12.60年代「ポール・ニューマン時代」到来を予感させる、クールでスタイリッシュな佳作。それ以前50年代の彼はルックス的にも演技的にも、まだ青臭いというかのっぺりしていてそれほど魅力を感じなかったんですが、この作品あたりから俄然アウトロー的ハイブロウな男臭さが漲ってくるんです。そっち系の魅力が頂点に達したのが「暴力脱獄」。結果的に続編「ハスラー2」でオスカーをゲットした訳ですが、その後最後にアカデミー主演男優賞にノミネートされた「ノーバディーズ・フール」。ここでのレビュー数も多くないので、メジャーな作品とは言えませんが「ハスラー」「暴力脱獄」の主人公が、もし老齢まで長らえたらこんな風に年を重ねたんじゃないのなあ・・・なんて、想像できそうな滋味溢れる名演を見せてくれてます。この映画や、60年代の作品群で彼のファンになられた方はご一見を!映画とは全く関係ない話ですが、昔「ポール・ニューマン監修のサラダドレッシング」っていうのが販売されていました。自分が大学時代、吉祥寺某高級スーパーで初めてバイトを経験した時、一番最初に棚出ししたのが、彼独特の、あの眩しそうに目を細めた満面の笑みがラベルに貼られていたこのドレッシングだったんです。・・・あれ、一度は買って試食してみるべきだったかなあと、今でも後悔してます。オチも何もない、つまらない思い出与太話でレビューを締めくくり大変申し訳ありません! 【放浪紳士チャーリー】さん [地上波(吹替)] 7点(2018-10-31 23:45:33) |
11.ギャンブルを扱った娯楽映画という印象を受けてしまうが、ドラマ要素が非常に強い作品。 主人公エディの苦悩や葛藤がよく描かれており、またヒロインもうまくストーリーに絡んできて、シナリオの出来がいいです。 ラストは娯楽要素がやや強くなってしまったけど、これは一応見せ場ということで仕方がないのかな。男性には特にお薦めの映画。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-11-18 17:46:18) |
10.吹き替えで観ると、主人公のかっこよさがゼロに限りなく近づくので、やめたほうがいいですね。ミネソタファッツって言葉がやたら頭に残った。 【デフォルトモード】さん [地上波(吹替)] 7点(2009-01-23 19:17:22) |
9.名画座でのオリジナルよりやっぱ12チャンの吹き替え版が印象にのこる。最後のニューマンとスコットのやりとりと、ラストのジョージCスコットのカッコツケポーズのTHE END!カーッツ!!にくいね!このパットン野朗!!”2度とここいらのビリヤードに顔だすんじゃねーぜ!!” 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 7点(2007-11-21 02:07:49) |
8.ポール・ニューマンのちゃらちゃらした若者っぷりとシリアスの二面性がよかったです。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-29 00:06:01) |
7.映画の内容とはちょっと違うが俺は麻雀が好き。でこの映画見てるときは麻雀をしている自分を想像しながら見ていた。何か共通する部分(麻雀だけでなく大袈裟に言えば人生そのものも共通するとは思うけど)があるので。エディとの初めの勝負でミネソタ・ファッツが負けが込んでいるときに顔を洗い爪を綺麗にし気分転換をはかって挽回したのには共感できる部分があった。まあ頭の切り替えってやつかな。すごく簡単な事に思えるんだけど負けが込んでいるときってのは頭に血は上ってるしプライドもズタズタになってるしでそれをやるのすら案外難しいんだよね。ていうか出きる人ってやっぱり本当にすごいと思う。すごく大事な姿勢なんだけど俺にはちょっと苦手。でおかしな話だけどこういう事も含めて映画見て改めて思い出す重要な事ってのも多いんもんだなと実感したと同時に映画の偉大さを再発見した今日この頃でした(笑) 【ゆきむら】さん 7点(2005-03-13 10:34:35) |
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6.勝負に酔い、酒に溺れるポールニューマン=ファストエディとその宿敵ミネソタファッツが麻雀放浪記の坊や哲と出目徳を彷彿とさせるというか、麻雀放浪記がこの映画にインスパイアされたのか?いずれにしてミネソタファッツは渋い。テレビの字幕版でみたがファッツのは訳されずそのまま使われていたが、「太っちょ」とか他になんぞなかったんかいな。 【きつま】さん 7点(2004-12-29 11:47:03) |
5.ポール・ニューマンは上手い。酒に溺れる男~無様な醜態をさらけだす男~勝利し格好良く立ち去る男、全ての演技に脱帽ですね。孤独な勝負師の世界がいかんなく表現されていて、男の哀愁を十分に漂わせています。けっこうハードで陰鬱な内容なのですが(彼女が自殺したり・・・)、それでこそ『博打打ちの世界』を赤裸々に物語る本筋であり、リアルな描写として高評価を得ているのだろう。 昨今のハリウッド映画は正義と悪がハッキリと分かれていて、悪役ともなると汚くて下劣でどうしょうもない人間に描かれることが多いのですが、この頃の映画は悪役にも味があり、卑怯ながらもクールであったり、嫌みな人物ながらも威風堂々としていたりと格好いいのである。 |
4.これぞ男の世界なんだろうなー。男性から見ても女性から見ても、かっこいいことに変わりはないのだろう。カラフルな玉を使うビリヤードが主であるにもかかわらず、モノクロ映画というのがなんかよかった。好きだなぁ。エディとサラの出会いが素敵で、羨ましかった。 【揺香】さん 7点(2004-07-08 17:33:38) |
3.格好の良さではファッツに軍配。ポールニューマンは、熱くなるとすぐに冷静さや客観性を無くしてしまう未熟な青二才を好演(ピクニックに行ってサラに一生懸命玉突きの魅力を語るエディはカワイイ)。そしてサラよ、あんたは偉い!男のロマンが女に背を向けた男同士の勝負なら、女のロマンは好きな男のために死ねることよっ!思い知ったか、こんちくしょう!うわ~ん(泣)私も死んでもいいと思えるほどの男に会ってみたいもんだ。 【ちか】さん 7点(2004-06-16 11:39:15) |
2.関係ないですが、新ルパンで次元の敵に、ミネソタ・ファッツが出てきます。ビリヤードのプロで裏では殺し屋。武器はキューから発射する、どこまでも相手を追いかける跳弾。 【ロカホリ】さん 7点(2003-10-26 17:09:22) |
【白うなぎ】さん 7点(2001-12-12 00:57:18) |