5.なんか「タイムマシン」という何かのリメイクらしきトンでも作品を見てしまい、しばらくポカーンとしていて、あ、これの事かー!と思って手に取りました。 トンでも作品ではなくって、ひとまず、ほっ。当時としては特撮はよろしいんじゃないでしょうか。一応、純粋な気持ちでこれに接したかったです。とぽぽ。 |
4.この「タイム・マシン」という作品は小説も映画も大好きです。この映画はかなり昔の作品なので、特撮がチープなのはしかたないと思います。しかし、特撮など気にならないくらい今見ても完成度は高いです。80万年後の未来世界の描き方がメルヘンチックなところも個人的には好き。2002年に公開されたリメイク版もありますが、原作に近い世界観で描かれているのはこっちの1960年版のほうです。原作との相違点は、原作が回想なのに対しこちらは回想ではありませんし、原作の未来人は小人で、知らない言葉を話していたのに対しこちらは普通の人間で、全て英語を話しているところや、小説ではもっと過去にも行き、地球の終焉を見てきます。それとウィーナの結末、タイムトラヴェラー(この映画ではジョージですが、小説に名前はありません)の結末も違います。ちなみにDVD得点の実際に年をとった二人がリアルタイムに再会するシーンは最高ですので、見るならDVDをお勧めします。 【A.O.D】さん 7点(2004-01-27 16:42:03) |
3.時間が進む描写で、カタツムリが凄い速さで這ってたり、マネキンの服装がどんどん変わっていくのは今見ても楽しいです。殴っただけで血吐いて倒れるモーロックも微笑ましい。最後は余韻を残させる終わり方で実に爽やかでした。 【終末婚】さん 7点(2003-04-16 20:09:43) |
2.「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のスポーツカー型タイムマシンとは違い、その位置を動かない極めてオーソドックスな固定型のマシーンだけに、時空を越える瞬間がいかにも解説的で実に分かりやすくて説得力がある。原作は読んだことはないが、おそらく忠実に視覚映像化したその部分においては、一応の成功をみせているのではないだろうか。とりわけマシーンに乗った主人公の周囲だけが光速で変化していく様(例えば太陽と月とが交互にぐるぐる回転していく様子や、或いは洋品店のショーウインドウに飾ってある服のファッションの変わりよう等々)を、フイルムのコマ落としによる手法で表現した視覚効果は、当時としては斬新でありスリリングでさえあった。ただストーリーそのものは、かなり陳腐な内容だったように記憶している。 【ドラえもん】さん 7点(2002-05-24 23:23:32) |
1.なかなか哲学的な作品だと思った。H.G.ウェルズの原作を映画化したものだが、この原作が、初めて時空の旅というアイデアを話にしたものらしい。ウェルズの発想の発明に敬意を表したい。今みると、どうしても模型のシーンなどは見劣りしてしまうが、1960年の映画なのだ。その映像表現も含め、よくつくったなとむしろ讃えるべきだ。何しろ話が面白い。先が気になる展開だ。80万年後、エロイ族など、一見突拍子もないように聞こえがちだが、観れば違和感はない。SF映画の古典として、評価に値する作品だ。 【あろえりーな】さん 7点(2002-05-06 16:49:31) |