あにいもうと(1953)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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あにいもうと(1953)

[アニイモウト]
1953年上映時間:86分
平均点:7.00 / 10(Review 7人) (点数分布表示)
公開開始日(1953-08-19)
ドラマモノクロ映画小説の映画化
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監督成瀬巳喜男
助監督田中絹代(ノンクレジット)
キャスト森雅之(男優)伊之
京マチ子(女優)もん
久我美子(女優)さん
山本礼三郎(男優)赤座
浦辺粂子(女優)りき
船越英二(男優)小畑
堀雄二(男優)鯛一
本間文子(女優)とき子婆さん
潮万太郎(男優)貫一
宮島健一(男優)喜三
山田禅二(男優)豊五郎
高品格(男優)
河原侃二(男優)坊さん
目黒幸子(女優)
原作室生犀星「あにいもうと」
脚本水木洋子(脚色)
音楽斎藤一郎
撮影峰重義
製作大映(東京撮影所)
企画三浦信夫
配給大映
美術仲美喜雄
編集鈴木東陽
録音西井憲一
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1.京マチ子という非成瀬的な女優を起用し、ドラマとしても感情をあらわにする場面が多く、しかしそれでも登場人物がゴロリと横になっていると、なんとなく成瀬の空気が満ちてくるから不思議なものだ(小津の登場人物はまずゴロリとならない)。ケンカをしつつ別れきれない不貞腐れた男女ってとこが、たとえそれが恋愛関係のない兄妹であっても、やっぱり成瀬のモチーフだからだろう。ラストで京が怒るのも、外の人船越英二に対して、身内の兄がみっともないことをしてくれた、と家の側に立っているから怒るのであって、兄と別れきれていない証拠。つまり、兄妹ゲンカは仲良しの証拠ってやつだ。兄にとって成長する妹ってのは、それだけでもう堕落と見えてしまうのだろうなあ。帰りのバスで学生がまんじゅうをパクつくのは、原作のものか水木洋子のものか知らないけど、実に辛辣。帰省の久我美子が堀雄二の家を避け遠回りしてくるような描写の細やかさ。なぜかドラマにおいて理想とされる姿は常に末娘によって象徴されるってのが、古今東西を通じ定型になっている。あの駅は登戸なのか。
なんのかんのさん [映画館(邦画)] 7点(2009-08-15 11:56:43)(良:1票)
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【点数情報】

Review人数 7人
平均点数 7.00点
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
4114.29%
500.00%
600.00%
7342.86%
8342.86%
900.00%
1000.00%

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