39.思ったより象っぽくなかった←違う論点はそこじゃない。 とにかく人間のエゴと欲望と偏見と皮肉に満ちた物語で、お前はどう思う?と問われているような居心地の悪さを感じた。 いくらジョン・メリックに対して可哀想だとか、彼は本当は心優しいんだとか分かった風になっていても、その苦しみは当事者でなきゃ絶対に理解する事はできないだろう。 駅でジョン・メリックが群衆に追われ、「僕は人間なんだ!」と叫ぶ所とラストシーンには胸が締め付けられた。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 7点(2020-02-13 19:34:21) |
38.優しいけど悲しい映画。美しかったり醜かったり、人間の様々な一面がよくわかる。 【noji】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2012-02-23 00:31:46) |
37.だいぶ脚色もあるのかなと思いきや、かなり自伝に忠実なようで、容姿に関してもリアルのようで驚き。現代産業社会の夜明けであった19世紀末の大英帝国を舞台に、個人の尊厳と人の善意、現代の「社会性」をテーマにした深く考えさせられ、そしてとにかく興味深い内容。シリアスな題材の割にくどい心理描写は少なく、あっさりと描かれみやすい。佳作 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-24 13:34:22) |
36.エレファントマンと深く繋がれば、自分の行為は偽善なのか?おそらく誰もが持つであろう葛藤 答えはないですね。 【東京ロッキー】さん [DVD(字幕)] 7点(2010-07-12 14:03:33) |
35.非常に特殊な題材を選択していながら、中途半端な感情を入れずに客観的な描写に徹しているのが良い。この作品では、病院側の人物も、来訪者として登場する人物も、主人公を見世物として扱う人物も、その他一般の公衆も、すべてが同一次元において位置づけられており、誰か1人の立場に立つようには作られていない。その上で、限られた時間の中で、様々な立場の人物が表れるように周到に計算されている。これは、見る側にとっての、主人公に接したときに生じる重層化された様々な心理の表現そのものでもある。だから、見た後には、単に話に酔うだけではなく、自分の心の持ち方そのものにまで思いを至らせることができるのである。 【Olias】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-05-11 01:55:50) |
34.新人監督のころのリンチ。あまり自分のテイストを出せなかったかもしれませんが、才能が溢れるようです。感動物ではないと思いますが、ジョン・メリックの願いは普通に生きること、それがどんなことなのかというのを考えると悲しくもなるし、感動もします。人間の醜さもいやというほど見せ付けられます。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-04-15 01:23:50) |
33.この映画を観て泣いた自分も、同じ穴のムジナなのかもしれません。自分にとってもう二度と観たくない、観れなさそうな名作の一つです。 【ちゃじじ】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-02-25 23:01:20) |
32.この映画は自分を写す鏡だ。僕はジョン・メリックの姿を見て、思わず目を背けたくなった。特殊メイクと分かっていても、ちょっと怖い。つまり、それが自分だ。以前何かで読んだが、デビッド・リンチはこの映画で人間の醜さを描いたのであって(つまり見世物小屋のオヤジも医者のような偽善者もみんな同じ)、「感動作」として世界中でヒットしたことにビックリしたらしい。この映画を観た人は、鏡に映った自分の醜い姿を見てビックリすることだろう。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-09-03 13:40:52) |
31.外見と反比例して心がキレイなジョン・メリックの姿に涙。人をみかけで判断しちゃいかんね。 【およこ】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-05-30 09:57:25) |
30.この映画も並みの監督が描けば人の善意に涙する感動物語か、不幸を背負った男に涙する悲劇として落ち着いてしまう所。それをここまでコンプリケイトでグロテスクでヴィジョナリーに仕上げられるんだからデヴィッド・リンチは本当に凄い(最近のリンチはもう私ごときでは理解できません。また、本作からは彼がティム・バートンに与えた影響が非常に良く読み取れました)。口では待遇に謝意を示しながらも、彼は最後の最後まで疎外感から開放されることはなかった。彼は最後の最後までエレファント・マンだった。ここに描かれたのは努力や善意ではどうにもならない、社会生活を営む人間の残酷な業であり、誰もそこから逃げ出すことは出来ない。この映画で流す涙は感動や同情のそれではなく、無念の涙です、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2004-08-19 19:39:17) |
|
29.これは、感動したと言うのか泣けたというのか。メリックの最後の選択にはかなり大きなショックを受けました。 【幕ノ内】さん 7点(2004-08-15 17:04:11) |
28.重い。全てが・・。何語っても同情になっちゃうのが切ないですね。見世物のままほっておくべきだったのか、彼は幸せを口にしたが本当にそうであったのだろうか。色々考えさせられる作品でした。 【HIGEニズム】さん 7点(2004-07-23 16:12:18) |
27.人間はどういうものを醜いと感じるんだろう。それを考えるとキリがない。美しいものはみんな美しいと感じるはず。だからみんなこの映画をみて泣くんだろう。ジョンに初めて出会ったとき、アンソニー・ホプキンスの流した涙がすごくきれいだった。 【揺香】さん 7点(2004-07-16 14:35:17) |
26.よくぞ映画にした、って感じですよね..良くも悪くも当時はインパクトのある映画として話題をさらいました... 【コナンが一番】さん [地上波(吹替)] 7点(2004-07-05 14:43:10) |
25.びっくりした。子供の頃、紙袋をかぶりながら両手上げてる人を見たんだけど、エレファントマンの真似してたんだね~といまさら気づいた・・非常に深い映画。 【モチキチ】さん 7点(2004-03-08 22:20:49) |
24.エゴ、きれい事、傲慢、偽善・・・どんな人間(もちろん自分も含む)も多かれ少なかれ持つそんな、モノについて考えさせられました。 感動作と言うか、人間のある側面を皮肉たっぷりに映し出したカガミのような作品に思えました。巧く言えないけど。 【もえたん】さん 7点(2003-12-19 01:57:47) |
23.自分の記憶では洋画を劇場で観たはじめての作品。 小1の時に家庭訪問があって担任の先生がこの映画の話しを、その日の夜中に俺はおかんに連れられ映画館で観ました。あの白い覆面、白黒の映像は妙にくらーい雰囲気で子供ながらに非常にショッキングだった。『あの人はなんでベッドで寝てはいけないの?』とおかんに質問した記憶がある。 【guijiu】さん 7点(2003-12-05 00:34:21) |
【グルグル】さん 7点(2003-12-03 02:41:56) |
21.リンチの作品には身障者がよく登場しますよね。足の悪いおじいさんとか。だからジョン・メリックの半生を選んだのはリンチらしいと思うわけです。劇場公開時、文部省推薦とか肩書きがいっぱいついてたけど、それに一番びっくりしたのはリンチ本人じゃないかと想像してしまいます。メリックが観劇をするシーンで劇場にいる全ての人々から受け入れられるというようなシーンがありましたよね、あれにはちょっとシラっとしたのを憶えている。そしてメリックのような人は、良くも悪くも人から利用されることが多いと感じる。メリックの本当の望みはなんだったのか?人間として受け入れられ、世間一般の人々と同じように生きていくことだったのではないということはあのラストでわかる。一見、悲劇ではあるけれど皮肉でブラックな匂いを感じるのは私が素直じゃなさすぎでしょうか?あのリンチがみんなを泣かせたくてまっとうなヒューマンドラマを真剣に作ったとは信じたくないのかもしれない。劇場鑑賞したにも関わらず私は泣きませんでした(笑)今観たらアンソニー・ホプキンスが若いなーと、それにまず感動することと思う。 【envy】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-25 08:39:52) |
20.えぐいよ。ひでぶ2秒前の顔だよあれ。でも内面が綺麗なんだなこれが。ちょっと心動かされたぜ 【アルカポネ】さん [映画館(字幕)] 7点(2003-11-14 00:51:27) |