に価値はあると思いますが、そこに感動要素があればなお良かったと思います。 【リーム555】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2010-04-08 20:06:12) |
20.重い。「戦争の狂気」がわかりやすく描かれているが、今見るとちょっと物足りない。 【すたーちゃいるど】さん [DVD(字幕)] 6点(2008-02-27 22:03:05) |
19.レイプシーンは今だに強く印象に残っている。 高校生の時に観たが、少々トラウマになっているかも。 【にじばぶ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2007-10-11 09:03:02) |
18.オリバー・ストーンのベトナム戦争三部作は、けしてベトナム戦争を通して「戦争」を語ったものではなく、この『プラトーン』も含めてあくまでベトナム戦争そのものとそれを指揮したアメリカという国を批判している映画だととらえている。それをあたかも反戦映画のようにとられて評価されているのはどうかと思うが、こういう監督の独りよがりな想いの詰まった作品というのは嫌いじゃない。もちろんテーマがベトナム限定の作品のため永遠に語り継がれるような普遍性といったものは希薄であるが、当時としてはかなりショッキングな映画であったし、メッセージ色が強いにもかかわらずじゅうぶんに娯楽映画として鑑賞できるドラマの見せ方をおさえている。デフォーが両手をひろげて崩れ落ちる有名なシーンは、そこだけが強烈にドラマチックでバックに流れる音楽とともに印象づけられる。くやしいけどこのシーンだけは永遠に頭から離れないような気がする。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2006-04-19 17:09:41) |
17.この時のチャーリー・シーンは確かに格好よかった。なのに、今じゃすっかりホットショットのチャーリーのイメージばかりが強すぎて笑うことしかできない・・・。 【ゆみっきぃ♪】さん [映画館(字幕)] 6点(2005-08-04 21:14:56) |
16.「反戦争」というムードは終戦直後に爆発的に高まり、その後産業発展を遂げる過程でそれはだんだんと薄くなっていき、そして近年ではイラク戦争やテロリズムの影響でまた高くなってきています。この映画が作られた'86年の時点では少なくとも日本のそういった反戦意識は正直薄くなってるときだったと思います(まあアメリカにはとてもタイムリーなトピックだったんでしょうが)。そんな時代に今見ても充分通用するほどの戦争の実態をここまでまざまざと見せてくれている映画があったというのはとてもすごい事だと思います。逆に言えば、こういった戦争の実態を描いた映画は最近では珍しくはないので、そういう意味でのインパクトはオレには多少弱かったように思います。しかしどうしても臨場感と言うかあそこまで狂ってしまう人間がいることが、ぬくぬくと生きてきてしまっている日本人の私達には実感が湧かないのが悔しいと言うか、なにか歯がゆいですね。戦争の現場がどういうものかも知らないので、自信を持ってこういう映画に対して発言もできないし、いくら何を語っても全て安全圏にいる者の「外側の」意見にしかなり得ません。この映画が出来てからもうすぐ20年になりますが、そろそろ日本にも国際感覚をもった人が増えてきて欲しいと思いますね。いつまでも外側のことでは済まないのですから。 【TANTO】さん 6点(2004-11-27 22:24:15) |
15.改めてみると、安上がりに創ったほころびを感じてしまう。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 6点(2004-10-25 13:35:24) |
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14.ウィレム・デフォーはなぜかこの手の映画に引っ張りだこですね.戦争ものとしては,そこそこのポジションかと思います. 【マー君】さん 6点(2004-06-29 19:46:03) |
13.いい役のウィレム・デフォー…、いつ裏切るか冷や冷やしてしまった。この映画を観てどんな感想を持てばいいのかよく分からない。戦争反対なんて当たり前のことわざわざ言わなきゃならない方がおかしいような。そっちの方が心の奥底では戦争を肯定してるような。でも現実に今もどこかで戦争が行われている。戦争はよくないと思ってる人がこんなに沢山いて、この戦争反対映画でオスカーまで取れちゃってるぐらい権力筋にも支持されてる思想が現実になってないのは何故なんだ。何故だけじゃ何も変わんないけど本当に不思議なんですよ。 最近テレビでやってたんで見直したら噂のジョニー・デップ発見。そのちょっと前にエルム街も見たばっかりで、余計に出世がうれしくなりました。 【PLANET】さん 6点(2004-06-13 18:15:19) |
12.ベトナム戦争。良く描かれています。でもちょっと古いかな?。//イラクとベトナムの違いを考えされられました-<ジャングルと砂漠>。でも、アメリカがやってることは同じようだな。末端では何が行われているのか?一体この世に”正しい戦争”なんであるのでしょうか。 【杜子春】さん 6点(2004-06-11 23:29:58) |
11.悪くないとしか言いようが無い、ほどほどの映画。想像を裏切るような展開も特に無く、いかにも常識に溢れたビジネスマン的な性格の監督だな、という感じ。「このシーンを見せたい」という気持ちが強すぎて、ややあざとく感じられるのが難。戦争の皮をかぶった社会人一年生物語。 【ラーション】さん 6点(2004-03-21 20:33:01) |
10.切羽詰った臨場感はこの映画が一番だと思います。 【亜空間】さん 6点(2004-01-12 12:23:16) |
9.一言で言えば戦争の狂気。映画の内容はともかく、この映画自体がオリバー・ストーンのルサンチマンの発露だと感じるし、そういう負のパワーの強さは評価する。ただし、こういう極私的映画というか私小説的なものを世界中に配給してカネ取ってみせるような、彼の心性が私には全く理解できない。そこまでして作りたかったのはわかるけれども、クリエイターとしてはいかがなものかと思う。 |
8.バーンズとエリアスの対立は、人と人の考え方での相違の対立を表す。これこそが戦争を物語っているのです。 【おはようジングル】さん 6点(2003-12-05 17:19:18) (良:1票) |
7.すごく戦争映画らしい戦争映画だと思いました。ベトナム戦争ものを1本挙げるとしたらこれかなぁと。個人的にはもうちょっと偏った感じの戦争映画のほうが好みかもしれません。 【るいるい】さん 6点(2003-10-06 15:49:31) |
6.ずいぶん昔に一回観たきり、ストーリーの詳細な記憶も曖昧、今後再び観ることもたぶんない作品。で、点数付けるとこんな感じ。 【じゃん++】さん 6点(2003-09-10 01:30:54) |
5.「ベトナム戦争映画」として見ると、やはり、アメリカ側の姿勢が強い映画ではあるが、「戦場映画」としては、傑作でしょう。 【sirou92】さん 6点(2003-08-12 05:00:54) |