30.ドキュメンタリー映画としては構成の上手さが際立っているとおもう。但し、前作の「ボウリング・フォー・コロンバイン」と比べると、どうもブッシュ叩きの為に急いで作ったのか、あまり深い掘り下げが無く、この映画が公開される前に色々と情報が伝えられたあたしには物足りなさが残りました。多分、アメリカ人向けとして考えれば、これで十分なのかもしれないけどね。 【奥州亭三景】さん [映画館(字幕)] 7点(2011-02-06 18:03:22) (良:1票) |
29.この映画を観て知ることはたくさんあるが、どうも偏った意見な感じ。ボウリング~ほどの出来ではなかった。 【eureka】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-03-20 21:53:14) |
28.この日本に住んでいる自分は、一体世界で起きている現状をどれだけ把握できているだろう?日本国内のニュースなら大体分かっても、外国で起きていることは報道側の姿勢によりいかようにも脚色できるのではないだろうか?イラクで起きていることは、アメリカを通じてもたらされる情報ばかり。イラクにいる住民一人一人に聞いてみないと本当のことは何も分からない。本作はもっとふざけた作品かと思いきや、よくできている。空爆で真っ黒になった赤ん坊をかかげ、「一体この子が何をしたんだ!」と叫ぶイラクの住民。かたやアメリカの田舎街でろくに職につけない若者達が仕方なく兵士になってゆく。生活のため、組織のため、従順に人を殺しに行く。帰還してノイローゼになる元軍人。それを心配する家族。うまく多面的に捉えていると思う。いろいろと考えさせられる作品だった。 【やぶからスティック】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-10-18 14:58:03) |
27.マイケル・ムーア監督にしては、おとなしい内容に感じた。戦争批判にしても彼なりの構成が全くなかった。 【あるまーぬ】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-08-07 12:34:41) |
26.ブッシュ面白すぎワロタwwwwww 芸人泣かせの大統領。 【彬彬】さん [DVD(字幕)] 7点(2007-01-22 18:08:14) |
25.マイケルムーアの目的は、「民主党に勝たせる」ことではない。彼の目的は、「戦争による不幸を無くす(減らす)」ことだったと思う。「民主党が勝つ」ことで、その目的を達成できるなら、悪意ある編集も、私は受け入れられます。少なくとも、現実の戦争の悲惨さを世界に訴えているという点で、この映画に存在価値を認めます。これは現実の話であって、スクリーンの向こう側の作り話じゃないんだから。戦争をなくすための具体的な行動として、この映画を作ったということを、私は評価したいです。残念ながら、この映画は「民主党に勝たせる」ことには失敗してしまったわけですが... 【よしふみ】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-07-09 00:01:57) (良:1票) |
24.うーん。。。どうでしょう。 プロパガンダではありますな。 ただまあ、キナ臭いと思う人物のキナ臭い部分を的確にエグって見せてくれる。 「キナ臭い」の説得力ある表現方法を授けてくれるってことには価値があるかと。 死んでいった人達への冒涜だけはしませんが、アメリカ人って「死に近い場所にいる」ことを軽視する傾向がある国民だと感じる。 やっぱり本土への侵攻をうけた経験のない国だからだろうか。 そんなことを考えながら観てた。 「この映画だけが真実ではない」。 そのバランスの上で観たい。 製作者の立ち位置が偏っている分を差し引いて俯瞰してください。 ただ、傍観者にはならないでください。 それが俺の立ち位置です。 【とっすぃ】さん [DVD(吹替)] 7点(2005-12-04 22:04:11) |
23.各メディアのブッシュ批判がアリキタリになってる昨今、今更な感じ?前半は。まぁ、反ブッシュのプロバガンダな印象は確かに感じるが、あそこまで込み入って大統領に喧嘩上等!としているM・ムーアにゃ、感心しちゃいますよ。しかし、全体的に俯瞰してみると前半・後半のバランス感に欠ける作品ではあります。しかしM・ムーアの鮮度ってのも、落ちつつあるなと、感じちゃう私が俗物なのかもね。 【aksweet】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-11-14 13:15:20) |
22.『自由と平等を産声に、自由の理念を追求し、矛盾・混乱するアメリカ』そんな姿が、あれらの事実をもとに見て取れる。考えれば考えるほど『自由』はわからなくなる、そんな難題に挑むアメリカを応援したいとも思った。またこれを観ることで、数や客観的資料では語れない、戦争そのものの実態を知ることもできた。 【PPOSSTU】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-08 18:29:55) |
21.皮肉った表現のオンパレードだった~。まあこの映画に描かれてることが全て真実かどうかはわからないし、大袈裟に見せてる部分もあるだろうけど、納得できるところもあった。とりあえず何かを判断したり意見を言ったりするにはそれに関する知識がまず必要だと思う。 【ばかぽん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-07-30 02:02:50) |
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20.この映画の公開前、私はタイトルを知って、「すごいセンスだ!」(レイ・ブラッドベリは怒っているようですが)と感心し、見る前から期待を大いにふくらませていたのですが、「ボウリング・フォー・コロンバイン」に比べると説得力はいまひとつだったかな。著しく偏った内容と思いますが、それでもこういう映画を作った勇気に敬服します。でも、この映画って本当に選挙向けに作ったのですね。911を周知の事実と考え、特に説明がなく、チェイニー、ラムズフェルド、ライス、パウエルなどがどんな人物だったのか説明がないので、何年もたってからこの映画を見ると、なにがなんだかわからなくなるでしょう。たとえば、911のときまだ生まれていなかった若者がこの映画を見たら、なんでパラシュートの話になるのかわからないと思います。この映画を後世に残し、こんなアホな大統領がいたということを語り継いでいくためには、もっと解説をつけた再編集版を作る必要があるでしょう。内容はおもしろいですが、見ていて疲れるので、元気がある日に見ることをおすすめします。無残な遺体の映像も出てくるので、苦手な人はそういうシーンは目をつぶってください。 【チョコレクター】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-07-18 21:31:57) |
19.ブッシュ批判としては企業との癒着だったり石油の話だったりもう今更コラージュして映像化すること無いしって感じで(ニュースの方が分かりやすいし)・・・説得力がなかった。タイトルに911ついてる割に911についてはそこまで深く語らずだし、テロリストへの批判もなし。それでもやはり戦争で傷ついたイラク・アメリカ双方の家族や兵士の姿は強く感情に訴えかける。当時のイラク戦争にひたすら突っ走っていったアメリカを振り返るには良い映画じゃないかと。偏った映画なんでこれだけを見るのは薦めませんが、これからのために見た方が良い映画だとは思います。 【ぺこ】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2005-04-30 00:59:27) |
18.驚いた!事実なの?監督の体形を見てしまうと説得力がいまいち欠けちゃうんだけど。まあよく取材して編集してますね。点数に7点が多いのも納得できる。「他人に薦められなくもない」映画なんだけど、俺はしばらく観なくていいや |
17.これを観たのは奇しくも大統領選当日。午前中に鑑賞し、「こりゃケリーだわ」と思いつつ帰宅すると・・・あれ?コイツ当選しそうじゃねぇ???? この作品中の情報だけを元に一概にどうこう言うのは正しいと思わない。でもそれが事実であるかどうかは別にして、そういった疑惑を持つ十分な余地があると言うことは明らかだろう。 自由だ人権だと高らかに謳う一方で、ブッシュや彼を取り巻く人々のここまであからさまな疑惑(それも人の命をもたやすく奪うもの)を許し、彼を再選するアメリカ国民の懐の深さ(?)に感服する。 世論に煽動されやすい日本人気質を備えた私には到底理解できない思考です。 ムーア君、元気にしてるかな。 【ぽめ】さん [映画館(字幕)] 7点(2005-01-27 17:43:22) |
16.ん~、伝えようとしている内容についてはこれ以上ないくらい賛成で、僕も「ゴアがあの時当選してたらなぁ・・・イラクにも地球環境にも優しかったのにな」と思っているので、内容に関しては拍手喝采。よくぞ作った、と褒めたいんですが、なんだかアメリカ政治の暴露映画みたいで少し安っぽく感じてしまいました。前作ぼーりんぐふぉーころんばいんに比べても、むーあの遊び心というかユーモアが少なかったように感じるし。映画としての完成度に少し疑問を抱いた作品でした。ただ、見てよかったと思います。僕もイラク戦争に関して無知のきわみだったので。 【とむ】さん 7点(2005-01-16 00:01:45) |
15.完全に中立で公平な報道などあり得ない。報道には必ず発言者の主観が入る。アメリカではちゃんと学校で習うことだそうです。この映画、基本材料は「ブッシュは悪」で作られています。まずこのことを記憶に入れてから鑑賞したほうがいいと思います。それでも、僕がアメリカ人だったらブッシュには投票しないでしょう。 【チビすけ】さん 7点(2004-12-25 10:36:48) (良:1票) |
14.俺はアメリカ人でもなければ16歳なので有権者でもない。俺がこの映画観たところで、大統領選挙選でどちらかに票を入れることも何も出来ない。そんな奴がこの映画観てどうするんだとレンタルした直後から鑑賞に至るまで思い続けてた訳なんですが、鑑賞後、むしろ俺のような高校生や中学生に観てほしい映画だと思いました。まず観終えて真っ先に思ったのは「アメリカは恐ろしい国だ」と言うこと。何が恐ろしいって世界トップクラスの一国の舵取り、尚且つ世界中をリードしていかなくてはならないはずの人物があれだけアホだったのかと言うことに尽きる。今まで全く知らなかったブッシュ大統領の9・11一連の事件での行動1つ1つが「これがあのアメリカの大統領がすることか!?言うことか!?」と常に静かな憤りが頭に流れていました。戦場はアフガンからイラクに変わり、ビンラディンを捕まえることも忘れて今度は「大量破壊兵器を持っている」と断定的に決め、フセインのイラクを攻撃。ビンラディンをシカトしたのは勿論のこと、確たる証拠も無しにイラクを攻撃したブッシュの罪は非常に大きい物だと思いましたね。確かにフセインを拘束できたのは良かったかも知れない。だが、無いはずの大量破壊兵器を探したことでどれだけの若いアメリカが犠牲になったのか?何の罪の無いイラク人がどれだけ多く殺されたのか?劇中でまざまざと見せられる酷い映像の数々。遺族の人の心の痛み。それらが強く胸に響いてきました。いろんな所でよく耳にする言葉「無意味な戦争」をこれほど実感したことはありません。これ以上難しいことはまだまだ世間知らずで無知な身なので書けませんが、この映画を観たことによってブッシュ政権が行ってきたことで世界にどんな影響を与え、その一連の行動で犠牲になった人々の無念さを知ることが出来ただけでも俺としてはこの映画を観た価値は十分あったと思います。 |
13.正義は、勝った者の物。すなわち、勝てれば全て良しだ。 だから、ブッシュは、正義を手にするために、選挙の捏造や、大量破壊兵器調査の捏造をした。一方、マイケル・ムーアは、正義を手にするために、ブッシュの悪事を誇張する編集をほどこした映画を創った。真実はどちらにも無い。ただ勝者が真実を自称し、新たな現実を始めるだけだ。そして、映画公開直後に行われた大統領選挙で、ブッシュが勝った。正義は、ブッシュの手にあった。 …でもそれは、短期的なものに過ぎないのかもしれない。歴史が一巡しないと、何が正しかったのかは、誰にも分からない。だから、ムーアは、戦い続ける。しかし勘違いしてはいけないのは、ムーアが戦い続けるのは、「負けたから」に過ぎず、正義があるからではないことだ。 ……こうした政治上の戦いを、「双方とも、極端」と言って、切り捨てるのは、容易い。だが、政治上の戦いとは、多くの場合に極端と極端の戦いなのだということを、忘れてはいけない。なぜならば、民衆は、極端な意見ほど、熱狂的になり支持するものだから。 だから、極端だからといって、目を背けてはいけない。この映画は、その大切なことを、教えてくれる。そのために創られたものではないけれど、影響力の大きさから、痛感せざるをえないのだ。我々は、この偏った映画を観なければいけないし、その極端さから、その反対にあるものを考えて、自分の考えを構築しなければいけないと思う。 【IKEKO】さん 7点(2004-12-13 01:07:44) |
12.「それは自由が燃える温度」。なんだかプロパガンダ映画を見せられているようで、どこか納得がいきませんでした。しかし、編集が抜群にうまい!うそは言ってないんだろうけど、作り手の思うがままに話が運んでいました。映画の前半は圧倒的な情報量で、観客に自分の立場で考える隙を与えません。石油利権や献金絡みの込み入った政治的なつながりをまくし立てて、それでいて明確には答えを述べません。だから「これは当然ブッシュが利権を得るための戦争なんだ」と自然と考えさせられてしまいます。時々入るパロディやちゃちゃも上手(選曲も見事!)で、批判的な眼力はすごいなと感心しました。後半は観客の感情に訴えかけてきます。わが子を市街戦で失ったイラクのお母さんが何度も「神よ!神よ!これはなぜですか?」と天を仰いでいたのは涙を誘います。そこからだんだんアメリカの階級問題にまで話が膨らんでいき、ベトナム戦争を彷彿とさせます。常に貧しい階層が戦場に行き、富めるものは利権を掴み取る・・・懲りないのでしょうか。 もちろんプロパガンダ映画なので、編集の力が存分に使われていることは確かでしょう。でも民主主義って何だったのか、と考えさせられてしまいます。民主主義って、結局いいとか悪いとかの合理的な原理は関係なく、民衆の感情とか上層部の思惑で動いてしまうものです。クラスのいじめと同じで、リーダーが始めるとみんなが自分の損得で流れていき、客観的な判断や倫理(と思われるもの)はそっちのけです。ギリシャやローマがその昔陥ったハマリパターンなのかもしれません。循環史観・・・歴史は繰り返すのでしょうか。結局のところ、階層社会の上層部に行かなくちゃ!と強く思わせられた映画でした。 【おしりはばとび】さん 7点(2004-10-17 00:29:07) |
11.久々にレビュー投稿しないとね。と選んだのがこれ。 うーん、なかなかレビューしずらい。。 物凄いブッシュ批判映画かと思いきや、どっちかというと真っ当な反戦映画と受止めました。ただのブッシュ批判映画だともっと不快に思ったんですけどね。なんでか、それは特になく、戦争の悲惨さ、悲しさがより残りました。 色んな報道を巧みに編集された部分が必ずしも真実ではないという事を踏まえた上で、この映画によってムーアが訴えたいメッセージがブッシュがどーのこーのよりも、「戦争反対」という、その一点に集約されていると思います。 なので、前半のブッシュの映像よりも後半の壮絶な戦争による被害者の映像により感じるところがありました。この部分だけでも、正直見てよかったと思える部分です。 |