【カタログ】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-30 10:37:25) |
31.アメリカ白人は常に何かへの恐怖を抱いている、とボウリング・フォー・コロンバインで銃社会の根源を説いたのはマイケル・ムーアだったけど、実に40年も前に「アメリカ人はお前の象徴する自由が怖いのさ」とJ・ニコルソンが喝破していたとは驚いた。以後なにも変わっていないのかアメリカ人。デニス・ホッパーの慧眼に恐れ入る。ただのヤク中あがりのクッパ大王ではないんである。反ベトナム戦争当時の空気はよく伝わるし、音楽もぴったりで最高。スタッフ全員が口出しして収拾つかなくなったというLSDでラリっちゃってるシーンすら不思議な魅力をかもしだす、作り手の情熱ほとばしる作品。 【tottoko】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2011-10-08 11:00:19) (良:1票) |
30.「連中は自由な人間を見ると怖がる」「自分が自由であることを証明するためには人殺しだってする」ジャックニコルソンのこの台詞が作品の全てを物語ってしまった。当時のアメリカはようやく人種差別を撤廃しようと動き出し、「自由の国」を作ろうとしていた。そんな時代背景の中、何か大きな管理下で自由を気取った人間は、屈託の無い自由人を変人扱いする。そして排除する。まだまだそんな時代だったのだろう。アメリカって怖い。怖すぎる。 【ちゃか】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-10-08 18:08:45) (良:1票) |
29.広いアメリカの自然の中を自由に気ままに旅する楽しさと一方排他的な凶暴さの視線もあり複雑。音楽と映像も良く、ニコルソンの若き姿と衝撃の結末。自由も身勝手な自由、好き勝手する自由が目立っている作品。これは自由とは思えない。お説教は不要か・・・。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-09-18 18:58:00) |
28.自由のためなら死ねるという青臭い勘違いに共感できたのでよかったです。 【アフロ】さん [試写会(字幕)] 7点(2009-07-04 05:47:02) |
27.完成度はインディーズのそれだけど、名作と呼ばれている理由は、ピーター・フォンダの空虚な表情じゃなくて、ジャック・ニコルソンのイッてる目つきでもなくて、アメリカの疲弊やヒッピーでもなくて、良きアメリカのシンボルとしてバイクにある。 【michell】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-02 22:25:25) |
26.ただのバイクのロードムービーであるが、なんか惹かれる。ピーター・フォンダのかっこよさや、心の中で求めている自由を映像化してくれているようだ。映画の中でも「自由」について語られているが妙に心に残った。 【MS】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-27 01:41:38) |
25.フランス、ヌーベル・ヴァーグから遅れること10年、ヨーロッパ映画が大好きなデニス・ホッパーがアメリカ映画の枠を飛び越えて主人公さながらに自由奔放に作っってみたらアメリカン・ニュー・シネマの出来上がり!って感じの意図せずして名作になってしまった感という印象があるが、新しい映画を作ろうという意気込みなしでは絶対にできえなかった映画であることも確か。実際この意気込みなしではラズロ・コヴァックスというヨーロッパ出身のカメラマンの獲得はなかっただろう。ストーリーは行き当たりばったり的ではあっても実はかなり洗練されており「自由」を哲学的に解体し、「自由」という名の不自由さにもがくアメリカが奇跡的なショットで綴られる。奇跡的なショットというのは作り手の意図を超えたものだが、この奇跡を呼び込んだのは「映画への情熱」であり「映画への挑戦」なのだと思う。 【R&A】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-08-17 10:28:35) |
24.長々と続くバイクの旅で描かれるヒッピー等社会問題の数々。ラストシーンには不条理を感じずに入られません。 【maemae】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-20 21:25:11) |
23.自由?を謳歌する若者、進歩的でもあり退廃的である70年代。このころは、誰にも人生のオチが見えてない、貧しくはないけど何かがハングリーでサースティー、縛られたくない自由を求め、だから精一杯生きていた、そんなメッセージが込められている気がします。この映画には当時のアンチなものすべてがあり、よくも悪くも現代への踏み台だったんだなーと思います。この映画、オートバイのエンジン、人間、すべてがアナログです。 【杜子春】さん 7点(2004-12-24 17:56:03) |
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22.大げさに面倒な感想を言うまでもなく、普通に面白い。ジャックニコルソンに髪と存在感がある。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 7点(2004-10-25 13:31:57) (笑:1票) |
21.アメリカの弱い部分が出てたのがいい。なにより音楽がサイコー。 【PAD】さん 7点(2004-09-08 19:59:49) |
20.この作品のテーマは、不良の目から見たアメリカ社会の暗部なのだろうと思った。撮り方も今までには見たことがない手法を用いており、つまりそういった点から見ても不良ということなのでしょう。ただ、この映画は当時のアメリカを生々しく表現しているというところに魅力の大部分があるので、できれば上映された当時に観たかった。 【デューク】さん 7点(2004-07-18 17:38:04) |
19.刹那の時代。殉死の世代。保守と革新との間の軋轢に押し潰された、野卑でタフながらも脆弱な夢。この時点で一旦、アメリカの何かが死んだ。1つの死んだ時代を描いた、アメリカの現代神話。これを不朽の名作と捉えるか、時代の遺物と捉えるか否かは、個人個人の価値観次第なのかも知れない。 【ひのと】さん 7点(2004-07-05 18:28:39) |
18.フォンダとホッパーのバイクに乗ってる姿に「BORN TO BE WILD」の音楽のカッコ良さと、観終わった後の空しさのギャプが大きすぎて、ライダーの端くれの私としては、かなり複雑な印象。でも、あの自由な雰囲気には憧れるなあ。いつかは、ハーレーに乗りたいと思っているけど、問題は、歳と金と駐車場とかみさん。 【パセリセージ】さん 7点(2004-06-09 20:35:58) |
17.この映画について改めて考えると、初めて観た時わくわくした自分と、映画の中のホッパーとフォンダ、そして現在の自分との違いに複雑な気分になる。 |
16.自由の国アメリカの汚い部分を前面に出したような感じ。イメージ第一のアメリカの偉いさんがこの映画を見たらどんな顔するのか、想像すると面白い。 【ラーション】さん 7点(2004-03-10 17:35:36) |
15.名作と伝えられている。サントラは確かに素晴らしい。今でもちょくちょく耳にする曲ばかり。けど肝心のストーリーは面白くない、というより意味がわからない。しかしどういう訳か「キャプテン・アメリカ」が気持ち良さそうにバイクで走る雄姿が忘れられない。映画の良さはストーリーだけでは計れない。 【アーリー】さん 7点(2004-02-04 22:29:08) |
14.20年くらい前に見たときは、終盤にお墓?観たいなところでSEXしたり、ぐるぐるしたカメラワークで長々会話がありますよね。あそこで頭が痛くなった。今、筋も知ってて改めて見ると巧い作りだと思いました。さすがに時代は感じますけど、やっぱりはずせない一本だと思います。 【たかちゃん】さん [DVD(字幕)] 7点(2003-11-18 18:29:24) |
13.音楽がいいよね。アメリカン・チョッパーというのはとても楽そうに見えて、実はハンドルが安定しないので乗りにくいというバイクですが、映画の中でああいう風に走っているのを見ると好い感じですね。アメリカだから合うのかな。日本の狭い道路事情だとあまり合わない気がします(ちなみに私はネイキッド・スパルタンなタイプに乗ってます)。映画の方ですが、ピーター・フォンダとデニス・ホッパー(そういえばどちらも日本のコマーシャルに出てたなあ(しみじみ))が取り上げられますが、ジャック・ニコルソンも出てたんだね。最近気がつきました。麻薬を扱ったり、ちょっと反社会的な主人公なので、感情移入できないとつまらない映画ですが、よそ者を排除することとか、新の自由とは何かとか、訴えているテーマは今も通用すると思います。 【オオカミ】さん 7点(2003-11-18 15:44:25) |