10.近代化の進む現代中国を舞台にした人情話なので、「あの子を探して」や「初恋のきた道」よりも「キープ・クール」に近い雰囲気(お伽話を現実的に締め括るのも近代化の表れか)。しかし「キープ~」の「近代化」した演出手法と違い、「あの子~」等と比べても、こちらの演出はかなり抑え目。カメラは被写体から離れ、寄りのシーンも望遠を使って芝居の臨場感を演出したりしてる。「初恋~」のチャン・ツィイー程の驚きは無いにしろ、新人ドン・ジエもイーモウ作品のヒロインに相応しい美少女振り(唯、思い切り可愛いパッケージの写真と本編との印象の違いは、AV並の落差)。そして脚本の作り込み方は、むしろ「あの子~」以前の作品に近い。何だかんだ言って本作は、イーモウの集大成的作品になってると思います、7点献上。 【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-27 00:03:34) (良:1票) |
9.チャン・イーモウの匂いがプンプン。ユーモアを散りばめながら・・・すばらしい。 【ご自由さん】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2006-07-24 23:11:19) |
8.これは良かった。目が見えない少女をとりまく、周りのおじさん、おばさんたちが温かかった。結婚のために嘘をつき続けていた社長が、途中から少女のために嘘をつき続けるのが辛く、そして哀しかったです。でも、居候先で疎まれていた少女が人の優しさを知り、旅立っていくさまをみて、”嘘も方便”だな、と思います。儒教思想の中国がよくこんな素晴らしい映画を作り上げたと感服しました。 【どんぶり侍・剣道5級】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-06-30 10:25:59) (良:1票) |
7.大きな山があるわけでもなく、どん底の谷があるわけでもなく、ある一塊の人々の日常を撮影しているような、淡々としていると言ってしまえばそれまでなのだけれど、とても優しい雰囲気なのです。とても穏やかに。 チャオと仲間達の心は盲目の少女に対しての同情心だけではなく、少女からも温かいものを貰っていたのですね、きっと。 心の底から優しい気持ちになれる、それが「至福」なのかもしれませんね。 |
6.チャン・イーモウの映画はこういうシンプルなほうが好きです。なんかありそうでない、ちょっと強引なストーリーのようでもこの人が作ると、なんだか素直な気持ちで見れちゃう気がします。最後もうちょっと感動的にしてほしかったなあ。見え見えでもいいから。。 【ノス】さん 7点(2004-12-11 11:52:20) |
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5.これもヒロインありきの映画ですね、まぁ僕的にはアリですが。 少女とちょっとバカだけど優しい人たちとの交流にほのぼのしますね。 これからあの子はどうなるんだろうと心配するのは…考えすぎか。 【ふくちゃん】さん 7点(2004-06-14 01:37:31) |
4.いいー映画。デブなクソガキがおいしすぎる。一人っ子政策の下ではわがままになっちゃうのかな? 【バチケン】さん 7点(2004-02-15 21:40:05) |
3.素直に泣けました。少女に恋してしまいました(照 【にゅうたいぷ】さん 7点(2003-12-14 01:31:56) |
2.この映画の監督になって、ラストを作り変えたい気分になった。 それほど主人公の盲目女性に感情移入できた。 【花守湖】さん 7点(2003-11-11 13:15:40) |
1.チャン・イーモウ作品だからといって身構えて見ると、人によっては案外肩透かしを食らったような印象を受けるかも知れない。意外なほどの軽いタッチに戸惑う人もいるかも知れない。盲目の少女が主人公というだけで、チャップリンの「街の灯」を連想する人もいるようだが、むしろ吉本新喜劇風の人情小噺に近い。近代化が進む都会の片隅で、貧しくとも逞しく明るく生きている人々。その彼らが盲目の少女を励ます為に、ひと芝居打つ姿は実に無邪気であり、愛おしい。設定上どうしても深刻になり勝ちな展開を、努めてコミカルに描こうとする監督の苦心が窺い知れる。ただよく考えてみると、彼らのとった行動は一見美談のようだが、障害者をコケにしていることに何ら変わりがない。盲目でありながら彼らの嘘を簡単に見破ってしまう彼女。障害者が一人で生きていくには、健常者以上に強く逞しくなくてはいけないという事を、改めて思い知らされる。そして新星ドン・ジェが、その強い意志をもった少女を見事に好演している。 【ドラえもん】さん 7点(2003-03-15 00:08:18) (良:1票) |