7.NHKのドキュメンタリーは面白い。やはり、功績を成し遂げた人物の実際の顔を見ると、映画にはできない何かが伝わってくると思っていた。だから、この映画も期待してなかった。でも観たら、これが面白い!映画の可能性を見直した。俳優の熱意みたいのが物語を引っ張り、2時間チョイの映画体験で、社会の「理想」みたいのが感じられる。元気づけられる。これはドキュメンタリーでは難しいのではないか?西田敏行の演技も良かった。浜ちゃんのイメージが強いので、ちょっと心配したが、彼はやはり俳優だった。そして、松下幸之助をだれが演るんだ?って思ってたら、おお~というキャスティング。その存在感を見事に演じていた。感動した。 【トント】さん [ビデオ(邦画)] 7点(2010-11-16 12:08:44) |
6.ツタヤで中古ビデオが100円で売られていた時「時代はDVDにうつっているんだなあ」と思ったが、同時にこの映画の事を思い出しました。VHSビデオが誕生するまでの実話ですが、勿論脚色もされていると思います。それでも技術者のビデオデッキ製作にかける情熱みたいなものがひしひしと伝わってきて感動しました。西田敏行、渡辺謙をはじめとしたキャスティングも皆見事だったと思います。企業に入るといかに上の堅い考え方を曲げるのが大変な事かが分かりました。改めて敬意を評したい。佐々部監督の作品はヒューマン物が多いが、これが1番好きです。カシオのデジカメ誕生秘話の映画も観てみたい! 【まさかずきゅーぶりっく】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-11-30 14:31:53) (良:1票) |
5.不景気な世の中に元気をくれる映画。日本て元々、島国であったが故に、他国から材料を仕入れて、手先の器用な技術で加工して販売したり、輸出したりして大きくなってきた、言わば商社みたいな国。その器用さが世界のブランドになり、メーカーの信用になり、大きなマーケットを動かす存在にまでなったのでしょう。この映画はそんな日本のがんばりを、もう一度思い起こさせる景気づけの映画。俳優達の個々の演技どうのこうのより、そんな気概に満ち溢れている映画。題材がビデオデッキと言うだけで、真のメッセージは働く人、1人1人への応援のような気がします。 【映画小僧】さん 7点(2004-03-10 16:16:38) |
4.家電メーカー各社の技術競争というものが今の日本の発展を促してきたと言って過言ではないと思う。まさにドキュメントである当時のエネルギーそのままに映し出される技術者たちの熱い奮闘が胸に迫ってくる。極力抑えた演出と、熱情的な演技、手ぶれ映像による効果的な撮影が徹底的なリアリティを醸し出し、決して派手さはないが臨場感を感じた。この映画の鑑賞直後にニュースで薄型テレビの開発競争の特集がされていて、今作の時代から流れ続ける情熱が感慨深かった。ただひとつ悔やまれるのは、この映画をDVDで観てしまったことだ。意味はないが、やはりVHSで観るべきだったと思う。 【鉄腕麗人】さん [DVD(邦画)] 7点(2003-12-20 02:29:19) (良:1票) |
3.泣けた。けど、西田のたよりなさそな事業部長役、違和感残る。 【らんらん】さん 7点(2003-07-12 14:11:49) |
2.実名企業をそのまま登場させたスタッフの心意気に賛辞を送ります。渡辺謙のちょっと頼りないエリート社員演技が最高に良かった。SONYにとってはオモシロくない作品かもしれないが、それでも協力してこの作品を作り上げたことは日本映画の新たなる第一歩ではないでしょうか。じんわりと爽やかに感動できる作品です。 【トト】さん 7点(2002-09-22 17:43:32) |
1.かつてマスコミを賑わしたビデオのβとVHSの熾烈な競争社会の裏話だが、脚色の良さと手堅い演出、そして温厚なキャラの西田敏行や、珍しく実直な役柄の渡辺謙らの好演もあって、決して刺々しい作品にはしていない点、好感が持てる。伝統ある東映お得意のこの集団人情話には、久々にホッとするような作品に出合ったという想いで一杯だ。 【ドラえもん】さん 7点(2002-09-06 23:21:15) |