4.うーん、萩原くんの演技力には本当に驚かされる。うまいなぁ。 悲しい物語ですよね。確かに。 自分は名取裕子さんが良かったです。 【mitsuo@】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2012-10-19 23:27:44) |
3.長編推理ものは映画には向かないんではないか、とつねづね思う。清張ものでもいいのは『張込み』とか『影の車』とか、すべて短編の映画化で、長編原作のは緩いでしょ。連続テレビドラマ向きなんだな、長編は。推理ものには「説明」の部分が必要で、でもそれを徹底するには言葉に頼らざるを得なくなり映画が死んでしまう、それを抜くと、観客は「…ということなんでしょうなあ」という曖昧な気分のまま映画館を出ていくことになる。これは後者で、現在と過去とが同時進行で描かれる暴力シーンで映画的に何となく説明したことになっているが、曖昧。でもベストセラーの映画化ってこうなるの多い、読んだ人だけを対象にしてるのかなあ。映画ならではの緊張は、終盤の事情聴取に対して、前を向いたまま微動だにしない小林稔侍のカット。萩原聖人が無垢の気味悪さをよく出していた。彼が山に行くまでを、列車の切符を買うとこから丹念に追っても良かったなあ。 【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 6点(2010-04-06 11:56:06) |
2.サスペンスとしてはなかなかの見ごたえ。様々な事象が天と線で繋がってゆく展開はスリリング。バイオレンス描写も鋭く、特に自らの罪を消し去ろうと目の前の敵に闘争本能を剥き出しにする小林稔侍のファイトはかなりカッコイイ。警察側のゴタゴタは明らかにいらないでしょう。水沢の行動にもいまいち説得力が感じられないことが多く原作を読まないと理解できないのかも。 【8bit】さん [ビデオ(邦画)] 6点(2009-01-24 15:12:18) |
1.凶器不明の猟奇殺人事件を追う刑事ドラマ。所轄の違いやら、捜査を妨害する圧力やら、それなりに濃厚な物語が展開されるのだが、真相が明らかになるにつれて、実にくだらない裏事情が露呈され、興醒めしてしまった。というわけで、急遽犯人側の視点で物語を追ってみたところ、意外にドラマチックなので楽しめた。名取裕子の濡れ場とか、ちょっとハードでいい感じだし、ラストも感慨深い。 【もとや】さん 6点(2004-03-26 00:38:45) |