35.ゲーム的な気分にしだいに「マジ」が入り込んでくるあたりが見せ場になるはずなのに、主人公が積極的に挑発してしまうので興を削ぐ。特定の誰かが仕掛けることなく、集団そのものの力学で事態が悪化していくべき。屈辱を与えなければならないという発想や、連帯責任の発想といった、人間集団の病理に迫れるところを、後半は既視感のあるB級映画の世界に逃げてしまった。個人の資質と無関係に状況から残虐は生まれてくる、って大事な話なんだけど。閉所恐怖症気味の人間としては、あの箱に閉じ込められるシーンがないといいな、と念じつつ見てたが、やっぱりあった。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 6点(2008-06-26 12:15:26) (良:1票) |
34.状況が人間を変えてしまうことの負の面を描いている。実験にしてはあまりに行き過ぎと思える内容で、終盤の展開などは特にリアリティを感じなかった。だが全編を通じての緊迫感は見ていて引き込まれた。 【もんでんどん】さん [地上波(吹替)] 6点(2008-06-03 14:46:10) |
【バムセ】さん [DVD(吹替)] 6点(2008-01-20 23:58:04) |
32.ぬぅ。。。 凄いとは思う。 ほんとにこんなになっちゃうの? でも、なんなんだろう。。。なんか違う気がする。 ただ、この映画の存在価値はあると思う。 しかし、つらい映画だ。。。 【とっすぃ】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-11-13 03:41:33) |
31.怖い映画。ラストのやりすぎ感が作品の現実味を弱める効果を持っていて、逆に救いになっていると感じました。元ネタのように死人も出ず、現実にありえそうなラストだったとしたら、見るに耐えない醜悪な作品になってしまったかもしれません。 【センブリーヌ】さん [DVD(字幕)] 6点(2005-08-04 03:42:50) |
30.観ている間も見終わった後もどことなく何か不満が残る作品でした。本当にあったことなんだろうけど、どこか非現実的に思えてしまう事と、へーそうなんだと思いたくないことが混ざってとても複雑な心境になりました。人間の心の中には正義感や責任感に相まって、圧倒的優越感というものを得たいという心理が芽生えるものらしいですね。これを見ていると。それは人それぞれ個人差があるのだろうけど、責任感が異常に強い人が、危ないんじゃないかなと思いました。この作品は、偶然そんな人が選ばれ、引き起こしてしまった事件なのではないでしょうか。それ以上はあまり考えたくないです。 【ホーラン℃】さん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-04-12 22:22:09) |
29.置かれる立場によって人格までもが変わってしまうことの恐ろしさ。集団ヒステリーの怖さ。権力を持った人間の傲慢さが描かれた怪作ですね。全体のトーンが暗くて、救いようのない虚しさだけが伝わってくるのが辛いです。そこがドイツ映画らしいといえばそうなのかな。 【オオカミ】さん 6点(2004-11-19 17:36:20) |
28.いかに今の自分の人格が頼りないものの下に作られているか、を教えられた。新興宗教の洗脳にも似ている。にしても実話に基づいてるったって、ほんとに助手の女性をレイプしようとしたりピストルで教授を撃ったり人が死んだりしたのかね?さすがにこの部分は演出ぽい。というかそう思わないと怖すぎ。 【あきんど】さん 6点(2004-10-16 00:13:47) |
27.期待せずに観たのでまあまあでした。実話と聞いてビックリ。いかにも映画的な設定だと思いましたので。中だるみするところも少々ありましたが、なんとか緊迫感は最後まで続きました。 【ぽじっこ】さん 6点(2004-10-09 17:41:16) |
26.”刑務所もの”として観るなら米映画ではホモ描写が過激なのが当たり前なのにこの作品はドイツ映画ということで結構控えめでしたね。ホモ=絶対悪の図式から行くと演出として看守役にホモがいて囚人役を犯すという行為があったとしたらさらなる嫌悪感が出たと思う。まあ実話なら過剰演出になるのでどうにもならないけど。 【tetsu78】さん 6点(2004-09-24 21:07:53) |
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25.実話だからこそいいのでしょう。人間が理性を失って壊れていく姿は見ものです。ただ、こんな悲惨な結末になったのはあの看守のせいでもありますが、看守を挑発した主人公でもあるため話の一連の流れを疑問に思った部分があるのと、あの彼女の存在が強引でもっと違う形で表現できなかったのかな。。と疑問に思ったので6点で。 【A.O.D】さん 6点(2004-09-23 22:55:55) |
24.「ここを出たらどうするつもりだ?」 「高飛びだ」の場面なかなかイケてます。 モーリッツ・ブライプトロイの洗練された身のこなしは、カッコよかったです。このような醜態を起こさないためのひとつの方法が、歴史を勉強し、同じ失敗を繰り返さないように心がけることだと思います。これは、宗教以上に強力な善を追求する行動となります。事実の説得力は、神を超えます。つまり、人間の感情は、少なからず人を間違った方向へ導くことがあるので、良心(自分)の声や他人の命令などに左右されず、歴史的事実の集合を分析した上で物事を客観的に判断していくことが、真の善に繋がるのではないか、ということです。こうした行動をとるのは、あらゆる人間関係が複雑に交差する人間社会では難しいですし、そういう判断を自分でしていくには、相当の修練を要するものだと思います。政治家は、これで飯を食っているのだから、しっかりしてもらいたいと思うとともに、真の善とは実は時の経過が教えてくれるという難しさがあり、その時点の世論と反対の判断をした場合、それを押し通していくのは難しく、歴史の失敗は政治家の責任のみではなく、大衆にも少なからず責任があるのではないか、と考えさせられます。そういった意味で大衆の一員である個人一人ひとりが良い判断をしていくことで、大衆による間違いを減らすことができるはずなのです。しかし、個人レベルの判断はないに等しいとされ、多数決により物事が決定されていく現代社会…。民主主義社会は、本当に良いものなのでしょうか、そして本当に良い方向を見定めることができるのでしょうか…。アフリカの原住民社会では、老練の村長により重要なことには判断が下されていきますが、実はこれがベストなのではないか、と…。題材として深い内容を取り上げており、お堅いドイツらしい、戦争で失敗したドイツらしい作品だと思いました。 |
23.もうたくさんの人が書いてますが、主人公とあの女の人のエピソードは蛇足です。でもあれがなくて、ずっとあのテンションだったら、ちょっと耐えられないかも…。全編で被験者たちをモニタリングしてる感覚でした。 【カフカ】さん 6点(2004-06-21 23:16:25) |
【患部】さん 6点(2004-05-06 15:54:24) |
21.それにしても人間って、こんなにもいきなり豹変するんですかね。人は心のどこかに常に冷めた部分を持ってるもんだと思うんですけど、心全体をあっという間に「ごっこ」に支配されてしまうとは…。有名な「監獄実験」がベースになっており、実際もそうだったとしても、にわかには信じられない内容です。「ごっこ」でこうなってしまうということは、スキャンダラスなイラク人捕虜の虐待なんて当然のことなんでしょうか。そして実際の刑務所に於いても…。いやぁ、怖い怖い。…しかし映画として面白いかと問われると、個人的には全てが唐突に感じられて、かなり微妙な印象でした、6点献上。 【sayzin】さん 6点(2004-05-05 00:03:16) |
20.私はアメリカの実験からこの映画を知ったので、映画を見ている間中いくらなんでも演出しすぎだろ!の連発でした。とはいえ見た後三日ほど『無知は罪』という言葉があたまをぐるぐると。 【私目安】さん 6点(2004-02-27 01:24:06) |
19.「実際に行われた実験」をもとにしたと宣伝で謳っていた割には、現実味がありませんでした。もちろん、映画が現実通りである必要はないのですが(それだとエンターテイメントにならない)、フィクションとして「現実味」をもたせるのは重要でしょう。人間が狂気に走るばかりでは、娯楽・ホラー映画としてはイマイチです。 【IKEKO】さん 6点(2004-02-08 00:28:39) |
18.面白かった。人間は怖い。その人間が人間であんな実験を。ただ、あの恋人の話が所々でてきたけどあれはある必要はあったのかな。ラストもなんかほのぼのしちゃって気に入らない。CUBEと比べちゃうとこっちの方が好き。 【YU】さん 6点(2004-01-24 03:27:38) |
17.もともとの原因は全て主人公なのでは‥。でも、色々考えさせられる映画だと思う。 【あしたかこ】さん 6点(2004-01-09 11:33:08) |
16.実験者の怠慢ぶりといい、監守役のサディストぶりといい、また囚人役のじっとしてられない性格といい・・。この映画の登場人物は皆いかれてる。 【BAMBI】さん 6点(2003-12-31 13:22:20) |