18.もうちょっと煮詰めればサスペンス的には面白くなりそうとは思いつつ、そうしちゃうと兄弟愛とすれ違いを描きたいドラマの軸がブレちゃうので、これで良かったと思う。面白かった。、 【afoijw】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2023-03-17 13:10:21) |
17.西川美和監督の作品で初めて面白いと思いました. まぁ,展開は想定通りの流れでしたが,オダギリジョー,香川照之,伊武雅刀,蟹江敬三の演技が素晴らしかったです. タイトルも絶妙です. 【あきぴー@武蔵国】さん [DVD(邦画)] 7点(2022-07-17 23:05:39) |
16.○香川さんの卑屈な演技がたまりません。私自身、お兄さんの方に境遇が近いのでコンプレックスを抉られる思いでした。想い人と出会った日のうちに寝てしまうような弟と比べられたら、そりゃきついです。○弟が事件時に撮影していた写真が核心に触れるアイテムと予想したのですが、違いました。○最後のバスは・・・お兄さんは乗ったんじゃないかと思います。 【次郎丸三郎】さん [DVD(邦画)] 7点(2013-10-19 10:52:21) |
15.作品の観客にむけて、解明されていない不明点は置いておいて(というか、本作においては、観客に見せていない部分に、全くもって、好奇心と魅力を感じなかったので、わたしにてってはラストがどうなろうが、白か黒か、どうでもいいんですけど。)、わたしは非常に、”兄”の”痴”恥”を痛いほど、逃げ出したくなる程、感じた。 それは、自分の性格がまさしく”兄側”であって、”弟側”のすべての要素を”羨む!””憧れる!”絵に書いたような対照的な男二人。持つものと持たざるもの。できるものとできないもの。最終的に、あたりまえのように、気付くのが、兄のどうしようもない性格の悪さ(?)だ。百歩ゆずって、男なんて女を持てれば、(不特定多数ならなお良い)何もいらないのだ。いや、いや、言い換えるなら、自分の性格と生活に、心底、満足、納得していれば、この作品の兄のように、自分自身を恥ずかしめないで済むのだ!兄はバカだ。全く好きなことをしていない。できない。持て余している。何か外圧でもなければ、死ぬまで変わらないであろう。この作品では、外圧が加わり、”兄の痴”が爆発してしまった。(でも見方を変えれば、オスがメスから強烈な猫パンチくらっただけのはなし。)わたしは本当に皮膚が痛い。恥ずかしい。、、、、、。この作品で、それ意外のことが、なにか描かれていたのか??名作です。わたしが観たまんま、感じたまんま、が正し(?)ければ、香川の演技はすばらしい。オダギリは、うーん。よくわからん。あと、、、、、、ひとつ思う、、、、。どっか、ゆらいでいたか?? 【男ザンパノ】さん [映画館(邦画)] 7点(2013-04-10 23:37:42) |
14.ボクは、日々の生活の中で自分自身が思いもしない言葉を吐いたり、行動を起こしてしまうし、更にその様な偶然を装って、ワガママを通しています。また、そんな気まぐれにも振り回されてます。そんなこんなでボクは自分の感情や行動の「ゆれる」サマを感じ得れ、本映画に感情移入できました。一環して保たれる「女性から見た男ども」の視点も丁寧な映像と共に素晴らしく、楽しめました。 【reitengo】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-04-14 12:42:44) |
13.どんな映画なのかよくわからず視聴し、最初の30分位までは退屈でしたが、『あの事件』のシーンから急激に面白くなりました。ラストシーンについても個人的には非常に良かったと思っています。各俳優さんの演技も非常に素晴しいです。惜しむらくは、私には兄弟の感情の推移がいまひとつ掴めない部分があったのと、聞き取り難いセリフが多かった事です。 【もんでんどん】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-03-05 17:19:51) |
12.良く言えば「見る側に判断をゆだねる作り方」。悪く言えば「結局やったのか?やってないのか?弟はなぜ嘘(?)をついたのか?」。2回みれば内容が理解できるかもしれません。マイナス点としては真木よう子があまりにも演技が下手なこと、筋立てが一度みただけではりかいしにくい。誰が主人公なのかはっきりしないことではないでしょうか。思ったより軽い作りなので構えずにみることをおすすめします。確かに評価が高い理由はわかります。最近の日本の映画の中では好く出来ていると思います。 【たかちゃん】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-04-13 15:44:34) |
【からいもの】さん [映画館(邦画)] 7点(2008-12-14 12:24:37) |
10.兄弟姉妹のドラマってどうしてこうも「濃い」んでしょう。実社会を煮詰めて煮詰めてその愛憎のエキスだけがドロドロ残っているようなものすごく濃厚な密度を感じます。兄弟は他人の始まりだから?最愛の友であると同時に最大の敵でもあり、永遠のライバルであるから、なのでしょうか? ……私(女)は姉妹をもっていないし、自分の子供にも同性の兄弟(姉妹)はいないので、わからないんですが、そんな私は、人生の中で一番激烈でグロくて熱く煮えたぎっている部分をついぞ知らずにその一生を終えるような、そんな気がしてなりません。 それは……ほっとするような、それでいてどこか寂しいような……不可思議な感覚です。 で、こんな映画を観てその知るよしもない濃い世界を「なんか分かったような気になる」のが結構好きなのかも。 で、そうやって映画鑑賞後なんか分かった気になって呟くのは、 「そうそう、世の中ってさ、この映画みたいに不公平で理不尽で残酷なもんなんだよね」 って言葉。これにつきますなぁ。 【ぞふぃ】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-11-11 18:04:13) |
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9.木村祐一が出ていなければかなりの秀作だった。あとは言う事なしで良かった。 【映画】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-09-26 19:48:18) |
8.兄弟という、一番近い他人の関係を、うまく描いてあったと思う。面会室で向き合う二人の画像が、ひどくゆれていたのが印象的だった。DVD鑑賞の作品は、本来レビューしないのだが、今回はつい投稿。そんな作品。 【豆治】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-14 01:58:49) |
7.「オーットコのっ子と違う、オンナの子って、好ーきっと嫌いだけーで、普通がないの♪」by クリーミーマミ・・・私もキモイ兄です。 【マー君】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-10-20 18:48:37) |
【ケンジ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-07-20 18:01:40) |
【アンダルシア】さん [映画館(邦画)] 7点(2007-05-08 06:00:53) |
【魚】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-20 03:09:09) |
3.こんなじめじめした映画、久しぶりに観ました。そして、楽しめました。 ただ、初見では混乱が生じました。 というのも、要所要所でインサートされる事件当時の映像は映画的ギミックであって、真相は最後まで明かさないというスタイルなのかと思って観てしまっていたので、弟が偽証したのかどうか理解しかねたせいです。 それを知った上でもう一度観てみたのですが、その場合はまた違った違和感が生じました。兄に対する思いはあったにせよ、7年も服役させるような偽証をする弟の動機が希薄ではないでしょうか。それにあれだけの時が過ぎてフィルムを観て思い直すというのも説得力に欠く。 流れとしては申し分ないのですが、諸々の動機付けが足りない。 【カラバ侯爵】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-04-01 20:03:12) |
2.フランス映画のような、日本映画。あまり結論を出さないあたりも。兄弟役、双方逸脱だったと思います。個人的には、ピエール瀧の出番がもう少しあると嬉しかったかな。 【ハクリキコ】さん [DVD(邦画)] 7点(2007-03-31 00:35:11) |
1.人は自分の目で見、自分の耳で聞いたことさえストレートに認識することが出来ず、脳内で一度処理された情報を追認することしか出来ない。だから人は見たいものを見て、聞きたい音を聞き、信じたいことを信じる。それが一己の人間性を形作っていく。事実や真実とされる事柄も、所詮は相対的な不確定情報でしかない。法廷でも面会室でも、兄は正直に自分の真実を話し、そのことが弟を徹底的に揺さぶっていく。妬み、羨望、歯痒さ、負い目。血を分けた兄弟であるが故の葛藤は、代が変わっても受け継がれ、そして弟は信じたいことを信じるに至る。自らの人間性の否定に比べれば、これまでの生活を捨てることなど造作もないこと。人はかくも弱き生き物なり…。若干32歳の西川美和は、既に師匠の是枝裕和を超えた。脚本もさることながら、絶妙のカッティング・センスが素晴らしい。唯一の難を言えば、ラストに弟のモノローグはいりませんでしたね、7点献上。 【sayzin】さん [映画館(邦画)] 7点(2006-09-05 00:04:53) (良:1票) |