19.原作の評判からシリアル・キラーによるきつい残酷描写があるのかもと思って、これまで観るのをためらってきていました。今回、Amazonプライムで無料だったため、意を決して挑戦してみました。これ面白かったです。これは、現代アメリカ社会を風刺した寓話ですね。不条理と言えば、不条理ですが、そこも含めて後味を味わいたい映画と思いました。 【えぴおう】さん [インターネット(字幕)] 7点(2017-07-31 12:29:25) |
《改行表示》18. リベリオン以来のクリスチャンベールのファンである自分はマシニストで 驚いて以来再度驚愕を覚えた。 内容的に猟奇的殺人を期待しても結局 チャチにしか表せないのはあのラストにて理解できた。 彼にとっての衝撃告白が いったいなんだったのか...。 サイコ。 こういう感じがサイコなのでしょう。 【Jane.Y】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-15 16:12:42) |
17.空虚。ストーリーなんてないようなもの。でもかなり意図的。「ドーシア」の予約を取った後カメラが思いっきり引いてベールを映してるけど、生活観のない広い部屋の中にぽつんといるベールがすごく空虚に見えたりする。表面的なスマートさと乏しい実体の乖離、これこそが描きたかったことだから割と許せるかな。もう、うざったいくらい見た目は念入りに仕上げるけれど・・・モノローグでは「自信を持てる自分自身がない」とか言っていたけれど、押付けがましい親切とか音楽についての演説じみたウンチクとか、自分より他人の感情を理解できないっていう方が近いようにも思う。空虚な時代に生きている空虚な人間の物語。でも我らが(笑)ベールのおかげで内省的な部分が加わったのが良かったかな。作中ジェネシスの曲かかった時はすごく懐かしくて感動した(笑) |
16.主演のクリスチャン・ベールも含めて映画世界全体に漂う不気味なまでの清潔感がこの映画の精神的な歪みを象徴しているようで良かった。全体的なテンポの悪さは感じるが、ラストの顛末も含めて非常に作りこまれたサイコサスペンスであったと思う。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2003-12-16 21:44:30) |
15.ある意味恐い映画でした。こういう虚栄心が、どこか他人事に思えないような気がして、気楽な気持ちで見ることが出来ませんでした。消化不良気味のところもありましたが、面白かったことは確かです。 【マーチェンカ】さん 7点(2003-10-18 14:17:57) |
14.「ヘイ、ポール!」あのシーンが忘れられない。。いきすぎた物質主義、ブランド思考を引いて見れる今だから笑えるけど、今だって、誰の気持にも虚栄心や焦りはあると思う。ペイトマンはいつから、あそこまで病んでいったんだろう。気持悪い男だなーって思って見てたけど、sexしながらポーズをとってるシーンは、病んでるとかバカバカしいも通り越して、哀れで悲しかった。 【ウメキチ】さん 7点(2003-10-13 18:49:54) |
13.血が沢山出るのは苦手なんですが、予想以上に面白く?悲しい映画だった。ヤンエグが世の中を動かしていた時代、彼らは自分の価値観が全てであり、自分の美意識に生きていた。誰もが仮面をかぶり心の中では悪魔が出番を待っている。ヤンエグは随分死滅したが心の中の悪魔は世界中に伝染しているのだろうか。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-08-06 20:03:48) |
12.ブラックすぎるきらいはあるけど、心理の深層の巧みな描写とエピソードは、きっと共感できる人いっぱいいるんだろうな。でもなんかせつない。せつないのと同じくらいに不快さも高いんだけど。 【SHU】さん 7点(2003-07-15 16:23:06) |
11.画面全体の妙な清潔感が逆に不穏な空気をあらわしていて良かった。スタイリッシュな映像世界がこの話の性質に非常にマッチしていたと思う。ラストのオチも主人公の精神のゆがみを感じれて良かった。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-06 01:45:19) |
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10.仁太夫さんの考えとほぼ同じです。見たくてもいつもレンタル中だった。忘れたころにふと目にとまった。名刺の字体ってそんなに気にするのかなあ。彼は仕事そっちのけだけど,仕事しなくてもいい立場なんだろうか。彼の妄想じゃなくて,だれも,そんなに他人には詳しく関わらないものなのさっていう話かなあとも思った。探偵のデフォーっていうのもうさんくさいしさ。ビルの警備員を殺しちゃうとこなんかは妄想なんだろうなあ。あ,よく分かんなくなってきた。 【蝉丸】さん 7点(2003-02-03 22:05:49) |
9.これが“主人公の欲望(妄想)だった”ってオチだと仮定すれば、クロエ・セヴィニーが主人公のノートを捲るシーンが泣けてきます。 【イマジン】さん 7点(2003-01-24 19:43:03) |
8.原作を読んでないのでそれがこの映画の監督自らとった手法だかどうか分からないけど、ベイトマン本人の視点から物語を紡んでいく事で、この映画を観る人にも現実と妄想の境界線を見失わせる、という点においては見事に成功していると思う。その中で時折覗く(と思われる)真実の言葉は、実は映画冒頭に出てくる「(自分達に必要な行動は)若者の物質主義を抑える事」という虚無なアイロニーの中にある、なんて2回目を観て思ったりしました。80年代のウォールストリートと90年代のシリコンバレーにはこんな人間だらけだったのかと思うと怖いね(だからアメリカンサイコって言うタイトル!?) |
7.最後の5分まではブラックユーモアのコメディー。「ぷっぷ。」と笑う程度だけど、その位が逆によかった。ただ、最後に弁護士が言ったことが本当に真実なのか?もし真実なら、探偵がポールの行方を探していたのはなぜ?いろんな「?」が頭の中でいっぱいです。見終わっても楽しめる映画ですね。 【おか】さん 7点(2002-10-04 22:27:40) |
6.現実と妄想だったんですねえ・・。私ももう一度見ようと思いますー。 いろんな意味で、この映画って楽しめますね♪♪ 【こゆ】さん 7点(2002-06-01 01:26:06) |
5.狂ってる。実に狂ってる。最近の少年犯罪とはこういった感覚なんでしょうね。些細もない事で怒りを感じ、それを抑えられず殺人にまで至るが、そこに罪悪感はない。このナルシストな青年は作り話ではなく現実の問題のように感じられた。ネタばれになりますが、ラストは妄想だったんだろうか、どちらとも取れる意味ありげなエンディングが余計に不気味さを増してます。妄想だとしても壁を乗り越えてしまった男は空想と現実の区別がつかず、殺戮を繰り返すことでしょう。おーこわっ。 【しんえもん】さん 7点(2002-02-04 01:04:36) |
4.何故でしょう?観終わった後に漠然とですが、記憶に残っているさまざまなシーンが気になるんですよね。主人公のシルエットをワザとぼやけさせた不安定な存在、物質的(表面的)な事にしか興味を抱けない悲しさや恐ろしさが実に巧妙に作られていました。娼婦とのセックスでポーズを取ったり、名刺交換に執念を抱いたりと本人は至って真面目なところが笑えました。クリスチャン・ベールが見せる表情の数々には驚愕の一言です。 【さかQ】さん 7点(2002-02-01 21:43:43) |
3.クリスチャン・ベールがカッコ良すぎ!普通の満足感では飽き足らず、下らない競争に逆上し、犯罪に走る事で欲求を満たす主人公。普通なら不快感の残る作品なんだろうが、皆さんのおっしゃる通りテンポが良く、至る所にスタイリッシュで、何故か笑える。80年代のバブル期を面白おかしく(決してコメディでは無いはずだが・・・)風刺した作品です。俺ももう一回見ようと思います。 【DEL】さん 7点(2001-09-13 17:05:19) |
2.名刺バトルとか3Pのシーンとか笑った~。意外にも良質などぎつい風刺コメディーに仕上がっていたと思います。この本が出た当時、アメリカでも相当話題で日本でも早く翻訳されないかな~と発刊されてすぐ飛びついて読んだんですが、すごいボリュームと、ライフスタイルにまつわるウンチクと殺人描写のオンパレードに辟易したのを覚えています・・・。映画はテンポよかったし、見た目的にもセンスよかったと思います。ロバート・ロンゴの絵、ヤッピーブーム、ソーホーのブレイク、肩パッドの大きな女性の服…30年代中盤以降の人には「あ~あったあった」と思うようなキーワードが鏤められてる映画ですね。ネルズなんて今では観光客でも行けるクラブだけど、当時はトレンディーだったのねぇ、なんて感慨にふけったり…。殺人シーンは原作の方が荒唐無稽なんですが、映画は全裸チェーンソー持って疾走シーンという映像ならではのダイナミズムを活かしてたと思います。それにしてもケヴィン・スペイシーといい、イギリス俳優が「アメリカン~」ってのを演じる風潮があるのが面白いですね。 たあった」と思うようなキーワードがいっぱい 【エイプリル】さん 7点(2001-05-21 12:00:43) |
1.↓妄想だったんですか?そんなこと全然思わなかった!!私ももう一回見ます。 【カツヒロックス】さん 7点(2001-05-18 19:33:38) |