1.手旗信号などは、原作にはない映画ならではの演出で良かったと思う(原作では、日本山岳会の小島氏から電報が届く)。
ただ、映画としては山の風景に重点が置かれ過ぎているが故に、原作にあった人間ドラマとしての深みが感じられない。まぁ、立山連峰を描いたロードムービーとしてみれば良いだけだけどね。
最近、本作だけではなく、『黒部の太陽』の上映会がポチポチあるみたいで、土木技術者(ちょっと方向性は違うが)としては嬉しい限りだ。
どうでも良い話だが、上映が終わった後「新田次郎が原作だったんだねぇ」なんて声が聞こえてきて、新田次郎ファンとしては「オイ!」と突っ込みしたかった・・・