1.内戦が激化していく1990年ごろのソマリアはモガディシュを再現するためモロッコに乗り込み、製作費240億ウォンをかけて撮影したようだが、「よくその程度で済んだな」と思うほど大作感があった。演者のレベルも高い。とくにハン大使、リム大使を演じた二人のおじさん俳優は素晴らしかったなあ。ストーリーもほぼ実話ということで、文句の付け所もないのだが、強いて言うならイタリア大使館への道のりでやりすぎ感が出てしまったのは少々残念(実際どうだったかは知らないけど)。フィクションなら全然良いんだけど、実話ものはこの辺りのバランスが難しい。