1.ジャック・レモンの西部劇。はじめて見た気がする。
ゴツい風貌の男気キャラが集う西部劇にあってレモンのカウボーイ姿はハッキリ言って似合っていません。
でも、レモン演じる男は牛追いになるのが夢だったシカゴのホテルマン。それが憧れのカウボーイに転職!というお話。
そんな新米カウボーイですから似合ってなくて当たり前、きっとこの役はレモンで良かったのでしょう。
グレン・フォード、ブライアン・ドンレヴィら男臭い西部の男達に混じって、彼らとレモンの対比が面白く、
最初は違和感ありありだったレモンが次第にカウボーイらしくなっていく。
最後は元の職場のホテルに凱旋。冒頭のフォードと同じく、バスルームで銃をぶっ放すユーモアのあるラストも良かった。