1.とりあえずこの場を借りて叫んでおこう。「マトリックスとかイグジステンズとか、斬新な映像だとかもてはやされてるけどなあ、あの人体にプラグ付けて機械と接続する発想はコレのパクリなんだよっ!」もう一度。「パクリだよパクリっ!」ああ、すっとした。心持ち寂しいけど。でも実は、もしかしてコレも何かのパクリだったりしてな。えへへ。そうそう、ロボット「ヘクター」君が、カーク・ダグラスにチェスで負けて逆上するあたり、アレは絶対、乱歩の「鉄人Q」のパクリだな。さすがは乱歩先生。そんな妄想はさておき、ヘクター君、人間の脳(何人前?)をCPUとして使用する(あるいはメモリかな?)優れもの、顔がメチャ小さくスタイルばっちし。ファラ・フォーセットの目に入ったゴミを取ってあげるなど、なかなか器用でもある(このシーン、同じくドーネン作品の『アラベスク』での目の検査シーンのスタイリッシュさを思い浮かべ・・・ないなあ。残念ながら)。で、後半はヘクター君との死闘が描かれる訳ですが、グダグダな終わり方以外は大変良い(←じゃあダメなんじゃないか?)。う~む、ハーヴェイ・カイテルは何者だったのだろう。こりゃ深いぞ。多分。ってな訳で何と7点です。多分また怒られるな(はっはっは)。好きなもんはしょうがない。ところで原題は「サターン3」なんであって、「サターン」と「サタン」はなーんにも関係ありませーん。詳しくは洋泉社「トンデモ超常現象99の真相」あたりをお読みください。それでは。