24.アメリカの麻薬汚染の根深さを感じました。どの人物も人間性が多分にでていてよかったです。この映画でベニチオデルトロが好きになりました。かっこいい! 【しっぽり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-11-15 03:19:17) |
23.群像劇としてのまとまりに欠ける気がした。正直に言って面白いとは言いがたかった。しかし、アメリカやメキシコの薬物の実情を徹底的に描き、とことんリアリティーを追求した演出やカメラワークは素晴しく、社会派ドラマとしての完成度は秀逸であった。 【ジャザガダ~ン】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-16 19:16:18) |
22.90年代に泣かず飛ばずだったソダーバーグ監督だが、本作は久々に「ソダーバーグの本領発揮」とも言うべき作品になっている。無理に娯楽性を追及せずにドキュメンタリー・タッチに徹したことが良かったのだろう。冒頭の「笑えないジョーク」や毒殺オチには参ったが、主要キャラ3人の顔合わせをさせないという設定が話をわかり易くさせ、普段の「ゆれるカメラワーク」もかえって作品にリアリティを持たせている。メキシコの2つの組織の対立と、アメリカとメキシコの刑事が共に相棒を失うところは興味深かった。ラストの盗聴器も終わりなき戦いを象徴していて余韻を残してくれる。ただ、ヘレーナの変貌が理由・結果という安直な描かれ方なのが残念。キャロラインが家出するシーンもどうせならオリジナルどおりロバートに追い出されるほうが良かった気がする。それにしても、次回作「オーシャンズ11」以降の失速振りをみると、どう考えてもソダーバーグは「セックスと~」以降の失敗から何も学んでいないとしか思えない。ソダーバーグの次の「復活」はいつになるだろうか。 【マイカルシネマ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-09-11 23:12:35) (良:1票) |
21.デルトロのお色気大作戦に鼻血出そうになった! 【paraben】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-07 17:48:13) |
20.デルトロ目当てで見た作品ですが、なかなか良かったです!あのドライなカンジの雰囲気がかっこよかったです~vデルトロの演技も最高!!麻薬の恐ろしさも学ぶ事が出来てオトクです(笑)個人的に、あの殺し屋の兄ちゃんが名演技だと思うんですが…いかがでしょう? 【Ronny】さん 7点(2004-07-23 01:17:36) |
19.いまいちゴチャゴチャした感じで解かりにくい映画だった。色使いとか、そういうところは独特の雰囲気が出てて良かったんですが。 |
18.重めのテーマを、落ち着いた語り口でダラダラさせることなく見せ切っている。青、黄色、普通というトーンで色分けするのはありがちだが、話を分かりやすくするためのツールとして使ったと好意的に解釈したい。デル・トロの演技、透明感のある映像、キャラが立っている脚本もよかった。これが本当にオーシャンズ11を撮った監督なのか??? 【ダブルエイチ】さん 7点(2004-06-16 17:27:57) |
17.アメリカでは麻薬はすでにお酒やタバコと同じように嗜好品としての地位を築いているのではないかと恐れてしまう映画だった。タバコやお酒には中毒性がある。やりすぎると危険なのは誰もが知っているが法律で禁止しようとはしない。なぜ麻薬だけが法律で禁止されるのか? 麻薬を禁止するから、それを利用してアルカポネのようなマフィアが莫大な利益をあげようとする。抗争で死人も出る。 このような開き直りともとれる言葉が映画の登場人物を通して、麻薬取引をしている人間の口から当たり前のように出てくる。 つまり、昔アメリカが行った禁酒令と同じように麻薬撲滅はすでに不可能に近い状態になりつつあると言いたいようにもみえる。 本当はアルコール中毒患者も世界には多く、お酒の害は誰もが知っているが、法律的には認められている。多くの人は適度にお酒を飲んで楽しんでいる。 だからそのうちドラッグも体には悪いが、適度の使用ならば認められるようになってしまうのではないだろうか? それで治安は少しはよくなるわけだし。 とにかく日本では考えられない現状がアメリカにはあるみたい。そのような絶望性がちらりと覗いて見える。 【花守湖】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-06-13 18:29:39) (良:1票) |
16.点数のつけ方が非常に難しい。三本の映画が交錯した映画、後味は悪い。もう一回観てみたいと思う。 【カフェ俺!】さん 7点(2004-04-21 02:06:23) |
15.オハイオのマイケル・ダグラスの話が一番共感できました。でもかっこよかったのは、なんといってもベ二チオ・デル・トロ!!ラストで子どもたちを見ているときの安堵の表情が印象的でした。 【ジョナサン★】さん 7点(2004-03-14 12:14:31) |
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14.マイケル・ダグラスの家族が一般人として一番身近な存在だけに共感できた。麻薬に溺れていく娘と両親の苦悩、そして家族の再生は見応えがあった。社会派ドラマは重く難しいイメージがあって苦手だけど、ソダーバーグ作品は最後まで見れる。独特の飾らない乾いた映像が印象深い。登場人物それぞれの内面や性格を、セリフではなく映像の雰囲気で表現していると思う。それには役者の演技力も欠かせない。「エリン・ブロコビッチ」も良かった。 【ピンク】さん 7点(2004-02-11 23:55:56) (良:1票) |
13.何本かのサイドストーリーが同時進行していくんだけど、結局の目的は一緒なので、かなりの数のキャストも整理しやすかったです。重いテーマなんだけど、かなりテンポよく進み、きっついバイオレンスシーンもない。派手さはないんだけど、何か都会的なつくりというかね、ドキュメンタリータッチで作られた雰囲気があって、作風は私好みです。いろんなサイドストーリーがある中で、個人的にはハビエールがサラサール将軍を挙げる一連の殺伐とした雰囲気が好きです。デル・トロはクールでかっこいいですね。ちょっと詰め込みすぎて詳細を簡略化した部分もなきにしもあらずですが。マイケル・ダグラスの役どころはベタだったけど、仕事上での立場と父親としての葛藤というのは何かとても複雑でうなってしまった。 【ブッチ・ハーモン】さん 7点(2004-02-10 14:44:15) (良:1票) |
12.テンポが良くて引き込まれる作品。デル・トロは助演男優賞をとったけど、あの人、主演じゃなかったっけと思うくらい存在感があった。 |
11.画面の色の分け方がどうもよくわからない。なんかちぐはぐになってしまっているような気がするなあ。3つのストーリーを区別するためなのは理解できるけど、「え?ここでこの色ですか?」という感じ。けど希望を持てるラストにはグッ!ときました。 【ゆうろう】さん 7点(2004-02-06 22:59:10) |
10.日本人には伝わりにくいテーマではありますが、3つの物語それぞれが面白く、巧みに交錯してる。しかし麻薬を吸う娘に一定の理解を示す母親の心境は全く理解出来ませんなあ。 【Fuzz】さん 7点(2004-02-06 22:45:21) |
9.ダグラスの落胆したあの姿。日本も近々こうなるのかな。 【ボバン】さん 7点(2004-01-31 03:10:23) |
8.3つの色調で区別されて描かれた3つの物語は、1つ1つを単純に分けて見るとワリと新鮮さのない物語でしかない気がします。でも、麻薬という要素だけで繋がった3つの物語がバラバラに解体され、1本の映画という形で再構築された時、そこに麻薬をめぐる現実が浮かび上がってきます。社会に深く喰い込んだ麻薬というものに対して、楽観でも悲観でもなく、ただ観客に向かって状況を突き付けてみせる映画。キーワードは「子供」。自分じゃない、その子供達の未来にどう落とし前付けるか。その選択を迫られているようです。デル・トロのこってり濃い存在感が目に焼き付く映画でした。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-12-14 14:22:39) |
7.この編集前みたいな映像が、完全に人工的に作られていると考えたら、もうビックリ、目眩がしてきます。多分、とんでもない労作なんでしょう。それだけにリアリティに貫かれており、麻薬問題は絵空事でない、という事がよく伝わります。このドキュメンタリ・タッチが、ではドラマの盛り上げにも役立ったかというと、う~ん。私もやや長く感じちゃったなあ。まださらに面白くできる余地はあるんじゃないかなあ、という、変な期待はあります。 【鱗歌】さん 7点(2003-10-18 07:28:49) |
6.複数のストーリーが進行する映画は基本的に苦手・・・なのだが、この映画には最後まで惹きつけられた。最終的にはストーリーが完全に集約されるのだろうと思いながら見ていたので、あの終わり方には『え?ここで終わりなの?』って感じ。とは言え、ラストがあの形であるが故にイイ余韻に浸れたのも事実。上手い。 【ヤスピ】さん 7点(2003-07-02 03:27:13) |
5.うん、よかったよ。今までのソダーバーグさんの映画では一番よかったんじゃないかしら?やはり脚本がいいと思うし、いつも奇抜な色合いと独特な構成だけで話は?というのが多いけど、今回はちゃんとストーリー展開のために明確な効果を出してたんじゃないかな。リアリティもでててよかった。ちょっとわかりにくい感じもあったけどね。 【あろえりーな】さん 7点(2003-04-08 23:41:11) |