19.実話ベースの作品ということで、どこをどう脚色しているのかわからないが、 中国の田舎の教育制度や生活環境があまりにもぶっ飛んでいるので、 普通なら無茶でしょと思うようなストーリーの展開もほとんど気にならなかった。 13歳の少女先生がものすごい頑固で、とても面白い。「あの子を探して」の理由付けとしては、 ちょっと腑に落ちないところがあるけど、純朴で必死な姿には素直に胸を打たれてしまった。 出演者全員が素人さんというのは、ちょっと驚き。そこに+1点。 【MAHITO】さん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-27 10:43:15) |
18.ただひたむきに、ただひたすらに。代用教員となった13歳の少女が、失踪した生徒を探すために見知らぬ街で奔走する物語。協力してくれた少女への2元5角の約束のお金を「彼が見つかってから渡す」と出し渋る場面には「うーん・・・」となったけど、ある意味奇麗事なしで中国人気質が垣間見える描写で、映画だけどそういうのをストレートに表現してくれたのもよかったです。最初のきっかけはプラス10元の褒賞金だろうけど、決してそれだけのためにあそこまで奔走したわけではないだろうし、最後のほうはもう彼を見つけることだけでミンジは頭がいっぱいだったのだろうと思います。見終わった後に、温かいほんわかしたものが残る作品でしたし、観てよかったと思いました。世界の国々で、学びたくても学べない子ども達がいるのだということ。日本の小・中学校でもこの映画を生徒たちに見せてあげてほしいなと思います。 【☆Tiffany☆】さん [地上波(字幕)] 7点(2007-11-03 18:17:41) |
17.これは別に特段泣く映画でも面白い映画でも無いと思う。自分の置かれた環境で思い切りやれるべき事をまっとうする13歳の少女の苦悩を淡々と綴った作品だと思う。むしろ腹立たしいのは、こんな子1人に任せきりにしてる上だ。ギリギリで学校に通ってる子が多いのに、1人でも欠けたらお前の責任だとか「大人のお前が何言ってるんだ」とそっちが辛くなる。子供達の知恵で何とかお金を工面して街に出て、いなくなった子を探す。日本に住んでたらこの世界はドキュメンタリーなのか、作り物的に見ればいいのか判断しづらい部分もある。それでも少女が自分の生活の為という部分を越えて、少年を探している健気な姿には打たれるものがあるし、それだけ伝わってくればいいのではないかと思った。本当にチャン・イーモウは子供の撮り方が上手い。 |
16.「愚直さ」が人間の美徳の一つである事を思い出させてくれる佳篇。 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-10-17 11:22:13) |
15.この監督女の子とるのうまいですね。ハンパな子どもの演技ってあんまり好きじゃない。。でも言語がわからないからかもしてないけど、この映画ではその部分がすごく好きになれた気がします。どうでもいいけど町をさまようあたり、なんとなく猿岩石を思い出しました。 【ノス】さん 7点(2004-12-11 12:00:30) |
14.巨大中国の都市と辺境、都市への集中と地方の過疎化、活気と低迷、富める者と貧しき者。 一人の少女が幼い生徒と共に成長していくさまが素晴らしい。 ウェイ・ミンジの演技?どうなっているの。素晴らしい。言葉は判らないが、表情はなんともいえない。 表情は万国共通か。 【ご自由さん】さん 7点(2004-07-31 21:12:27) |
13.中国映画良いネ。なんか素朴で、心があったかくなるような。。好きでふ。 【小星】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-06-08 17:47:06) |
12.あの国の事情は良く知らないけど、貧しいんだろうなあ。いなくなったあの男の子はやんちゃでかわいくなくて、13歳の主人公くらいの女の子くらいの年齢なら殴ってやりたくなるかんじ。でも、探しに行く。テレビ局に突撃して、ようやくカメラの前に。その時の彼女の涙はいたたまれない。貧富とか関係なく、あいたいと思ったんだろう。エンディングの寄付の山はちょっと泣けた。チャンイーモウ3部作のなかではビリ。 |
11.あんなに小さい子が先生になって生徒を探すのは凄いなぁ~って思った!ペンのインクが無くなるまで紙に書いたり、ウルっときましたね。 【アンナ】さん 7点(2003-12-14 15:21:05) |
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10.悔しいなあ、こんな「感動するための映画です!」って子供・貧困モノは苦手なはずなんですが、素直に感動してしまいました。演出が上手いですね、ホントに、だからこそ悔しい。しかも中国の都市間の格差や中国の人情・非人情を上手いこと織り込んで、ただのヒューマンじゃなくて社会派の一面を作ってる。上手いな。それにしても、役者はホントに素人なんだろうし、役名が本名だし、まったくすごい映画です。鼻タレ坊主が小憎らしくていい。可愛い先生がまた生意気でいい。その生意気な娘が泣き出すとさらにいい。最後は無理矢理ですな。 【fero】さん 7点(2003-12-03 22:09:25) |
9.再会するシーンが抜けているのことで残念ながら-3点。 子供達がコーラを飲みまわすシーンが印象的でした。 【にゅうたいぷ】さん 7点(2003-12-03 14:47:04) |
8.13歳の代用教員と、小学生たちの姿を描きつつ、中国の教育事情をも訴えた作品。バスの代金やアルバイトの代金を計算するのに、小学生とは思えない計算をしていく素人の子供たちがすごい。なんだか出来すぎのラストにも、ほっとしてしまう映画ですね。 【ムレネコ】さん 7点(2003-11-15 01:29:21) |
7.田舎の子供らが素朴でかわいい。英雄は見ていませんがチャンイーモウに言えることは「貧乏を扱った低予算映画を撮れ!」 【もらい泣き】さん 7点(2003-11-11 16:32:58) |
6.世の中には、優しい人もいれば、そうではない人もいる。一人では何も出来なくても、みんなで力を合わせれば不可能が、可能へと変わる事もある。「貧しい村の学校問題」をテーマに、広い意味で、人が「優しさ」で繋がることの大切さを教えてくれる。ラストで少年の書く文字に、心が熱くなりました。 【sirou92】さん 7点(2003-07-26 01:36:36) |
5.先生の女の子の頑張っている姿に胸を打たれました。 【ジョナサン★】さん 7点(2003-05-19 19:56:29) |
4.何であの子を探しにいったのかなあ?ちょっとその辺が良く分かりませんでした(行間が読めなかったのかな?)。最後が何かうやむやなハッピーエンドみたいだったし、考えすぎかもしれないけどちょっとプロパガンダくさい。でもテイストは好きだし、中国人の「生きるためのがめつさ」は、皮肉でなく感心します。 【ぐるぐる】さん 7点(2003-02-17 16:10:32) |
3.ストーリー的によく分からないところがいくつかある-例えば、何故探しに行ったのだろう、50元もらえなくなるから?まさか、彼に修学の必要性を認めた為、じゃあないよね-が、これも国民性? 【Tomo】さん 7点(2002-08-15 17:52:16) |
2.国の違いによるギャップを改めて感じたような作品だ。何もかも豊かで物や情報にあふれている日本から見ると、金に対する執着があざとく映るかもしれないけれど、僕達は自分の中にある価値観と比較できないと思った。それよりも、彼らのひたむきさや、たくましさといった部分はひたすら感動につなる。それに加えて不安や、心細さ、心配といった心理描写は全ての人間が共感できるだけに最後は穏やかな気持ちになれた。 【SHU】さん 7点(2002-04-16 11:56:35) |
1.オープニングからの展開に一抹の不安を抱いたものの、実地の経済授業が始まってからは俄然面白くなる。13歳のヒロイン魏老師は純朴一途猪突猛進、たった10元(約160円)に命をかける(ここでも走ってたなぁ)。ここには甘っちょろい美談など皆無、全ての登場人物(幼い子供さえ)が金と打算だけで動いている(チャン・イーモウはありのままの中国を描こうとしたのか、それとも中国人の拝金主義を皮肉ろうとしたのか?) しかし同時に、生きることに貪欲な生命力の美談を描き出してもいる。貧しい人間にとって金は文字通り命、この「純粋な」金銭へのこだわりには非常に共感しました。天真爛漫な素の子供達にも驚き、こりゃアメリカも資本出すわなぁ(あ、また金の話)、7点献上。 【sayzin】さん 7点(2002-03-12 21:55:35) |