2.死神と自分の死をかけてチェスをする騎士。そしてチェスに勝つヒントを見つけるべく、道中色んな人たちと出会っていくという話。とてもストーリーはシャープなテンポでとてもイイです。主人公が道中、いろんな経験をして成長していき、最後死神に勝てば、とても分かりやすい面白いロードムービーだったと思います。でもそうはならないのが、神についての考察を深めていったベルイマン風のようです。最後の列をつくって死の行進をしているシーンもそうですが、センスあるシーンが多く、とても映画的だと思います。ただ十字軍や疫病の多かったころのヨーロッパの知識があれば、もっと理解が深められたのかなとも思いました。浅学非才の自分にはこの映画に高得点を与えるのはちょっと恥ずかしかったので、この点数で。