ばかのハコ船のシネマレビュー、評価、クチコミ、感想です。

Menu
 > 映画作品情報
 > 映画作品情報 ハ行
 > ばかのハコ船の口コミ・評価
 > (レビュー・クチコミ)

ばかのハコ船

[バカノハコブネ]
2002年上映時間:111分
平均点:6.75 / 10(Review 16人) (点数分布表示)
公開開始日(2003-04-26)
ドラマコメディ
新規登録(2004-07-17)【ぐるぐる】さん
タイトル情報更新(2012-03-09)【にじばぶ】さん
Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索
Twitterにて検索
ブログに映画情報を貼り付け
監督山下敦弘
キャスト山本浩司(俳優)(男優)酒井大輔
小寺智子(女優)島田久子
細江祐子(女優)小林マドカ(ヴェロニカ)
松江哲明(男優)酒井純
木野花(女優)酒井君江
笹野高史(男優)酒井正一
脚本山下敦弘
向井康介
音楽赤犬
撮影近藤龍人
制作向井康介
配給ビターズ・エンド
あらすじ
主人公酒井大輔は、恋人島田久子と共に健康飲料青汁ならぬ「あかじる」を売り出す事業を展開しようとするが、計画も甘いし本人もいい加減だし、なによりあかじるが「不味い」せいで大失敗。しょーがないので実家に帰って再起を狙うのだが、東京だろうと地方だろうとダメなもんはダメなんだな、これが。にっちもさっちもいかない中、昔の同級生や風俗嬢の元彼女と再会したりするんだが・・・何をやっても上手くいかない「21世紀のボニーとクライド(ホントかよ)」の、明日は、どっちだ?
ネタバレは非表示中です(ネタバレを表示にする)

【クチコミ・感想(8点検索)】[全部]

別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
>> お気に入りレビュワーのみ表示
>> 全レビュー表示

>> 改行なし表示
※ 「改行」や「ネタバレ」のデフォルト表示のカスタマイズは「カスタマイズ画面」でどうぞ
2.山下敦弘映画の役者面々が生み出す“間"に私はすっかり中毒です。ほんまおもろおかしい。そんな“間”の洪水の中、バカの箱舟に乗った二人が田舎を漂流、健康飲料「あかじる」でこの世を救わんとする、しかし不味い不味い「あかじる」など買って箱舟に乗り込もうとするバカはいるわけなくて、二人だけが無事バカのままでありました・・・って話ですかな。「あかじる」だけに赤とそれに対比された青が綺麗に画面に収まっているのが特徴的・・・父母の赤と青の服、赤と青の自転車、赤と青の煙草自販機、風俗店の赤いカーテンと男の青いパンツ。そしてヘリコプターの音とマンホールで上下を見せて、箱舟の上陸地点は下であることを示しているのですが、バカな二人はそれに気付かずラストシーンで下半身に身につけるパンストを頭から被らせることで、その上下の倒錯ぶりを描いているようでした。私の裁きは「おもろい」、です。
彦馬さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-07-30 21:37:11)(良:2票)
1.いきなり個人的な話から。かなり子供の頃からマンガやTVドラマ、つまりフィクション(ドラマツルギーのあり方)に対して猛烈な違和感を感じることがよくあった。勿論普通に面白がったり感動したりもしてはいたし、キャプラの作品なんかは大好きなのだけれども、極端な話ヒーローものとかを観ていても「そんな都合良くヒーローが現れて助けてなんかくれるもんか」と思ったりしていた。要するに「やなガキ」だったんだけどさ。カッコつけて言えば現実とフィクションのギャップに苛立ちを覚えていて、ご都合主義の話に対し「現実はそんな甘くねえぞチクショウ、現実ってのはもっとカッコ悪かったり、ショボかったり、間が悪かったり、思うようにいかなくて悲しくなっちゃうようなものなんだ!こんなんで現実逃避なんか出来るかガキだと思ってナメんな!」と思っていたんだな。・・・やっぱ「やなガキ」じゃん、俺。

さて、何故唐突にそんな話をしたかというと、この「ばかのハコ船」にはそういう現実の「カッコ悪かったり、ショボかったり、間が悪かったり思うようにいかなくて悲しくなっちゃう」要素がこれでもかとばかりにテンコ盛りだから。主人公はジコチュウでいい加減で計画性もないダメ男で、感情移入できるタイプではないので、多分万人ウケする作品ではないと思う。しかしこのダメ男が、やることなすこと全て裏目に出てドツボにはまっていく様は圧倒的に「リアル」で、誰しも思い当たる部分がある筈だ。こういうタイプの「リアリティー」は今まで、例えば文学やマンガなどの表現にはあったものの、映像表現ではまずなかった(特に90年代のトレンディードラマ等に於いてこの手のリアリティは巧みに隠蔽されていた。普通の会社員であるはずの登場人物がオシャレなマンションに住んでいても「どうやってこの部屋の家賃を払ってるんだ?」などと疑問に思った視聴者はほとんどいなかった筈だ)。

20代の山下監督は、前作のデビュー作「どんてん生活」でも同じようなテーマを扱っていたが、技術的にも洗練され、おそらく予算もアップしたであろう本作においてその資質をスポイルされるどころか、むしろますますシャープな切り口で「人間のリアル」を見せてくれている。最新作「リアリズムの宿」も楽しみだ。
ぐるぐるさん 8点(2004-07-21 21:59:36)(良:3票)
別のページへ(8点検索)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
1
マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 16人
平均点数 6.75点
000.00%
100.00%
216.25%
316.25%
400.00%
500.00%
616.25%
7956.25%
8212.50%
9212.50%
1000.00%

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人
chart

■ ヘルプ
© 1997 JTNEWS