9.ショーン・ペンの監督作品と知らずに借りた。最後は胸を締め付けるような切なさを感じた。有名な俳優陣で固めていましたがみんなジャック・ニコルソンを引き立てていた。 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 7点(2009-12-31 16:16:36) |
8.何ともせつない終わり方。導入部からの一連の流れで、一筋縄では終わらないことは大凡予想がついていたが、いい意味で裏切られたのかもしれない。しかし、どんなすごいドンデン返しが待っているのだろうと思ってしまった自己責任でもあるが、やや後味が悪いため、映画をみた達成感と言ったらおかしいかもしれないが、満足度もやや裏切られた。ただ、影に潜む幻影を主人公とともに追尾していくストーリー展開、実に忠実で(自分はそう感じた)安定感のある映像、音楽に及第点。綺麗すぎるハッピーエンドに倦怠感を持ってる人にはおすすめ。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-02-01 07:52:39) |
7.クライマックスで、主人公が恋人に対して何も言えなかったことが、彼の行動の動機を証明している。多少の葛藤すらなく、愛情より犯人逮捕の執念の方が完全に勝っていたということであろう。責められて一言の弁解もなく、うろたえることすらしないのが恐ろしい。普通のミステリーの体裁を取っておきながら、最後の最後で完全にひっくり返すやり方は、見事というべきか、あざといというべきか。しかしこれではあまりに後味が悪い。個人的にはハリウッド的ハッピーエンドの方が好みだが、原作があるのでは仕方がない。その存在について直接は知らないが、「殺人百科」という文字通り古今東西の殺人事件を集めた本の中で、著者の一人であるコリン・ウィルソンがその原作のことを賞賛している。間接的ではあるにせよ、「ハリウッドお得意の映画のプロットの一つ」を否定してみせた原作の意図は、そのまま監督の意図でもあったのだろう。犯人が運命の裁きを受けたのがせめてもの救いか。しかし恐らく運命というべきではないのだろう。原作はこれよりさらに陰気な結末らしい。 【わいえす】さん [地上波(字幕)] 7点(2005-03-31 01:34:56) |
6.なるほど。映画観たあと、ここのページ読んでやっとわかった部分が多かった。映画館で観てたら帰りの電車でずっと悩んでただろうなー。 【Andy17】さん 7点(2004-03-20 23:46:12) |
5.あの呆けっぷりは地ですか?と思わせる位ニコルソンの演技が上手い。つーか本当に心配。 |
4.主人公が狂気に囚われていくさまを、非常に良く描いています。ミステリとしての構成ならびに演出がうまく効いていて、最後まで飽きることなく見せてくれました。 【K】さん 7点(2004-02-08 11:53:41) |
3.サスペンスを超越した男の運命の破綻を描いた秀作。ショーン・ペンの非凡な監督センスもさることながら、少しずつ人生の歯車をくるわせていく老刑事を演じたジャック・ニコルソンが素晴らしい。確固とした意志をもった男が次第に狂っていく、その表情の変化が凄い。 【鉄腕麗人】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2004-01-30 15:59:33) |
2.運命の歯車?否!エンターテイメントが観たいんじゃぁ~!と、声高にする人にはお勧めできません。しかし自分も「ハッピーエンドが観たいんじゃぁ~…」と胸中で小さく叫んでいました。一寸だけ、ね。 【aksweet】さん 7点(2003-12-09 00:37:06) |
1.映画はサスペンスのように展開していくが、テーマは冷酷な運命に縛られた男の悲壮な行く末で観るものを釘付けにする秀作だった。「クロッシング・ガード」でも感じたが、ショーン・ペンはジャック・ニコルソンの味わい深さを内面的にも外面的にも引き出すのが相当巧い。それはやはり、ペンがジャック・ニコルソンのことを心底尊敬し敬愛しているからこその業だと思う。 【スマイル・ペコ】さん 7点(2003-06-09 14:23:07) |