22.かつてはバレエの女王だった『死にゆく白鳥』をウィノナ・ライダーに演じさせる生々しさ。 およそ一回り歳下のナタリー・ポートマンやミラ・クニスと対比させられるのは酷だ。本人も内心屈辱に感じていたのではなかろうか。 でも、こういうところからリアリティが出ていると感じた。 ナタリー、クニス、ウィノナ・・・彼女たちの競演は、ハリウッドで実際に繰り広げられているであろう『椅子取りゲーム』そのものに見えた。 ・・・となると、トマ(ヴァンサン・カッセル)は若い女優を食い散らかす映画プロデューサーだね。 【Y-300】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2020-10-08 18:34:49) |
21.サイコホラーとして、良作。ドキッとさせる演出多いので、要注意。ナタリーは熱演。バレエシーンがスタントで あったとしても、アカデミー主演女優賞獲得は納得。 【代書屋】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-02-11 23:14:16) |
20.ナタリー・ポートマンが主演女優賞受賞。バレエダンサーの物語。くらいしか予備知識がなく見たのだったが、期待していたような感動的大作!とかではなく、かなり暗い内容だった。ホラー映画かと思うほど怖い演出も盛りだくさんだし・・・。 しかも、よく見たら監督がダーレン・アロノフスキーではあるまいか(苦手な監督の一人である) 「レクイエム・フォー・ドリーム」は絶望が絶望を呼ぶ、ドラッグ映画のような救いようのない映画であったが、本作もそういう意味では同じジャンルの映画と言えるだろう。とにかく救いがないし、主人公がネガティブ過ぎて観ているこっちも辛くなってくる。観客の不安を煽りつつも、しっかり映画に引き込んでくるあたりは相変わらずこの監督の凄い所だとは思うが、素直に面白かったとは言えない、複雑な心境だ。でも、ナタリー・ポートマンの演技は文句なしに素晴らしい! 【ヴレア】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2016-08-22 22:45:22) |
19.主演のナタリー・ポートマンはダイエットして役に臨んだとの事で、人生をバレエに捧げた1人の女性を見事に演じてました。身体の線の細さとか、母親の夢を一身に背負って清楚で弱々しい雰囲気とかから、最初は元バレリーナを見付けてきて主人公に起用したのかと思っていましたが、ググってビックリ!リュック・ベッソン監督の映画「レオン」のあの女の子でした。 どんなに美しい世界でも裏側がある事やナンバーワンとなった人の内面や心理状態を垣間見た気がします。良い映画でした。 【osamukida】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2015-08-11 17:40:38) |
18.凄まじい映画でしたね。あまり好きなジャンルの映画ではありませんでしたが、舞台に立つ人間の心理描写、それを表現するナタリーポートマンの演技力は素晴らしかったです! 【ramo】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-07-18 21:48:13) |
17.ナタリー・ポートマンを観て欧米人の老け込む早さを感じました。平凡なストーリーだと思いますが、主人公をはじめ登場人物の心情がビンビン響いてくる味わい深い映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2014-09-26 21:25:37) |
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15.凄まじい。痛すぎる。 精神的な痛みが劇中常に表現されており、見ていて苦しくなる。救いは無い。狂気と痛みの表現という意味では抜群に良い出来の映画。面白いか、といわれると個人的には楽しめなかったし、そういう観点から見る映画でもないだろう。見終わった後のどっと来る疲れは、近年には無かったものがあります。ともかく凄まじい。 【Keytus】さん [DVD(吹替)] 7点(2014-08-25 01:10:22) |
14.29歳でこの役をよく演じきったとは思うが、ポートマンにはせめて20歳代前半でやらせてみたかったという以外は、ほぼ完ぺきな、サイコスリラー。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-08-18 15:43:29) |
13.怖い・・・。下手なホラーよりよっぽど怖い。主人公は念願かなって大役に抜擢されるけど、それによるプレッシャーでどんどん精神を病んでいく・・その精神状態を見てるこっちも同じように体験してしまう、そんな映画。 周りは誰も彼女に優しくしてくれず、お母さんすらも狂気を帯びてきて、家にも心休まるところがない。恐ろしい幻覚も見えてきて、周りがすべて悪意に満ちあふれているような感じに。そういう絶望的な精神状態を見るものにガンガン与えてくる。プレッシャーに飲まれる主人公の気持ちを見るものも一緒になって味わえる。そしてそれがとても不安で怖くてたまらない。サイコスリラーとしては抜群の出来だ。 しかし、一部非常にエグいシーンがある。血しぶき飛びまくるグロ映画でもそこそこ耐性のある自分だが、そんなグロ映画なんかよりよっぽどキツい。2週間くらい頭から離れなかった。PTSDもんだぞこれ・・・・・。これから見る人は注意。 【椎名みかん】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-08-06 22:36:45) |
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12.好きな映画ではないが、サスペンスの迫力十分。 人間における白と黒の二面性という題材は珍しいものではないが、最後まで引き込まれる。 悪魔に魂を売ったかのように壊れていくプリマドンナの姿が痛い。 終盤、畳み掛けるような展開と、鬼気迫る主人公に息を飲む。 【飛鳥】さん [DVD(吹替)] 7点(2012-12-23 01:02:02) |
11.これってホラー映画?と思ってしまうほど、ニナの壊れていく姿が恐ろしい。 【ベルガー】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-08-21 22:58:42) |
10.非常に芸術性の高い作品。芸術を極めるって狂気じみてるところあるので、その辺がうまく表現できていたように思えた。 【たこちゅう】さん [DVD(字幕)] 7点(2012-01-11 23:38:41) |
9.女の世界で主役を張るプレッシャーって相当なものなんだろうなあ。ナタリー・ポートマンの演技、バレエは素晴らしいし、怒涛のラストはひたすらスクリーンに釘付けになる。 最後の「perfect」に凄みを感じる。 【noji】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-11-27 09:22:28) |
8.楽しめました。強靭な精神力がないと程度の差はあれ誰でもこうなっちゃうわな。テーマソングはクイーンのアンダープレッシャーに決定。 【すたーちゃいるど】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-11-10 08:46:13) |
7.う~ん、物語の内容(構成)が、難解に創ってありますが..映画としての映像美、主演のナタリー・ポートマンの演技力、迫力ありましたね~ 本作が、万人に受けるかと言えば、NOでしょうが... 【コナンが一番】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-13 10:40:12) |
6.ニナの、黒鳥に変身していく様は迫力があってやっぱりよかった。そんなもん特殊効果が凄いだけじゃんと言われりゃその通りだけど、美しさと禍々しさの混ざり合いが絶妙だった。あえて言うなら予告で出さないでよこのシーンってとこかしらん。映画館で初めてみたときは底なしの闇に感じたようなものが、家で見直すと別にそんなに深くないな、底浅かったな、意外と。ただ、自分の感情の内へ内へと自らを追い込んで行ってしまうニナに、その不健康さも含めて共感してしまうところもあった。”深淵なもの”を期待しすぎると肩すかしを喰らうだろうけど、決して不出来な映画ではない。 【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-09-12 10:32:44) |
5.主人公ニナは「白鳥の湖」でいうところの白鳥で、その純粋無垢な彼女が快楽やイケナイ遊びや母との確執などで形成される黒鳥に飲み込まれんとする、そのせめぎ合いのお話なのだが、率直に言ってしまえば至極個人的な内容で実に薄っぺらい話である。度々登場する、観る者の「痛覚」を刺激する様なシーンも、よく言えば効果的ではあるが悪く言えばB級ホラー映画が多用する古典的な手法でしかない。それでも尚、この作品は観客を終始飽きさせない魔力的な力を放っていると思う。それは勿論、ナタリー・ポートマンの熱演も多いにあるわけだが、やはり監督の才量によるところで、特に感心するのは「鏡」の使い方である。この作品、主人公ニナに負けないぐらい、鏡がやたらと登場するのだ。普通に撮影すればキャメラが映り込むシーンでも、そのキャメラを消してまで「鏡」でニナを映し出す。背中の異物や「もう一人の自分」など、化粧鏡や合わせ鏡で見せてくる。本当の敵は自分自身であるというのは、頂点を極める者の異口同音だが、その意図や狙いを鏡によって表現しているわけだ。ラストで、リリーを押し倒して殺そうとするシーンで、リリーを鏡にぶつけて鏡が割れるシーンも、自分自身を映し出しているという暗喩なわけだ。ストーリーは淡白でも、なにかの小道具で登場人物の内面を現そうとする映画的表現は、一人の映画通としてついつい感心してしまうのである。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-09-08 23:07:48) |
4.★遅ればせながら観てきました。 ★自分の関心はチャイコフスキーの音楽がどれだけ使われるのか・・・いやそもそもバレエシーン以外ほとんど映画オリジナル曲なんて興ざめなことになってるのではって・・・ ★ってのはチャイコの音楽って一般的に大仰なイメージがあって、いかに昨今の映画音楽にオケ曲大流行りの今であれ、こんな現代的な、サイコホラーっぽい映画にロマン派メロメロの白鳥湖がBGMとして合うのかしらんと思ったから。 ★しかし実際はほとんど白鳥湖のそのまま、またはアレンジしたもので、組曲でよく流れる「情景」や「4羽の白鳥」も流れたが、いちばんうれしく、また驚いたのはイントロの曲がそのまま映画のイントロに使われたこと。あのバレエのイントロがこんなにそのまま映像とぴったりくるとは。映画のこれからの内容を暗示するような、不安を煽るような、まるで映画のために作曲されたようなハマり方に感心しました。あとラストの音楽もほぼそのまま使ってたしね。劇中のバレエは「新演出」なようですが、構成自体はプティパ=イワノフ版を踏襲してるんですね。 ★ストーリー自体は良くあるドロドロ芸術家でホラーっぽい演出がされたのが新鮮ですが、それにしても要は「もともと気の小さい奴は、もう精神病んで自傷するくらいの覚悟がなきゃトップにゃなれないよ」ってことなんでしょうかね・・・私はあきらめてますが(笑) 【wagasi】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-06-15 00:10:42) |
3.話にあまり内容がなかったのでそこだけがマイナスです。ただ、音楽や映像、見せ方など全体的にすごくうまい映画でした。見ごたえは抜群です。 【アフロ】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-06-02 03:20:08) |