24.自分は中学時代よりビートたけしのファンであるが、映画に関しては数作しか見ていない。北野監督自身の暴力衝動を映画にぶつけている様にしか見えなかったのだ。本当に殴ってるシーンも多々あり、自分の好みのジャンルとはかけ離れている。この映画も同様なのだが、そこそこ好印象である。大変芸術性が高い。序盤はちゃっちゃと撮ってるイメージだったが何の何の、見るうちに緻密に計算された画作りに驚く。言葉少なく映像で語り、寡黙なたけしは相変わらず殴る殺すとボコボコなのだが、氏の絵画に和まされる。暴力衝動と、絵から伝わる温かみのある人柄の二面性に、北野武という人物そのもので楽しまされている事に気付く。良い意味でずるい作品だ!実際ストーリーに関しても、たけしの残酷さと優しさのアンバランスをバランス良く描いた話であり、大杉漣の追悼という事で放送された手前大杉漣の良さを堪能するつもりが完全にたけしワールドである。はい、たけしですよ。と、和膳に乗せて品良く差し出された感じ。盛り上げる音楽も素晴らしいと思ったら久石譲だった。それにしてもたけしの絵画が非常に印象に残る。アートたけし展、近所に来ないかなぁ。 【にしきの】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2018-03-21 09:05:27) |
【へまち】さん [DVD(字幕)] 7点(2017-12-06 22:38:41) |
22.刑事役だったが、まーヤクザですな。シナリオも纏まっててよかったと思います。 【SUPISUTA】さん [DVD(邦画)] 7点(2016-09-25 12:48:20) |
21.これがキタノブルーだ。色濃い青テイストが強烈。 こんな熟年ラブストーリーの見せ方ができるのもたけし。 刑事という立場から様々な人間の生き方を哀愁漂わせそんでもってやり過ぎ感も忘れない。 まさに人生の最後に一花咲かせるHANABI。これもまた夏に観たい一本である。 |
20.北野武の作品は本当に独特な雰囲気があって、そのことはとても評価できる。 この映画も少ない会話と、バイオレンスと、シュールな内容、そして希望の無い未来のための現在の空虚感がよく表されている。 【simple】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2015-04-12 12:21:44) |
19.ソナチネを見て、よかったのでこれも見てみた。 さらに洗練されてるし絵もすごい。 見せない見せ方、沈黙に語らせる映像、タケシ独特のユーモラス。 テンポもいい。 お笑い芸人の作った映画でもないし、映画監督が作る映画でもない。 タケシの映画。タケシ、というジャンルの映画。北野さんは、天才。 【ひであき】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-07-15 17:47:53) |
18.作品を支配する冷たい雰囲気の中で、主人公と奥さんのやりとりは温かみを感じられて心地良さがあった。 ラストシーンは意外性は無いが、音楽が素晴らしく胸が詰まった。絵はよくわからなかった。 【さわき】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-17 00:35:16) |
17.何というか、小さな子供が、自分の描いた絵を他人に見せて、「どう?上手でしょう?」と言っているような感じを受けた。巧みな編集も、たけしの絵画も確かに上手いのだが、表現者としての「我」が先に立ちすぎたような気がする。ぼくたちは美術館に来たのではなく、映画を観に来たのです。初期の集大成的作品だが、これを観るなら、デビュー作『その男、凶暴につき』で痺れろ! 【フライボーイ】さん [DVD(邦画)] 7点(2008-05-15 22:52:44) |
【カイル・枕クラン】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-02-05 23:42:11) |
15.たけしの絵の展覧会映画な部分がちょっとしんどい。絵はよーできてるけど、絵を見たい気分ちゃうかったし。自分の映画やから、一生もんやし後世にも残るし、だからいれておきたい映像はみんないれとくって感じがせんでもない。俺、芸術肌ちゃうからわからんけど。俺が監督やったらそー思うな~って気持ちがなんとなく、この映画観ててわいてきたから。でも、一人より二人のほうが時には淋しく見えるってのが良く出てる。特に二人の距離が近いほど、淋しく物悲しい。たけしの映画はいつも物悲しい。死を身近に感じる物悲しさがいつも漂ってる。この感覚、酔えるときと、無理な時がある。無理な時に、たけしの映画を観るとやっぱしんどい。元気になりたい時に絶望的な歌を聞ききたくないのと一緒。それだけ影響力があるってことやね。あと、笑える部分は油断してたので声を出してわらってしまった 【なにわ君】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2006-01-17 10:05:08) (良:1票) |
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14.北野映画にはやっぱ、どことなくお笑いのセンスを感じるところがある。あと登場人物、特に主人公は、何を考えてるかわからないというキャラが多い。この映画の真意はわからないけれど非凡なセンスをもった監督であることは十分に伺える。観る価値はあると思う。音楽もよかったし。久石さんGOOD。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-04 02:01:21) |
13.前作で素晴らしい青春映画の傑作を撮った後の北野武監督作品ということで注目し、観に行きました。また最初の頃の暴力的な映画であって、流石にこれだけ暴力的な映画が続くと駄目かなあ!と思ったものの悪くなく、それどころか思っていたよりも良かったです。この映画、一番良かったのは岸本加代子です。 【青観】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-06-02 22:35:59) |
12.何もセリフを交わさないお見舞いシーンはけっこう衝撃的でした。やくざ相手にはめっちゃタチ悪いおっさんなのに奥さんの前では照れくさそうな西の姿が良かったですね。たけしは正直演技はうまくないけどこの映画みたいにぶっきらぼうな感じの演技が好きです。ラストで泣いちゃいました。 【リトルバード】さん 7点(2005-02-23 03:42:50) |
11.こういう愛され方されたいわ。。と、思いました。。こういう男性には黙って着いて行く気持ちになります。。ハイ。 |
10.武の世界観に完全に飲まれました。全体的に寂しさが映画を包んでいますがたけしと岸本加世子のやりとりがとても温かくその絶妙なバランスが心に沁みてきました。まるで雪山の一軒屋の灯火を遠くから見ているようです。そして武流のバイオレンス、何故かマッチしてます。これは雪山で狩りをする狼のごとくどこか寂しく荒々しかったです。この映画でキタノブルーに惚れました。 【ジェダイの騎士】さん 7点(2004-06-19 01:23:51) |
9.作品としてはべつに面白くない。ただ、私の人生のなかで見た映画でいちばん泣いてしまったのも、なぜかこの作品。ファーストシーンでたけしの絵が映し出された瞬間からもうだらだらと泣き始めて、最後の海の映像まで終始泣きっぱなし。なんだか分からないけど、わたしとしても日本人がベネチアで賞を獲ったことがうれしかったのかなあ。とにかくべらぼうに泣いてしまった。でも、たけし作品としては後退してるという印象です。ちなみに、事故前の作品では、久石譲の情緒的な音楽が、諧謔的なたけし映画のテンポにあわなくて邪魔だったけど、この映画では、(よくもわるくも)久石譲の音楽に合うようになってしまいました。 【まいか】さん 7点(2004-03-18 10:48:47) |
8.色彩鮮やかで音楽もとても良い。日本人よりやっぱり外国人に受けがいいのじゃないかな。たけしさんの絵の上手さにびっくりでした。ラストはやっぱりあぁするしかなかったのかな、、切ないですね。 【fujico】さん 7点(2004-01-11 16:06:19) |
7.ラストの「ありがとう、ごめんね」のセリフに止めを刺す。「ソナチネ」はこちらより後に見たことから若干点が低いのですが、こちらはこのセリフにより、「ソナチネ」後に見たとしても点は下がらなかったでしょう。ひとつだけ。「銃声→即エンディングロール」のほうが私はいいと思いました。 【まつもとしんや】さん 7点(2003-12-10 18:08:04) |
6.悲しい映画ですね。主人公の後悔の念とかそういうものがこういった雰囲気の映画にさせているのか。けっこういいと思います。時折入る絵も映画の雰囲気をより深いものにしていますね。 【たましろ】さん 7点(2003-11-16 22:35:40) |
5.ソナチネ、よりはいい。つまんなくはないがもうちょっとねえ…作風が俺と合わないだけかも。ラストシーンは好き。賞とるほどじゃあないかなあ |