8.この運をつかめなかったら、、、という女たちもたくさんいるんだろうね。切ない話ですが美しかった。くそみたいな男たちしか出てこない 【HRM36】さん [インターネット(字幕)] 7点(2024-04-23 22:40:30) |
7.コリーヌ・セローの作品としては「サン・ジャックへの道」の方が好きですが、これもユニークな映画。 一見男をボコボコにして楽しむフェミニスト映画みたいだけど、そういうわけでもなさそう。 日常に埋もれる主婦エレーヌや不運な過去をもつ娼婦ノエルの反撃よりも一番印象に残るのはあの面白いダンナだし。 彼は「サン・ジャック」の長男ピエールのように極端にカリカチュアライズされたキャラクターですね。 監督は「赤ちゃんに乾杯!」も撮ってるから、男性が不測の事態にオタオタする姿が見たいのかもしれない。 汚い手を使って弱い者から金を搾り上げる犯罪組織への憎しみは感じられるけれど。 ノエルの報復行動はヤリすぎな気はしますが、シリアスな映画じゃないから。 彼女の身の上話がやたら長いのもワザと観客をジラしてるんだと思うな。 最後の女性映画っぽいおさまり方は物足りないけれど、原題「カオス」どおりにしっちゃかめっちゃかなフレンチシネマ☆ 【レイン】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-18 07:00:02) |
6.人生って何なのかねぇって考えさせられるという点では、メッセージ性もあったのだろう。ただ、儚いというか切ないというか後味はいいようでよくない。ただ、サスペンス的要素を織り交ぜ、思わず引き込まれてしまう展開の中に、確固たるヒューマンドラマがあったと思う。また見たいとは思わないかもしれないが、期待以上。 【Andrej】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-10-07 01:04:24) |
5.なんか、笑っちゃう。あ、もちろん、良い意味でです。ここまで「男のおバカさ」と「女のタフさ」を戯画化して描いてくれちゃうと、笑うしかない、って感じです。一番面白いのは、エレーヌが怪しげな男を背後からでっかい木材でぶっ叩くところかな。なんというか、問答無用! という感じが爽快です。途中、ノエミの独白シーンは長過ぎるのがいただけない。ノエミの回復ぶりが非現実的ではあるけど、所詮、これは、「女はタフである」ことのカリカチュア。男は人格と下半身は別な生き物などとよく言うけれど、この映画に出てくるオトコどもは、みんな揃いも揃って、下半身に人格が支配されたオマヌケばかり。まあ、これもカリカチュアなんだよね、所詮。邦題も、まあまあ良いんではない? オンナの、オンナによる、オンナのための映画、ってとこでしょうか。 【すねこすり】さん [DVD(字幕)] 7点(2008-09-08 15:20:48) |
4.自分に何もしてくれず、金持ちに売り払おうとした父親が娘に「呪ってやる」というシーンで、娘が「お父さんに、何かもらったのってはじめて」と切り返すシーン素敵です。 セックス中毒の父と、女たらしの息子も笑えます。嫌になちゃうお母さんの気持ち良くわかります。 でも、そういう風にしたのはお母さんなのかもね。 【omut】さん 7点(2005-02-20 08:01:16) |
3.私は「フランス映画ってわけわかんない」と思うことが多く、この映画もそうなのですが、それでも引き込まれる作品でした。でも、ノエミの正体がわかる前後の展開があまりにもギャップが大きいことと、彼女たちのしたことのすべてを必ずしも肯定できないこととで、自分は女だけれど、見終わったあとも爽快な気分にはなれませんでした。 【チョコレクター】さん 7点(2005-01-13 20:56:36) |
2.ストーリー自体は良い作品。面白いです。まぁ男の自分としては肩身の狭い1時間半でしたが(笑)。 重くも軽くも描けそうな脚本なだけに、もう少し「本格派復讐劇」みたいにしても面白かったかもしれないと思いました。 【wood】さん 7点(2004-11-21 14:54:36) |
1.お話はサスペンスタッチでもあるが、出てくる男が皆悪人だったり情けなかったりするのに対して、それに女が反旗を翻して大活躍という痛快で面白い話。主婦と娼婦に対して夫と息子、女を食い物にする売春組織の男たちという構図は一見交わりそうもない世界だが、これをテンポよくユーモラスに見せてしまう脚本も俳優もいい。恵まれない生い立ちで、虐げられてもたくましく人生を切り開いていく娼婦役のスタイル抜群の女優が印象的。 【キリコ】さん 7点(2004-02-14 15:37:18) |