6.1976年にこれを見て(まだ共産主義に未来を感じることができたので)、もうちょっと前半がスピーディーだったら、自分の人生に残る作品になっていたように思う。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-12-19 12:50:47) |
5.ギリシャ悲劇から派生したようなアンゲロプロスの『アレクサンダー大王』を観た年だったので、こちらはイタリアオペラ、何かと比較してしまった。あちらが集団の力学としての歴史という視点だったのに対し、こちらはオーソドックスな個人のドラマの集積としての歴史。当然あちらのロングとこちらのアップの対比もあり、顔のアップはおのずと演技のオペラ的誇張を伴う。メリハリがつくという利点と、パターン化されるという欠点が、こちらにはあった。本作で一番生き生きしてたのは、ファシスト夫婦だったろう。逆説的に言えばこの二人が最も非政治的な存在で、オペラの悪役のような感じ。そういう大衆劇化された歴史の面白さはあったが、物足りなかったのも事実。少年時代が一番いい。地主と小作の友情ってのに無理がないし、とにかく風景が美しい。オルモが食堂でレオに呼ばれて、一族の構成員であることを確認されるシーンが特に素晴らしい。農民たちはこう団結しこう生きているのだ、って。忘れてならないのが、エンニオ・モリコーネの音楽。労働歌というか革命歌というか、そんな本来暑苦しかるべき・握り拳が似合いそうな曲想を、歴史の霧を通して一度ナマナマしさを濾過したような響きがあり、懐かしがっているように、時代遅れとなったメロディを哀惜しているように、染み入ってくる。名曲が多い彼の仕事の中でも、とりわけ忘れ難い名品だろう。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2012-05-10 09:57:19) |
4.【りく&あん】さんと同じくデ・ニーロがカッコ良くない。魅力を感じなかった。魅力を感じなかったっとい点では他の登場人物にも言える事でこれでもかって位になびく赤旗には正直悪寒が走った。だけどストーリー自体は入り込めやすいので5時間は気にならなかった。 【ゆきむら】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-06-06 15:21:47) |
3.かっこ良くないデ・ニーロをおそらく初めて見た映画。ちゃんとおぼっちゃんの顔になってるのが凄い。だって「タクシードライバー」と同じ年の作品ですよ。この映画、学生の時に見といて良かった。ただでさえ最近映画を見れる環境に無いのにこの長さはかなりきつい。私の場合、長さを感じずに見れたと記憶していますが、時間に余裕のある方はぜひ一度ご覧あれ。このスケール、いかにもベルトルッチ。 【R&A】さん 7点(2003-12-15 18:20:54) |
2.ベルトリッチ流大河ドラマ。5時間超の大作ですが、あまり長さを感じませんでした。貧乏人の私は小作人の気持ちはよく解るけど、生まれてくるなら、やっぱり地主の子供が良いでしょ?ね~? 【クロマス】さん 7点(2003-01-26 21:52:43) |
1.そうそう5時間もあったよな。しかも3部作で、まだ続きがあるとも・・・ |