1.シリアスですが、悲惨な話にはなっていなくて、なかなかいい。原題も邦題もいい、という稀有な例かも。但し、原題がわるくないのに、なぜあえてオリジナルの邦題をつけたのか、ということが理解に苦しみます。おそらく老人介護の話などを面白がる若者はいないだろう、これは主人公と同じ40代の女性でないと共感を呼ばないだろう、という読みだったのでしょうが、そういう「決めつけ」が、呼べる観客をかえってせばめてしまっていることに、いい加減気づけよ!と腹立たしい思い。見ているさいちゅう、有吉佐和子の小説「恍惚の人」を思い出しましたが、どうやら思い切りパクっているらしいですね。うーん・・。