7.やっぱり青春は自転車だな。音楽もスカルラッティのソナタのような清潔なピアノの響きで、自転車に合う。学校の床に貼られたラブレターを剥がそうとする二人、最初のうちは丁寧に手でやっているのだが、あとは足になる。するとまるでダンスを踊っているよう。そういえば後半、講堂にきちんと並べられた椅子の間でのケンカも、しだいにダンスを思わせていく。やさしい接触は恐いけど、叩き合うなら自然に触れあえる。ケンカもダンスの一種なんだ。自転車という道具だてがありながら、相乗りはしないで、それぞれのチャリンコを走らせ続けているのもいい。 【なんのかんの】さん [映画館(字幕)] 7点(2008-05-11 12:21:37) (良:1票) |
6.最近この手の青春映画が好きなのだが、それはたぶん俺がすでに違う世界に住んでいて、安心して遠くからその世界を眺められるようになったからだろう。主人公の揺れる思いを心から感じることはできなかった。それでも、そんなこともあったかもしれないという記憶のはじっこに触れてくる感覚があって、見ていて飽きなかった。「あと一言が足りなくてもどかしい」、そんな映画が好きな方におすすめの1本。 【ぽん太】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-06-19 20:18:42) |
5.ほほえましい。主演の女の子はたまにさっぱりした浜崎あゆみみたいな顔を見せますね。 【バチケン】さん 7点(2005-01-28 20:00:54) |
4.時間がゆっくり流れているようで久々に落ち着いて観れる映画でした。ごまかしの効かないまっすぐな演技がとってもよかったです。ちなみに台湾の友達はみんなチェン・ボーリンカッコいいって言ってました。 【ノス】さん 7点(2004-09-20 18:45:52) |
3.高校生活をもう一度やり直したくなる逸品。 メインの3人のやりとりは素晴らしかったですね。 行動に移せないもどかしさ、おまじないに頼ってしまう純粋さ…。 俺にもこんな若かりし頃があったんだなぁ…と少し鬱になったのは俺だけではあるまい(泣) 【ふくちゃん】さん 7点(2004-09-07 16:14:39) |
2.このタイトルで、台湾映画で、ってなると、自然光を生かしたロングショット、望遠レンズを多用し、長まわし、と、ホウ・シャオ・シェンの縮小再生産かい、って感じで、どーも観る気が起こらず、で、観たら、案の定そうで、しかも、深夜のプールやら、がらんとした体育館やら、自転車の高校生やら、登場するイメージがどうも陳腐で安直。やれやれと思ってみていたら、物語上のある仕掛けが妙に利きはじめ、そうなると、今まで陳腐だと思っていたイメージが俄然普遍性をもちはじめる。うむ、よくできた青春映画だ。よーする、こーゆーの好きな人にはこたえられまへん。「がんばっていきまっしょい」が好きな人は必見ですな。 【まぶぜたろう】さん 7点(2004-01-17 02:51:20) |
1.ベタな青春映画なんですが、秘密を共有する事で大切な人との関係が壊れる等、なんとも甘酸っぱく、互いの微妙な関係が学生時代を思い出させ心に染み込んできます。自転車で大好きな女の子と道ですれ違った時胸がキューンとなる感覚です。映像も綺麗な映像ですし、主演の2人が日本の若い俳優さんと比べ、生き生きとして爽やかでとても良いです。 【亜流派 十五郎】さん 7点(2003-11-03 18:01:16) (良:1票) |