1.どうも「テレビドラマの総集編」みたいな感じ。NHK大河ドラマを、本放送を一度も観ないで年末の総集編だけを観てしまった、そんな感じですね。ひとつには、ビデオ作品だもんで映像の印象がすでにテレビっぽいんですけど、それだけじゃなくて。90分弱と、とっても短いのに、登場人物出てくるわ出てくるわ(正直、ついていけない。映画の展開も速過ぎ)。しかもヴァル・キルマーだとかガブリエル・バーンだとかいう、一応はスターと言えなくもない俳優が、まるで「この日だけだったら空いてるから、出演OKよ」と言わんばかりのチョイ役で出てくるし。ちなみに主演は、ミック・ロッシとかいうヒトで、脚本にも名を連ねてます。短い映画の中にひしめくチョイ役の俳優たちに囲まれ、主人公が一番貫禄が無い(笑)。しかしそれだけに、しがないチンピラの生きざま、みたいなものが、よく滲み出ていたのではないでしょうか。あとは、もう少し、物語をじっくりと描いてもらえれば・・・