12.長いが、見応えあり。美しくも悲しいし、激動の時代を表しているし、映画として魅力的な要素が多い。 ただし、この長さならもう少し何らかの掘り下げがあってもいいと思うが、感動が極まるほどにはならなかった。 【simple】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-03-21 20:11:44) |
11.三時間はちょっとなぁ・・で観始めましたが、思わず引き込まれてしまう微妙な人間関係の綾。 四面楚歌に陥った時はこの人間臭い京劇を思い出して乗り切ります。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2019-09-24 23:28:56) |
10.中国の激動の時代を背景に、京劇に生きる二人の男の愛憎劇を描いた、 大河ドラマの要素が強い作品。50年という長いスパンで展開されるストーリーは、 上映時間が3時間近くもあり、かなり気合いを入れての鑑賞と相成ったが、 お話が横道に逸れることもなく、終始主役二人に視点が当てられているため、 途中で緊張が途切れるということはなかった。 その二人の役者さんは演技も良かったのだが、なんといっても京劇のシーンが美しい。 彼らの間の心情などは、ちょっとわからない世界でもあるんだけど、確かに見応えはあった。 映像演出等、映画としての完成度が高い作品だね。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-08-14 08:44:53) |
9.チェン・カイコーの凄さを実感した作品。 そしてレスリー・チャンもそれに負けじと凄い。 【にじばぶ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-10 17:26:31) |
8.非常に見ごたえがありました。まず京劇の劇団の少年達の特訓がすごい。まるで少林寺か上海雑技団?というような激しさです。清王朝、日帝時代、国民党政権、共産党政権、文化大革命・・・時代が激動する中で二人の京劇俳優と一人の女の愛憎が描かれていきます。なんといっても主演の故レスリー・チャンが素晴らしいですね。ハリウッド映画に飽きた方にお勧めです。 【ジム】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-01-18 15:07:33) |
7.昔はこういう叙事詩って苦手だったんですけどね、今ではすんなり観られるようになりました。以前何かで「世界で最も美しい映画は『ベニスに死す』」という文章を読んだことがありますが、個人的にこれは『ベニスに死す』を遥かに凌ぐ美しさがありました。確かに虞姫のティエイーは男でありながらも美しい。僕は京劇が何たるかなんてさっぱり知りませんが、その厳しさ、そこから成る美しさというのは画面からよく伝わって来ます。と…、何もかもが美しいもの尽くしの映画ですが唯一自分に美的センスが無いせいか、少々かったるく感じられたこともまた事実。しかしやはり良い映画です。↓正に「騙されたと思って観た」とはこのこと。 【かんたーた】さん 7点(2005-01-29 22:43:12) |
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6.非常に良く練り上げられた物語で近代中国史と「覇王別姫」のエッセンスを上手く織り交ぜた愛憎劇。ただある程度の予備知識が必要な映画でもある。覇者と王者である項羽と劉邦、四面楚歌、虞美人のラスト、清・日本軍・国民党・共産党・文革など歴史の変遷と滅びの覇者のストーリーなど知っていないと面白みが無いのでは?100%楽しもうと思うとすごく難しい映画だと思います。三角関係だけでも売春婦の子であるレスリーチャン、元売春婦のコンリー、微妙な関係の中に出生の罪や過去の罪が重なり深みを出している。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2004-05-16 17:51:31) (良:1票) |
5.さすがに3時間は長かったですが、正座して観たくなるような美しくて立派な大河ドラマでした。ただ、登場人物に感情移入できたかどうかというと、ちょっと…。戦争と文革を背景に描かれる愛。レスリー・チャンとコン・リーの愛の矢印が、恋しい人に向かう様の激しさ。観ていてやるせなかったですが、その相手石頭がそれほどの器だったかなあ、とも思ってしまった。やはり時代背景や京劇のことを少しはかじってから観とけばよかったと舌打ちしました。レスリー・チャンは随分悲しい亡くなりかたをしてしまいました。この主人公とダブります。 【のはら】さん 7点(2004-02-25 19:14:02) |
4.とても痛い映画ですね・・・。この覇王別姫のように運命は決まってるんですね。それもとても残酷な結果をもって・・・。 3時間と長いですが退屈せずにみれました。 【とま】さん 7点(2003-11-18 19:38:31) |
3.レスリーチャンとコンリーは素晴らしかった。文革の場面はすごく悲しくなる。大人になってからのほうが断然面白いと思います 【BAMBI】さん 7点(2003-08-25 09:12:31) |
2.惜しいなァ・・・、いい物語なのに。 深み、官能、広がり、それら全てが映画的感動に到達する前で留まってしまっているような感覚。 ひとつの厳しい世界、時代、恋愛を描いて見事なんだけど、例えば溝口健二の諸作と比較すると、どうしてももどかしさを感じてしまう。 カイコー監督の才能とその限界の両方を観てしまうような作品。 【るーす】さん 7点(2003-05-17 17:18:45) |
1.レスリーチャンの最高傑作ではないでしょうかね・・・。愛憎を見事演じきってくれました。女形もあってたし、キャスティングスタッフも素晴らしかったのでしょうね・・・。この作品を見て、私の香港映画の偏見がぶっ飛びました! 【ポンコ】さん 7点(2001-11-16 17:57:26) |