西遊記(1960)のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

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西遊記(1960)

[サイユウキ]
1960年上映時間:88分
平均点:7.50 / 10(Review 4人) (点数分布表示)
アクションアドベンチャーファンタジーアニメ
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タイトル情報更新(2024-11-03)【イニシャルK】さん
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監督手塚治虫(演出)
藪下泰司(演出)
小宮山清孫悟空
関根信昭三蔵法師
木下秀雄猪八戒
川久保潔金角大王
巖金四郎牛魔王
脚本植草圭之助
手塚治虫(構成)
音楽服部良一
作曲服部良一「光の歌」/「滝つぼの歌」/「リンリンの歌①」/「リンリンの歌②」/「孫悟空の歌」/「でたらめの歌」
主題歌山東昭子
製作大川博
東映動画
配給東映
作画りんたろう(動画)〔クレジット「林重行」〕
大塚康生(原画)
楠部大吉郎(動画)
奥山玲子(動画)
編集宮本信太郎
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2.近所の公民館で上映会があったので息子(小3)を連れて、30数年ぶりに再見。でも悟空につくす健気な少女猿リンリンや、小鬼の小竜が角をアンテナにして通信するあたりは、ハッキリと覚えてました。
でも何より興味深かったのが、手塚治虫的キャラクターや描き方と、当時の東映アニメ調のキャラクターや描き方が“水と油”状態であること。「手塚治虫」の部分が、そのスピード感といい、モダンなセンスといい(中国のお話しにJAZZやらディズニーやフライシャーのアニメ映画のタッチを持ち込むあたり、まさに手塚治虫ならでは!)、まるで無意味(だからこそ、笑える)なギャグといい、作品中から“突出”している。その他の部分ではいかにも東洋風の色彩や絵柄だのに、突然ガラリと「別の作品」が紛れ込んだかのような印象なんですねぇ。特に牛魔王のアジトでのクライマックスは、確実に手塚治虫ならではの躍動感に満ち満ちて、それはいいんだけど、明らかに全体のトーンから浮いているのです。
たぶん、作品としてはマズイことなのかもしれない。けれど今見ると、だからこそ「面白い」し貴重なんだと言える。手塚治虫をはじめ当時のスタッフが、試行錯誤を繰り返しつつこの長篇アニメを作っていっただろうことが、画面からありありと見えてくるような気がするんです。それはそれで、作品以上にスリリングで感動的なのでした。
そしてひとつ告白すると、ぼくは手塚がリードして手掛けたいかにも「モダン」で才気にあふれた部分を面白く見つつ、実のところ古めかしくも端正な東映スタッフ部分の方こそが魅力的に思えた(中でもあのリンリンの愛らしさ!)。映画に限らず芸術表現というのは、この天才をもってしても常に「新しい」部分からまっ先に古びていくものだ…という〈真理〉を、噛みしめた次第です。
もっとも、息子や居合わせた他の子どもたちには、圧倒的に「手塚パート」の方が受けていましたが…。やっぱ、小生の“見方”が歪んでるのん?
いやはや。
やましんの巻さん 7点(2004-07-28 16:24:26)
1.「漫画王」に連載していた手塚治虫著作・マンガ作品「ぼくの孫悟空」を基に東映がアニメ映画化。同名作品の連続アニメとは違い、手塚先生の独特な絵のタッチが無くかなり東映風にアレンジされています。ミュージカル演出や動作表現など、やはりディズニーアニメに影響されたで有ろう個々の描写がなんとも興味深い。同時に、手塚先生は中国アニメ版・西遊記に影響されたに違いないと、確信が持てる作品。個人的には中国版の方に魅力を感じるので、本作はやはり二番煎じにしか見えませんが、燐々や小竜など、オリジナルキャラクターが強く印象に残ります。特に、芦毛の女の子猿・燐々が純粋でなんとも健気。献身的に悟空に尽くし支えるとは…。ビジュアル的に見ると三蔵法師の方に―…と思うのは、夏目雅子の影響が強いせいでしょうか…(苦笑)。ちなみに、カッパのイメージが強い沙悟浄は実は“大入道”だったのか(岸辺シローが浮かぶ)。ところで、小竜が己の角をアンテナにして電話をかけるシーンは、携帯電話の先読みの様で手塚先生らしい構成ですね。「白蛇伝」・「少年猿飛佐助」・「西遊記」の東映3大アニメと言っても過言ではない。
_さん 7点(2003-12-07 20:29:53)
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.50点
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7250.00%
8250.00%
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1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 8.50点 Review2人
4 音楽評価 10.00点 Review2人
5 感泣評価 5.50点 Review2人
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