15.キャスティングが豪華で、その演技演出には大満足。前半のランを絡めた話や脚本家の苦悩なんかはとても興味深くて、後半やオチに向けての期待は大いに高まったんだけど、どうにも叙情的に終わっちゃって消化不良。冒頭のやりたくないんです台詞やマッキー先生のハリウッド的脚本とはという皮肉に対してそれなりのハリウッド的オチをつけて皮肉を効かせたんだろうけど、こっちは1本の映画としてちゃんとした起承転結を期待してるわけで。それができそうな題材、キャストだけに残念!チャーリーの心情には我ながら情けないけど大いに共感できるとこが多くて、どう決着つけるに興味あったんだけど、なおざりにされちゃったなあ。マッキー先生と飲むあたりまでがよかった。前半9点後半5点、トータル7点。 【タッチッチ】さん [DVD(吹替)] 7点(2013-06-22 14:40:56) |
14.脚色に苦悩する自分が自分を描いた映画がこんな映画になっちゃったという痛烈な皮肉の映画。よく作りましたね。 【とと】さん [映画館(字幕)] 7点(2009-04-05 06:34:07) |
【永遠】さん 7点(2005-02-17 20:14:26) |
12.冒頭のナレーションから笑わせるがその後の出産シーンにビックリ。普通の映画でない 雰囲気が漂う。ニコラス・ケイジはこうゆう汚いおじさんをやらせたら最高! 対象的な双子の演技と合わせてニコラス・ケイジの演技力が光る、本当に上手い人だ。 それにしてもニコラスのハゲ・デブぶりには恐れ入る。此処までやるかと言う感じ。 お話は相当に毒気と皮肉に満ちており、激しく好き嫌いが別れると思われる (私は面白かった)。後半のめちゃくちゃな展開にもハリウッド映画への皮肉をこめつつ わざとハリウッド風結末に持っていった脚本家のひねくれぶりが伺える。 途中二回ある車の衝突事故の映像がやけにリアルで強烈なインパクトを残す。 【ハナちゃん】さん 7点(2005-02-09 11:15:57) |
11.こういうアイデア勝負のトリッキーな話は好きです。ちょっと強引な気がするし一番最後のところは好きじゃないけど、話としては上手くまとまっていると思います。どこがいいのか上手く説明できないけど、面白いし凄いなぁ、という感想。 【るいるい】さん 7点(2005-01-04 15:14:28) |
10.これは論評するのが難しいですね。あえて理解せずに上っ面だけを語るか、もしくは演技・コンセプトといった要素1つだけを取り上げて語るか・・・。よし、こう書こう。この映画は一言でいうと「脚本家がいくつかの前提条件の元に自分をシミュレート(仮想実験)したプロセスと結果を映像化したものだ。」って、そのまんまか。 【ぷらむ少佐】さん 7点(2004-12-26 11:57:07) |
9.現実と虚構の交じり合った世界。 見ていて戸惑いを隠せなかった。 しかし、中盤から後半にかけて先生の影響を受けてからか次第に物語が分かりやすくなった。 面白いかは別としてスタイルの変化がこの映画の妙なのだろう。 【ひで】さん 7点(2004-11-21 19:21:36) |
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8.ニコラスケイジがハゲ役っていう設定時点で勝ち。良くこんな脚本を書けるな、と感心してしまいます。 【バチケン】さん 7点(2004-10-09 00:41:49) |
7.好き嫌いは分かれると思いますが、俺は好きです。脚本の書けない苦しみがちょっとデフォルメされてる気がしましたが、このキャスト・スタッフならこういった映画もいいのではないでしょうか。 【金子淳】さん 7点(2004-07-11 03:06:28) |
6.僕には十歳以上年の離れた姉(ちなみに「エイリアン」レビューで書いた、あの姉)がいるのだが、映画の好みが180度、とは言わないが160度位違う。ニコラス・ケイジが大好きで彼を「ニコちゃん」と呼んでたりするのはハタから観てると「なんだかなあ」なのだが(もっとも我が心の兄貴ことジョニー・デップを俳優の道に誘ったのはニコラス・ケイジなので、縁が無い訳ではないのかも)、その姉が「せっかくわざわざDVD買ったのに全然面白くなかった)と言ってたのが本作。姉ちゃん、悪いけど、そう言われると観たくなるんだよ。と、前置きはここまでにしておいて、結構面白かったです。非常に多層的な作りになっていて、脚本家が脚本を書きながら映画に登場する(?)という変化球のコメディとしても見られるし、モノ創りのしんどさを描いた話とも取れるし、才能はあっても人間的に駄目な男の成長箪としても読めるし。僕はお互いに足りないものを補い合っているチャーリー・ドナルドの双子が、ドナルドの死によって一つとなり、成長する・・・という、一種のファンタジー・寓話として観たんですけどね。 【ぐるぐる】さん 7点(2004-05-02 20:06:06) |
5.チラシとかのメリルのあんよが可愛かったので、もっとコミカルな役かと思ってたら、粉はすするわ、「殺しましょう」だわで困惑してしまった。“脚本(家)万歳!”な映画なのでストーリーの面白みはあるけど、ちょっとムズイ…。弟カウフマンの、寝転がってしゃべるぐうたら振りとは裏腹の、兄への愛情の強さに感動してしまった。全編通して喉元までは笑えるけど、顔や声に出してまでは笑えない、S・ジョーンズ&カウフマンコンビの、このビミョーなラインが好き。 【桃子】さん 7点(2004-03-08 16:22:18) |
4.大笑いするわけでもなく、感動で涙するわけでもない。もちろんドキドキもしなけりゃ怖くもない。なんだかわからんが、観て損はない。これも役者達の演技のおかげだろう。車の事故シーンはリアルだった。 |
3.脚本家の頭の良さを感じます。皆さんもご指摘されてる後半の展開については「おー、こうしないとやっぱ収拾つかんわな」と取るか「どうやってもオモロないわい」と取るか、悩めるところです。なので、アフォオ~な私は断然前半が好き。 Adaptationが「脚色」以外の意味で使われ、蘭の魅力をも含めた「植物」と「人の生き方」、「脚本の進め方」にからめているところなどは、「うんうんなるほどぉ」…まんまと引き込まれてしまいました。 ◎二役ニコラス・ケイジは、服装の区別など不要なくらい、性格もダサさも違う兄弟を演じ分けてお見事。髪型が同じなのは演技に自信があるからでしょう(変えようがない、なんてちょっと霞めたけど大変ゴメンナサイ)。自分の意向で押したり、譲歩したりして、脚色に苦心する様は、可愛いほど嘆かわしい。 ◎クリス・クーパーは、怪なる風貌から私が想像するキャラクターと若干ズレていた。でも受賞のためには役得だったのかも? ◎(もし私以外にいらっしゃいましたら)メリル・ストリープのファンの方へ・・ニコラスに接する女性たち(映画P=ティルダ・スウィントン、彼女=カーラ・セイモア、ウェイトレス=ジュディ・グリア他)が、とっても愛らしく最高に好感が持てる役と演技をこなし、紅組の灰汁出しは全てメリル団長お一人でどうぞ、とばかり振ってくれてます、当然か。でもいつもの「わかった、その辺で、もうええ」の乱演は、特に前半「助演の」程合いで抑えてくれてまして、とっても気持ちよろしいよぉ。沈んだ表情で移りゆく心理を表しているのが相変わらずええんです。車中、クリスとの会話も雰囲気良しっす。//私だったら、一休和尚さまか、光源氏さまと食事したい、ので、やはり何の変哲もない一生を送る事になるのかもしれません。そういうことも考えたりする一作。 【かーすけ】さん 7点(2004-02-08 14:09:20) |
2.面白い! 脚本も良いですけど演出も流石。そして、やっぱニコラス・ケイジはこういう役が本当に巧い。幸い私はハゲかけてはいませんが、この主人公にはかなり感情移入してしまった。特にセミナーで「私の人生には語るべき出来事が無い」と質問した件は最高。その通り!、人生なんてつまんないもんです。だから映画を観るんです。しかし、そのつまらない人生からこれだけ面白い映画が出来てしまうんだから、人生自体も捨てたもんじゃありません。自身ではつまらないと思ってても、端から見れば、もしかして私も映画になる位面白い人生を歩んでるのかもしれませんネ、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2003-11-30 05:15:17) (良:1票) |
1.冒頭のシーンが最高!「マルコヴィッチの穴」を見てからのほうが断然楽しめる。最後の「ドナルド・カウフマンを偲んで」って…、芸が細かいなぁ。(笑) 【いざ、ベガス】さん 7点(2003-10-12 00:57:54) |