22.少年を装った少女や屋根修理に専念する人、女性下着雑誌を読む老人など、一風変わった個性豊かなひとたちが何人も登場する。それが脈絡なくパラパラとページをめくるように続くのだが、雰囲気があって少しも嫌にならない。また犬を乗せたソ連の人工衛星やスウェーデンでのサッカーワールドカップやヘビー級チャンピオン誕生など50年代末の時代をよく表している。 【ESPERANZA】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-12-23 14:39:11) |
21.ハルストレム大好きです。さすがギルバートグレイプを撮った監督。この暖かでのどかな風景はスウェーデン人にはもっと楽しめるのでしょう。そうでなくても作品全体を包む優しい視線が感じられます。ちゃんと成長も描けているし、楽しい映画。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-11-06 18:00:13) |
20.心が温まる話だった。自分の居場所、心の拠り所がないと孤独な気持ちになる。主人公は母親やペットがいなくなって可愛そうだった。迎えてくれる仲間が出来て良かったと思う。 2回目鑑賞 【ホットチョコレート】さん [DVD(吹替)] 7点(2010-07-29 14:35:13) |
19.少し変わった境遇にいる憎めない風貌のイングマルと少女サガの交流や、型にはまらない田舎の人々の描写は児童文学に秀でたスウェーデンらしいおおらかな雰囲気。 でもやっぱり気になるのはイングマルがライカ犬を心の友としながら踏み台にもしていること。 「自分は○○よりマシ」は自分は幸せと感じるための道具に使っているようで、さもしい感じがするんだよね。 そしてそういう子を不憫だと観客に思わせてるのが。(原作となったイェンソンの自伝小説はライトな「悪童日記」といった趣きでドライでグロテスクだけれど、ライカ犬へのシンパシーはあっても道具にまではしていない) シッカンの死よりも犬にボクの意志で殺したと思われたくないと嘆くのも自分がだいじに思える。 病気の母親から隔てられたのも幸せといえるかも、日々衰え生気が抜けていく姿を心に焼きつけずにすんだんだから。 きれいなソフトフォーカスの映像がウェットな感傷を和らげてはいるものの、ハルストレムの描くちょっぴり卑屈なけなげさは小さな棘のようにちくちくと刺す。 【レイン】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-07-29 00:00:03) |
18.感動まではいかないが、結構話にのめりこめました。 【ucs】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-03-07 10:09:48) |
17.おもしろい。微妙な切なさが気持ちいい。下半身も微妙に気持ちいい。メリンダ・キンナマンかわゆい。 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-05 22:03:44) |
16.詩的で情緒豊かに思春期?(小年期)を描いている。 挿話ごとの詩的つぶやき、性的めばえの演出、等良い。 ただ充分理解できない点もあり。他のレビューを参考にしたい。 【ご自由さん】さん 7点(2004-11-28 00:44:40) |
【ボバン】さん 7点(2004-11-13 14:32:03) |
14.少年と少女のほのかな恋心が芽生えるところがなんとなくほのぼのとして良かったです。なんかキシリトール入りのガムを食べたくなりますねぇ。 【tetsu78】さん 7点(2004-06-07 03:56:57) |
13.非常に奥行きのある作品だと思います。全体を漂っている雰囲気は、暗い。この暗さは人生を描く上で絶対必要なもので、明るいだけの人生なんてないことを、忠実に描いています。ラッセ・ハルストレム監督の作品は、とても厚い。映画であって映画ではない。虚構ではない。2時間という時間の中に、「生」を感じさせてくれます。 【もちもちば】さん 7点(2004-06-03 00:40:46) |
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12.人間誰しも思い悩んだり悲しんだりして塞ぎ込むことってありますよね。そして、その場合、「少なくとも、○○になった○○よりはマシだ」って言うように、他と比較して安らぎを得ようとすることってありますよね。この少年は、多感な時期に大好きな母親に死なれ、愛犬にも死なれ、本当に嫌になっていた。そこで、宇宙に行ったライカ犬と比較して、最初から死ぬ運命を背負って宇宙に行ったライカ犬よりはマシだ、と、心の安らぎを得ようとします。必ずしもその方法が良いのかどうかは判りませんが、そう云う方法もあるということです。非常にほのぼのとした作りだけど、話を追っているとやはりどこか暗い。でも、最終的に、その暗さが中和される形で終わったのは非常に良かったです。 |
11.子供たちを中心とした人々を豊かに表現しててよかった。なんだかぱっとしねえコメントだなwわはは 【ばかぽん】さん 7点(2004-05-15 23:14:59) |
10.波乱万丈な彼の少年時代。何かある度に『ライカ犬』の事を 考えて、自分を励まし前向きに生きようとした。彼はいつまで、 『ライカ犬』の事を考えて生きたのだろう? 彼のその後も見てみたい。 【ボビー】さん 7点(2004-04-11 09:28:30) |
9.脇役の育てのお父さん、いい味出してます。物語の幅を広くしてるといった感じですね 【ノマド】さん 7点(2004-03-02 04:09:44) |
8.とっても悲しくて心に残る。でも心があったまる。監督はこの手の作品作らせたら文句なし。フィクションがリアリティあふれる作品に生まれかえることのできる数少ない監督。 【ひで】さん 7点(2004-03-01 03:33:28) |
7.マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグという題名。この「ドッグ」はライカ犬?シッカン?それとも単なる比喩?主人公の少年は少年時代に必要な母親の愛という食料を多く持たずに打ち上げられたライカ犬であり、家族の事情で病院で処理されたシッカンなのだと言っているのか?しかし、最終的には少年は暖かい周りに囲まれて明るい未来が待っているわけだけど。と、頭痛くなるような事考えなくても、スウェーデンの子供たちや村人との古き善き時代を観るのは楽しいのが分かった。20歳のころ観たときには、何も感じなかった映画でしたが、時間を積み重ねることで、楽しさを見出す作品もあるのですね。 【クルイベル】さん 7点(2003-11-04 10:02:13) |
6.ハルストレム、そろそろスウェーデンに帰ろうよぉ。 【Bridget】さん 7点(2003-08-26 01:14:19) |
5.変人や社会のはみ出し者みたいなのが出てくるのが、ハルストレム監督の作品ですが、それでいてその人たちの人間模様や人生が丁寧に描かれていて、感動させてくれます。これも例に漏れず。それにまだスウェーデンにいた時代なので、どことなく開放的というか自由につくってる感じがします。スウェーデン万歳! |
4.ただの美談ではないラッセの感動作。この人の映画って、お・と・な。ワンコと母と少年、それだけで涙腺がゆるむんだよ俺は。 【あろえりーな】さん 7点(2002-08-30 23:44:34) |
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