2.あるパーティーで出会った男女が去年起こった出来事について回想していくという、正しく「去年マリエンバートで」というタイトルが指し示す通りの物語。発想は良かったのですが、余りにも前衛的というか実験的すぎる作品なのでイマイチ入り込むことが出来ませんでした。というかそれがこの作品の売りなので受け入れられなければ全く駄目なのでしょうが…(汗)。現在と過去、そして思い出が交錯していく手法は当時にしてもかなり斬新だったろうと思われるので、個人の好き嫌いは関係なく技術面は高く評価します。事実、音楽とカメラワークは超が付くほど素晴らしかったです。どうやら自分は完全にこの映画の招かれざる客だったようですが、いつかこの映画の良さが理解出来る日が来ることを願いつつ6点で保留にしておきます。それではまた来年!(何が)