24.素敵な作品でした。同時期にサイダーハウスルールも主演しているトビーマグワイヤの繊細な演技は同様に素晴らしいものでした。モノクロにカラーが入っていくという設定やプロット自体とても優れているけど、テーマ性がまたいい。保守の安定と革新の自由の対比。見ていたら序盤中盤カラー派に心を寄せていたのに、次第にモノクロ派の心情もとても理解できるようになってきた。自分自体が歳食っているので、むしろモノクロ派に肩入れも。ビッチな妹が本を守り大学に進学したシーンも印象深い。秀作です。 【タッチッチ】さん [DVD(字幕)] 8点(2019-09-26 19:42:57) |
23.色使いが画期的でした。それに、その色使いにピタリとハマっている脚本が見事です。主格の若い二人はのびのび演じていて、脇役のベテランは素晴らしい演技を見せています。50年代と90年代のギャップをもっと見せてくれたら、もっと面白かったのかもと思うこともありますが、映画のテーマである自由に振る舞うことと関係がないので、それはそれで良かったのかもしれません。 【shoukan】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-06-17 00:37:31) |
22.素晴らしい発想の作品ですね。感動しました。感情が豊かになるにつれて色づく人々、恋をすることで色づく人もいれば男らしさを高めることで色づく人もいる。市長が色づいた瞬間は思わず笑ってしまいました。モノクロの人々とカラーになった人々がもっともめることなく自然に共存できればよかったですね。 【MINI1000】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-15 20:41:36) |
21.無感動な中年の私は、この世界では、永遠に白黒のままだ。カナシイ次第です。ハイ。 【atusiya】さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-06-14 17:33:52) |
20.白黒画面の中、真っ赤に咲いていた一輪の花が印象に残っています。にくいなぁこの映画。こんな魅せかたあったのか。 【キュウリと蜂蜜】さん 8点(2004-10-14 00:36:58) |
19.多様な考え方を受け入れた人が文字どうり色付いていく。にしてはリース・ウィザースプーンが遅い、白黒の人の心を理解してないからだろうか。人の心の変化を2色→多色の視覚に表した斬新なアイデアがいい。いくら多様だ、芸術家志望だといってもトビーの母のヌードを窓にペイントしてるのはちょっと異常。オールバックのトビー・マグワイアが素敵。 【スルフィスタ】さん 8点(2004-03-10 22:44:11) |
18.芸術映画ですね!まさにこれは、意味をもった色達が徐々に塗り上げられていくキャンバスのようなものですな。 |
17.皆さんが言われてるように、まず発想が素晴らしい。色付き始める赤や、燃え盛る炎。美しいですね。そして何より「優しい」感じのする映画。一時乱れはするものの、「街」や「人々」がとても穏やかな雰囲気に包まれている。ちょっと親と観ると気まずい場面もあるけど(笑)、純粋に楽しめた映画だった。オススメ。 【めい】さん 8点(2004-02-13 01:50:37) |
16.トビーと女の子が恋人池に行く白黒シーンにピンクの花びらが降ってくるところがスゴイきれい。あのシーンは忘れられない。留置所(?)の中で元に戻る事を望むお父さんにトビーは『難しいよ』って言ったけど、私は元には戻れないとおもう。知ってしまったことは後戻りできない。知らなかったときには戻れないから。ジェフ・ダニエルズもいい味だしてたな~。 【pink】さん 8点(2004-02-01 09:18:11) |
15.環境の変化ほど人間にとってつらいものはない。なにせそれまで培ってきた処世術という武器を奪われてしまうのだから。そうして丸腰になった者は自分の弱さが露呈するのを恐れ、排他的になっていく。新しいものの否定こそが自己存続の鍵となるから。本作では、そのような人間の存在に関わるテーマをビジュアル的にもプロット的にも慎重に重厚を避け、軽やかにおしゃれに表現していて素晴らしい。 【恭人】さん 8点(2003-11-23 20:32:34) (良:1票) |
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【malvinas】さん [映画館(字幕)] 8点(2003-10-21 01:31:38) |
13.この作品結構好きです。カラーとモノクロのメリハリきいてて、ストーリーもわかりやすいし、なかなか良かった。トビー・マグワイアの7:3分けの髪が昔クサくていい。 【パンプキンパイ】さん 8点(2003-10-20 22:57:26) |
12. 原題“Pleasantville”をこの邦題にしたのは、巧いのかもしれない.時代の流れとともに、以前はタブーになっていたことがずいぶん開かれ清濁併せ呑む価値観にゆっくりと変わってきているのだと、「価値観の多様化」などと一言で括ると簡単に通り過ぎてしまいがちなことを、この映画で真剣に実感してしまった.そして T. マグワイアは観る側に不思議に安定感を与える人で、この魅力がキャラを立たせていて、適役だったと思う. 【シャリファ】さん 8点(2003-10-13 01:07:16) (良:1票) |
11.うむ!非常に知的で刺激的な現代寓話ですね。ハリウッドって何だかんだいってこういう奇想天外なアイデアをきちんと映画化しちゃうんだから、侮れん。あのモノクロのプレザントヴィルってところはまるで絵に描いたような「古き良きアメリカ」だけど、実はそれって白人(特に、いわゆるワスプ)にとってのものなんですよね(本来マーガレットの彼氏になるはずの、いかにもな白人の名前が「ホワイティ」というのが象徴的)。あそこには有色人種はいないし(後半で色のついた人々を「カラード」と呼んでいたのには笑った)、多分ゲイとかもいないはず(というか存在が無視されている)。そう考えると、後半街のカラー化を阻止しようとする人たちっていうのはアメリカの保守層(ゲイや有色人種、あるいは多様な文化を嫌う人々っていう意味での)の象徴なんじゃないかな。ま、色んな解釈・深読みが出来ると思うんですけどね。個人的には「ただ過去を懐かしむんじゃなくって、現在と未来を肯定していこうよ」っていうメッセージが込められている気がして、そういう意味では「クレヨンしんちゃん・モーレツオトナ帝国の逆襲」に通じるものがあるんじゃないか、と思ったりもしました(ただし「モーレツ~」は「決して良い事ばかりじゃないけど、それでも俺たちは生きていくんだ」という「苦味を伴った意思」があったのに対し、この作品はちょっと楽観的過ぎるかなっていう気もしますが)。それにしても、この作品を「ファミリー映画特集」にこそっと紛れ込ませたBS-NHKの映画担当の人は良いセンスしてるなー(BS-NHKでの映画のセレクトに関しては【おばちゃん】さんが「マーズアタック!」のところでも指摘されてますけど、ひょっとして同じ人なのかな?)。 【ぐるぐる】さん 8点(2003-10-11 19:53:27) |
10.コメディののりで見ていたらやられた!変われる自分でありたいけれども、変われない人々が抱く無知・恐怖心も理解出来る。 |
9.モノクロのままのトビーに、妹(だっけ?)が言った台詞。そのとおりかもしれない。私は果たしてカラーになれるだろうか。 【ひなた】さん 8点(2003-06-28 01:37:41) |
8.ラストちょい前で、ジョンアレン演じるママが、夫らとしみじみ人生を語るシーンが良かった。ほんとに何が起こるか分からないのが人生。でもだからこそ面白いし、希望も持てるんですよね。 【あい】さん 8点(2003-04-19 00:43:09) |
7.トビーは最初はマヌケなキャラクター。最近の作品での透明感を期待して見ると、「アレレ?」ってなっちゃうかも。でもフシギな電気屋さんの老人が出てきてテレビの中の世界に行っちゃってからは、だんだん「男前」になっていきます。ノスタルジーと、でも「周りがどうであれ自分は自分」という新しいメッセージの混ざり具合がほどよくて、キャストもGOOD。トビーってあんまり現代的な容姿ではないから、彼の起用もピッタリ、という感じでした。シナリオをよく思い出してみると案外りくつっぽいとこなきにしもあらずですが、演出がナチュラルで、すごく楽しく見ることが出来ました。 【おばちゃん】さん 8点(2003-03-21 01:26:03) |
6.良かったと思う。おもしろかった。世界が灰色に見えるとか、輝いて見えるとか、そんな感覚をファンタジーで見事にみせてくれて、僕は大満足。そして、人間には、今のままでいたいという思いと、変わりたいという思いが両方混在しているということ。松本大洋の「鉄コン筋クリート」もそうだけど、みんな必死にバランスとって生きてるんだよね。 【鉄コン筋クリ】さん 8点(2001-10-30 00:55:09) |
5.なかなかの設定で、こう言った作風は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を彷彿させました。ちょっと強引なスタート(リモコンの登場)と強引なラストは苦しいところもありますが、初々しい主人公の登場に惹き込まれて観てしまいました・・・っが!なんや!あの妹の活躍により、皆を禁断の世界に引きずり込むのはどうか?と。むしろ戒めを受けるのは妹の方だと思いつつ、やはりそれも羨ましく思いつつあなたも禁断の世界へ・・・ 【イマジン】さん 8点(2001-03-31 18:59:00) |