2.脚本がいいと余計なカメラワークや過剰な音楽にたとらずとも
面白い映画が出来るというお手本のような作品。
役者の演技は正直いまいちだが、脚本が補って余りある。
フィックスでのカット割と必要最小限のBGM。好感がもてます。
コマ落としでのカットバックが舞台劇とは異なる映画ならではの効果といえる。
同じようなワン・シチュエーションものとして、洋画なら「探偵スルース」
「十二人の怒れる男」、邦画なら(三谷のものより)「切腹」等と比較しえ
ようが、完成度としては遠く及ばない。
おしいのは、最後の「顔出し」&宍戸がよけい。なのでマイナス1点(90分
程度にまとめたほうがスタイリッッシュ。ほんとはマイナス2としたいが
キャスティングの面白みでおまけ)。
それと、撮影(照明)がなってないのでマイナス1点。
あと、ここまでほめてきたけど、正直いうとこの程度の映画が絶賛されるのは
ほんとに邦画のレベルか、鑑賞者のレベルが低い証拠。なので総合7点どまり。
これ以上はあげすぎ。辛口ですが本音です。