3.序盤、斬新な構成だと思いつつイマイチ面白いと思えなかったんだけど、知る由もなかったの時点でガチッと嵌ったような気がする。
知る由もなかったのに知っちゃったというのがいい。
あとはもう知る由もなかったはずの展開を突き進むのだけど、見え見えでもあのクライマックスはグッと来るものがあった。
僕でもやっぱり同じようにしただろうと思うし、共感できた。
その後のラストの展開は小説同様になんだか生温いオチになってしまったけど、これはこれで良かったのかも知れないね。
名作としての崇高な結末より、このラストの方が微笑ましい。